わたしのブログ

わたしのブログ

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

PILOT1752

PILOT1752

Calendar

Favorite Blog

古代の東山道 おだずまジャーナルさん

写真素材として使っ… yamyamphotoさん
60からのお絵かき takanasubiさん
潜在意識と会話 warmheart21さん
名曲の森~ブログの… ポルカ21さん

Comments

PILOT1752 @ Re[1]:昭和からの遺言 倉本 聰著 双葉社(05/03) しぐれ茶屋おりくさん その通りですね。作…
しぐれ茶屋おりく @ Re:昭和からの遺言 倉本 聰著 双葉社(05/03) その通りですね。 作句の場合も先に詠ん…
PILOT1752 @ Re:東京都美術館でのウフィツイ美術館展 11月15日(11/15) ありがとうございました。メール故障で、…
PILOT1752 @ Re[1]:笹鳴句会 6月(06/20) しぐれ茶屋おりくさん >昨夜が通夜、本日…

Freepage List

2014.06.21
XML
カテゴリ: 書道
狂書伝 勝山海百合著 新潮社
書の革新派 懐素の狂草 酒興に乗じ、精神を開放して、自由奔放に筆を揮い、古い技法を破った 書かれる内容も王羲之は尺牘が主であるが、唐代には詩文が主
「この書の・・・狂の部分を、君はどう解釈するかね?」陳遷は、長机に広げられた巻物を食い入るように見いっている呉鴻史に尋ねた。見つめながら、跳ねるような、あるいは流れるような文字と一体になろうとしている気配があり、聞こえているのか不安になったが、書の道を究めようと学び始めた若い日の自分と重なるところもあり、黙っていた。我に返って体を起こすと、呉鴻史は言った。「狂は無意の境地。心の迸り(ほとばしり)ではないでしょうか」「そこに意(こころ)はないと?」「意はなく、しかし心はあるのではないでしょうか」「うむ。心(しん)と意(い)は別というわけだ」「無意であれば、その人物の経験や蓄積が露わになり、研鑚が身についてなければ、見苦しいわけです。巧まず優れるの境地に至ることはないでしょう」「祝允明は、どうだろう?」「有意だと思います。そのようにしようと、筆を動かしている----」「奇は正なり」「いま、なんと?」呉鴻史は聞き返した。「この字を、われわれは優れて美しいと思うが、正は奇ではない。奇が正となることもある、となれば、いやむしろ奇こそ正なのではないか」「・・・難しゅうございます」呉鴻史が答えると、陳遷はふと表情を和らげ、「よく考えて見なさい」と諭した。自然にいくつもの穴が開いた灰色の奇岩が配された庭の池で魚が跳ねる。(18頁)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.06.21 09:09:56
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: