2013年07月23日
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兵庫県立播磨中央公園たきのローンステージでのアリスのライブの思い出。
1979年4月30日Pm1時30分開演

後方芝生席まで満席の20000人をゆうに越える観客で埋まった客席は圧巻でした。
ここの会場の場所は神戸からでも大阪からでも遠く行くのに苦労する場所で、
神戸電鉄小野駅から臨時バスで行くか、JR(国鉄)加古川線滝野駅から歩くか、
コンサートツアーバスで行くか・・・車なら滝野・社インターから。
とにかく遠かった。

椅子席はブロック指定、芝生席は自由席でした。

1979年前半のアリスは明治製菓主催の「HAND IN HAND CONCERT」で全国の

その時のセットリストを基本に、この野外コンサートのセットリストは
組まれてました。
「HAND IN HAND CONCERT」は各会場で2組のゲストミュージシャンが出たので
実質アリスの演奏曲は13曲だけでした。

「HAND IN HAND CONCERT」と、この野外コンサートの大きな違いは
ホーンセクションが追加されたのと、ラテンナンバーの追加。
きんちゃんのティンパレスは「HAND IN HAND CONCERT」の時はなかった。

このコンサートの模様はラジオ関西でも放送され(1時間だけ)、
テレビではサンテレビで
ダイジェスト放映がありました。

イントロダクション


1曲目「今はもうだれも」
このオープニングは「HAND IN HAND CONCERT」と同じ。

2曲目「ジョニーの子守唄」

3曲目「スナイパー」
4曲目「つむじ風」

変わって、1979年夏のツアーでの「つむじ風」のホーンセクションの間奏が
導入されました。このアレンジのまま夏の全国ツアーの「つむじ風」は演奏されました。
そしてこの曲の時に10本ほどの白い炭酸ガスが噴射される舞台演出でした。
舞台セットはなぜか観葉植物に被われた南国のジャングルのイメージ?

5曲目「デラ」
これも「HAND IN HAND CONCERT」で歌われてましたが、サビをもう一度繰り返す
アレンジに変えて演奏されました。

6曲目「あなたがいるだけで」
この曲はきんちゃんの弾き語り。ライブで歌うのは関西では初披露だった。
(全国で初披露だったのかも知れない)

7曲目「走っておいで恋人よ」
山の中の野外ステージなので蜂が飛んできて、ちょっと盛り上がり、
この頃よくMCで話してた「砂の道」を歌ってる時にハエが顔に止まった話を。
「「♪あなたの匂いが私にはある〜」何か臭うのかしら?」と思われるってネタ。
客席も盛り上がってて手拍子が凄く早くなってちんぺいさんが笑ってしまって
曲を止めて仕切り直し。
客席は盛り上がってるけどこの日のPAは酷くて何度もハウっていて、特にこの曲の
ようなアコギだけの演奏の時のハウりが凄かった。
チンペイさんはPA卓を何度もきつい視線で見ていたのが怖かった。

8曲目「五年目の手紙」
この曲は1978年クリスマスコンサートからセットリスト入りして
「HAND IN HAND CONCERT」でも歌われ、この滝野からしばらくセットリスト入りは
しませんでした。

9曲目「誰もいない」
3人だけの演奏ではなくベースとオルガンも入ってました。
アコギ2本の音圧に比べEベースの音圧が強すぎてバランスが悪かった印象。

10曲目「冬の稲妻」
11曲目「涙の誓い」
この2曲の繋げ方は「HAND IN HAND CONCERT」とまったく同じアレンジでした。
この頃は「冬の稲妻」を短縮版にして「涙の誓い」はフルバージョンで演奏してました。今と反対です。「涙の誓い」の最後はやっぱり「♪オ〜オオ〜オ〜」の方が
いいな・・・。今は「♪オ〜オ〜イエェー」になってる。

12曲目「夢去りし街角」
レコード(スタジオ盤)と同じアレンジで聴くのはこの時が最初でした。
1978年12月のコンサートで未発表の新曲として演奏した時のアレンジは
イントロのブルースハープのリフがまったく違っていた。サビのハモリ方も
サビの女性コーラスもまったく違った。

13曲目「砂塵の彼方」
「砂塵の彼方」は1978年の初夏の二人のアリスツアーからセットリスト入りして
8/29、30、9/1の「栄光への脱出」から秋の全国ツアー、
そして1979年春の「HAND IN HAND CONCERT」ツアーからHOT JAM'79まで
セットリスト入りしました。
ただ、1978年クリスマスの東京、大阪、名古屋の3本だけセットリストから
はずれました。
この日も武道館ライブと同じく兵士が行進する音が流れ、
チンペイさんの詩の朗読で始まる演出でした。

14曲目「この空の下」
この時にMCで「空を見上げて下さい。この空がフランスやアメリカやインドに
繋がってると思うと…」という話をしてから歌い始めました。
HOT JAM'79での感動的なMCの構想がこの時に出来たんじゃないかと思います。

15曲目「遠くで汽笛を聞きながら」
1979年はスタジオ盤にほぼ忠実なアレンジで演奏したのは
春の「HAND IN HAND CONCERT」とこの滝野とHOT JAM'79まで。
夏のツアーからは静かにピアノから始まり間奏はブルースハープのバージョンです。この曲は極力、いじくらない方が好きなんだけど1979年夏ツアーのアレンジは
凄く感動しました。「限りなき挑戦」や「ALICE THE MOVIE 美しき絆」で
聴けるバージョンです。

16曲目「チャンピオン」
この曲の前にもハチがチンペイさんの股間に止まってちょいパニック^^;
そして、最後までMCでのウーハーのハウりが直らなかったと思う。
20000人以上も収容するような野外会場で後ろまで迫力ある音を届けるのは
まだ難しかった時代かな。音圧が低い野外ライブはよくあったけど・・・
1980年、81年頃から急激にPAシステムの進化があったように思う。
1982年西宮スタジアム、西武球場でのQUEENのライブは野外とは思えないほどの
クオリティの高い音質で楽しめたのを覚えてます。

この滝野ローンステージでアリスは3年連続でコンサートをしますが、
翌年の時は音質もかなり良くなったと思う。
3年目は大雨の中だったので音質どころじゃなかったように思うけど^^;

17曲目アンコール「美しき絆」
シングルバージョンでの演奏。このシングルは販売されずに明治チョコレートの
包み紙を200円分を送って12000名にプレゼントでした。
「ALICE VII」のラスト曲にアルバムバージョンが収録されてからは、この時の
バージョンでは演奏される事はなくなりました。
「ALICE VII」バージョンが12月にはシングルカットされたし・・。

チケットとブロック別に色分けされたアクリル製のワッペン。
自分はAブロックだったので赤色。
このチケット発売の時に一悶着あって・・・
上手側からAブロック、Bブロック、Cブロック・・・とあって、
べーやん側の前方ブロックのAブロックのチケットが取れたんだけど,
ブロック指定席が即完売したため追加席でKブロックなるものが発売された。
それは本来、一番前ブロックのはずのA,B,Cブロックのさらに前にパイプ椅子で
新たにブロックを設定。
そしてワッペンも黒!黒が欲しかった^^;
徹夜して早くから並んで買った人たちはA,B,Cブロックを前だと思って買ったのに
当日、行ってみるとKブロックが一番前...。
何かみんな怒ってたなぁ^^ 懐かしい思い出。
アリス 滝野1.jpg


この雑誌はこの野外コンサートを主催したダイエー系列のジーンズショップが
情報誌も発売してました。もちろん関西限定っていうか、神戸と大阪限定だった
ような・・・。このJointと神戸のハタケヤマ・アート・ディレクションが
協力で開催。
この情報誌、当時にしたら500円はめちゃ高いと思う。
あの分厚い「MUSIC LIFE」も、たしか500円の時代だし・・・
アリス 滝野2.jpg

アリス 滝野3.jpg

観葉植物に囲まれた何か不思議な感じの舞台セット。
アリス 滝野4.jpg

椅子席もギュウギュウだけど、芝生席もギュウギュウ詰めだったらしい。
この写真を見ても詰め込めるだけ詰め込んだ感がある^^;
帰りの臨時バスに乗るのに何時間並んだことか・・・
アリス 滝野5.jpg

これが「美しき絆 Hand in Hand」のシングルプレゼントのチラシ。
アリス 美しき絆.jpg





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最終更新日  2019年06月13日 17時24分21秒
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