2014年05月09日
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カテゴリ: 映画
日野日出志さんの初期の代表作の1つ。
「日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場」として6作品を実写映画化したうちの1作です。
この漫画も小学生の頃から好きでした。
子供の頃から漫画をほとんど読む事がなかったけど、唯一と言っていいほど
日野日出志さんの漫画だけは買って読んでました。
タブーとされてるものを取り上げる事も多くて子供ながらに新作が出る度に
ワクワクしてました。
この作品は日野さんの作品の中ではどぎつい物ではないけど、
じわじわ来る恐怖を楽しめます。


その妻で第一子を妊娠してる役の有坂来瞳さん
俳優としての役に上地雄輔さんも出ています。

わたしの赤ちゃん

映画脚本家の梅木は生まれてくる子供ためにも苦手なホラー映画の脚本を引き受けた。
しかし、もとよりホラーには興味がなかった梅木はアイデアが浮かんでこない。
映画監督やプロデューサーにもダメだしを何度もくらい悩んでいた。
ある日、妻の付き添いで産婦人科に行ったときに壁に貼ってある卵から胎児までのイラストの
ポスターを見つける。
そこで、脚本のアイデアが浮かぶ
胎児の成長過程で異変が起こり人間の子供としての進化が止まってしまい
爬虫類としてこの世に産まれて来るストーリー。
映画監督もプロデューサーも気に入ってすぐに撮影が始まる。
わたしの赤ちゃん
わたしの赤ちゃん


妻が実家に戻ってそっちで子供を産む事になり帰っていく。
梅木の脚本の撮影は進んでいる。
わたしの赤ちゃん

妻の実家から電話がかかってきて元気な子供が産まれたと報告をうける。
妻の父親は「3150g!元気いっぱいだよ!」と歓びの声をあげている。
梅木は急いで実家に愛犬もつれて車を飛ばす。

2階に上がるとベビーベッドがあった。覗き込むと赤ちゃんはいない。
ベビーベッドの縁にヌルヌルドロドロの透明な液体が付着している。

物音がする方へ梅木は誘われる向かうとキッチンの床に爬虫類と人間の間の子の姿が。
その子供が雄叫びをあげると慌てて逃げ出す。
わたしの赤ちゃん

妻と両親が帰ってくる。妻も両親もその子供を普通に可愛がっている。
妻の父親は「爬太郎(はたろう)」にしようとはしゃいでいる。
妻の父親は皿いっぱいの生の豚肉を持って「これをあげてくるよ」と・・
自分が書いてる脚本と同じようになっていく。

ある日、連れて来てた愛犬のタロウがその爬虫類と人間の間の子に食べられてしまう。
梅木はその子供を殺そうと考えはじめる。
わたしの赤ちゃん 6.jpg
わたしの赤ちゃん

ストーリーはこんな感じですが・・・
梅木の頭の中での想像の世界と現実の境目が不確かになっていき、
妄想の中の気怠い空間を感じさせてくれる。
日野日出志ファンとしては満足な実写化でした。
どの作品もなかなか良く出来てます。
原作と設定を大幅に変えてる作品も何作かありますが、映画版として新たに楽しむので
気にはならない。

この「日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場」の6作は
「怪奇!死人少女」
「わたしの赤ちゃん」
「地獄小僧」
「爛れた家「蔵六の奇病」」
「恐怖列車」
「オカルト探偵団 死人形の墓場」


自分的には「毒虫小僧」「赤い蛇」「まだらの卵」とかが特に好きだけど、
実写化はかなり難しそうな物ばかりだから・・・
「死霊の数え唄」とかも好きだったなぁ

わたしの赤ちゃん

わたしの赤ちゃん

日野日出志





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最終更新日  2019年06月17日 00時48分25秒


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