2016年08月29日
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森進一さんのコンサート行って来ました!
森さんの生のコンサートを観るのは10年以上ぶりです。
昨年、50周年を迎え、一区切りをつけ今年から新たに51年目のスタートなので
どうしても観ておきたい聴いておきたいと思いチケットを取りました。

約10年振りの森さんのコンサート。
文句なしに最高でした!!!
声量も表現力もまったく衰える事なく以前よりも感動できたように思います。
PAの音質も素晴しく、10人編成のバンドの全ての楽器がクリアに聞こえ、
何より、森さんの声がダイレクトに伝わってくる素晴しい音響スタッフだと思いました。

引き込まれました。
照明はたとえ地明りだけだったとしても、森さんの歌唱だけで舞台が映えるように思えるほど、
素晴しい歌声でした。

<セットリスト>

第一部
1曲目「襟裳岬」1974年1月
2曲目「冬のリヴィエラ」1982年11月
mc
3曲目「あるがままに生きる」2015年6月
4曲目「月のエレジー」2013年4月発売「情炎 」のカップリング曲
mc

6曲目「吾亦紅」 2007年すぎもとまさとさんのカバー
mc
7曲目「ネオンごころ」 1968年「年上の女」のB面
8曲目「私の恋」 2016年6月

ゲスト 矢吹春佳さん

10曲目「恋情話」 1995年デビュー曲 2015年再発


第ニ部
11曲目「女のためいき」 1966年6月デビュー曲
12曲目「盛り場ブル-ス」 1967年12月
13曲目「命かれても」   1967年9月 
14曲目「ひとり酒場で」  1968年7月
15曲目「港町ブル-ス」  1969年4月
16曲目「それは恋」   1981年11月
17曲目「ゆうすげの恋」  1986年7月
18曲目「銀座の女」   1970年9月
19曲目「望郷」     1970年12月
20曲目「北の蛍」    1984年8月
21曲目「おふくろさん」 1971年5月
22曲目「私の恋」    2016年6月

アンコール
23曲目「東京物語」  1977年10月
24曲目「恋月夜」    1980年8月


オープニング「襟裳岬」のイントロ1発目のトランペットのロングトーンとドラムのフィルインは
生で聴くと毎回、鳥肌です。めちゃくちゃカッコいいイントロです!
歌い出し「♪北の街ではもう 悲しみを暖炉で」と聴いただけで、生のボカールのパワーが迫ってきて
10年前と何も変わりなく最高のライブになると即、確信しました。

今回のセットリストはなかなかマニアックな部分もあって、
これまで森さんのライブは10回以上行ってるけど、一番楽しめたかも知れない。
そりゃ聴きたい曲は山ほどあるけど、100曲以上シングル出してるし、アルバムやB面曲も入れると
膨大すぎて選曲するだけで大変そうです。

メドレーにする事もなく、フルコーラス歌った曲も多かった。
ワンハーフにまで短縮する曲も1曲もなかったのが良かった。
各曲、じっくりとその曲の良さが伝わる長さできっちり歌ってくれたのもうれしかった。

森進一さん自身の作詞作曲「あるがままに生きる」を生で聴いた時は凄い感動でした。
この曲はもっと世に出てほしい曲。
ただ、この曲で客席降りは避けてほしかった。(2コーラス目からだったけど)
じっくりと舞台の上で最後まで歌うのを聴きたかった。
客席降りは「港町ブル-ス」とか「私の恋」がいいと思う。

超鳥肌になったのは4曲目「月のエレジー」!
この曲を生で聴けるなんて思ってもなかったのでびっくりでした。
2013年発売シングル「情炎」のカップリング曲でめちゃくちゃ好きな曲だったので
セットリスト入りしたのは奇跡のように感動でした。
この曲も舞台の上でじっくり聴かせてほしかった。生で聴けただけで最高なのですが…

5曲目と6曲目はカバー曲です。
できるだけオリジナルを聴きたいのですが、この2曲は森さんの声で聴くと更に曲の良さが
伝わってきて良かった。

次のびっくりで鳥肌だったのは7曲目「ネオンごころ」!!
「年上の女」のB面に収録されてた曲ですが、生で聴けて感激です。
ド演歌のこの曲は演奏も素晴しかった!

新曲「私の恋」は一部と二部で2回歌われました。
歌謡曲のライブは、その時の新曲を2回歌うのは普通によくあります。
この曲は手拍子ものでノリの良い演歌曲。ライブで盛り上がる曲でした。

ゲストの矢吹春佳さんはデビュー曲と4枚目のシングルをカップリングして再発売したそうです。
1995年デビュー、2002年〜2015年まで休業してて新たに活動再開された所。
歌声にイヤミもなく聴きやすくなかなか良かった。

第ニ部はデビュー曲からスタートでした。
60年代のヒット曲を5曲連続で歌う構成も少しびっくり。
60年代の曲が多くセットリスト入りする構成だったので、70年代の超名曲の数々はかなり削られた印象。
「冬の旅」「くちべに怨歌」「湯けむりの町」「さらば友よ」「さざんか」「雨の桟橋」
「女がひとり」「ああ人恋し」「故郷」…など、挙げればきりがない。
季節感を考えての選曲かも知れないけど「冬の旅」「さざんか」「雨の桟橋」「故郷」は特に
聴きたかった。

そして1980年代の超名曲の数々もかなりセットリスト入りしなかった。
絶対に聴きたい「命あたえて」や「冬桜」「きみよ荒野へ」もまた聴きたい。

90年代の曲なら絶対に「悲しみの器」! これは文句なしの名曲。
昔、ライブでよく聴いた「ひとすじの白い道」「うさぎ」「夏子ひとり」なんかも生でまた聴きたい。

第ニ部で特に感動したのは「北の蛍」と「ゆうすげの恋」の2曲!
この2曲は凄かった!「それは恋」ももちろん良かったけど、次が「ゆうすげの恋」だったので、
「ゆうすげの恋」の方が印象に強く残ってしまう。

「銀座の女」「望郷」は1970年シングル発売順に続けて歌われたのも良かった。
「銀座の女」は生で聴いた事なかったような気がする。
「望郷」はよくセットリストに入っていた印象。

「北の蛍」はいつ聴いても強烈です。名曲中の名曲!森さんの歌の上手さがグイグイ伝わってくる。
ただイントロでEギターがキメのフレーズをミスったのはちょっと残念だった。
PAが素晴しく各楽器の音のツブが立ってて、少しのミストーンも凄く分かるし、
自信なさげなフレーズなんかはすぐに分かってしまう^^;
音が良すぎるのも緊張感が増してしまう^^
でも、今日の指揮、バンドの演奏は素晴しかった!
森さんの歌唱に寄り添うように強弱やテンポ感もまったく違和感なかった。

「おふくろさん」もやっぱり生で聴くと胸も目頭も熱くなった。

アンコールの「東京物語」「恋月夜」の2曲はロックナンバー。
客席も総立ち!その上、みんな舞台の前に押し寄せて行く。
オールスタンディングのメタルのライブのような密集度^^;
ダイブやモッシュはもちろん誰もしていませんが・・・。
このアップテンポの2曲を20曲歌った最後に軽々と歌い上げる森さんは凄かった。
「恋月夜」なんかは、ずっとツイスト踊りながら歌ってたし。
この2曲、歌ってみたらわかるけど、男ならキーは凄く高いし難しい曲です。
森さんは全曲、オリジナルキーで歌ってたと思う。
キーを下げて歌ってる曲はなかったように思う。凄い事です!
ただでさえ森さんの曲は音域が異常に広くて高音は強烈な高さまで出せないと歌えない。
メタルのハイトーン域に近い所まで普通にメロディにあるのが凄い。
そして上だけじゃなく低音もしっかり出せないと歌えない曲だらけです。
森さんがどの曲も軽々と歌うので簡単な楽曲のように思いますが、
これはオリジナルキーで歌ってみないとわからない。ほとんどの曲が難曲です。
「命あたえて」「北の螢」なんてプロの歌手のカバーや歌自慢の素人が歌ったのを
いろいろ聴いてるけど、森さんレベルで歌ってるのを聴いた事は一度もないような・・・。

今日、改めて森進一さんのボーカル力の凄まじさを実感できて良かった。

これからは出来るだけ、森さんのライブに行く事になりそうです。
生で聴かないと、あの凄さは分からない。





パンフレットの発売がなかったので、記念に来年のカレンダーを買いました。





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最終更新日  2019年06月15日 08時06分16秒
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