2018年04月07日
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谷村新司さんのリサイタル初日に行ってきました!
毎年、恒例になった東京の国立劇場・大劇場でのリサイタル。

今年のセットリストは、最近の20年のソロコンサートの中では確実に最高中の最高でした!
1970年代〜80年代前半、アリスと同時進行で制作されていた頃のソロアルバムからの楽曲が多く、
驚きと感動で胸が熱くなった。
毎年、ちんぺいさんのコンサートには必ず何度か行って、毎回、感動して満足していましたが、
今年は感動の大きさが違いすぎた。
90年代以降からファンになった人は知らない曲が多かったかも知れないけど、その中でも
マニアックなファンなら全曲知ってる曲のはず。


とにかく、ソロコンサートはアリス活動停止後の1982年増上寺でのちんぺいさんのコンサートから
ずっと観てきてるけど、ベスト5に入る素晴らしいコンサートでした。
(細かく言うと1979年アダモとのジョイントコンサートが初めてのソロでのステージ。それも観てます)

かなり珍しいセットリストだったので、知りたくない人はこれ以上は見ない方がいい。



ネタバレあり





イントロダクションの美しい曲が演奏され、ピアノのみで「昴」の前奏。
そして、ちんぺいさんは、花道スッポンから登場。
かなり、静かにアレンジされた「昴」から始まりました。

 レア度(貴重度)(★〜★★★★★)

1曲目「昴」(別バージョン)           ★★

3曲目「終着駅」            ★★★★★  1980年6thアルバム「昴」A面2曲目
4曲目「引き潮」          ★★★★     1976年3rdアルバム「引き潮」A面1曲目
5曲目「陽はまた昇る」       ★               1979年5thアルバム「喝采」B面1曲目&シングルカット
6曲目「ラ・カルナバル」         ★★★★★   1980年「ALICE VIII」A面1曲目
7曲目「遠くで汽笛を聞きながら」  ★★ 1976年「ALICE V」A面2曲目


〈2部 〉
イントロダクション ラヴェル「ボレロ」
9曲目「喝采」           ★★★★     1979年5thアルバム「喝采」A面1曲目
10曲目「モーニングコール」   ★★            1984年10thアルバム「抱擁」A面5曲目
11曲目「真夜中のピンボール」  ★★★★★   1979年5thアルバム「喝采」A面3曲目
12曲目「流行の女達」      ★★★         1984年11thアルバム「棘」A面4曲目
13曲目「忘れていいの」     ★      1984年10thアルバム「抱擁」B面2曲目
14曲目「輪舞-ロンド-」    ★★★★★ 1989年16thアルバム「輪舞-ロンド-」6曲目
15曲目「冬の嵐」        ★★★★ 1977年4thアルバム「黒い鷲」A面3曲目
16曲目「Keep On!」       ★★    2017年シングル
17曲目「残照」         ★★★★★ 1980年6thアルバム「昴」B面3曲目
18曲目「いい日旅立ち」           (山口百恵さんへの提供曲)
19曲目「チャンピオン」         1978年アリスEPのソロアレンジバージョン
20曲目「昴」              1980年6thアルバム「昴」B面4曲目&シングル

21曲目「サクラサク」          2015年アルバム「NIHON~ハレバレ~」4曲目
22曲目「サライ」               テレビ番組企画曲


「Runnin' On」と「終着駅」は、びっくりでした。二度と生で聴くことは出来ないと思ってた曲。
アレンジも大きく変えずに、オリジナルに近いアレンジで鳥肌でした。
「Runnin' On」は「スコットランド・ザ・ブレイブ」を少し入れ込んでました。

「引き潮」は、何度かセットリストに入ってましたが、今回の「引き潮」が特に鳥肌だったのは、
ギターのフレーズがオリジナルをほぼ忠実に再現してくれた事!キーは違ってるけど、
イントロのギターソロも間奏ソロも曲中のオブリもオリジナルの空気感そのもの。
ピアノのオブリもほぼオリジナルの響きをそのままに感じさせてくれた。
「BLACK & BLUE ツアー」などでセットリストに入った時は、オリジナルの空気感は
ほとんどなくなってた演奏でした。それでも、セットリストに入るだけでうれしかったのですが、
今回の「引き潮」は、「エンドレスロード」でのライブバージョンに匹敵するバージョンです。
「ラ・カルナバル」はソロのステージで歌うとは思ってなかったのでびっくり。
「♪ア〜ヤヤヤ〜」のパートを観客がまず練習して、大合唱でした。

「さらば青春の時」を聴くと、「エンドレスロード」のエンディグを思い出す。
子供ながらに本当にカッコ良いと思って感動しまくりでした。
神戸と大阪で観た「エンドレスロード」は、一番の宝物かも知れない。

第二部は、ラヴェルの「ボレロ」の演奏から始まって「喝采」に!
この曲は約40年の間に何度かセットリストに入ったけど、かなりレアな選曲だと思う。
たしか1982年「ONE AND ONLY」ツアーでいきなりセットリスト入りしたと記憶してる。
その前に1979年アダモとのジョイントコンサートでも歌ってくれました。(企画物ライブ)

「真夜中のピンボール」も1979年アダモとのジョイントコンサートで歌ってくれました。
あの時は超名曲「Left Alone」が聴けたのも大きかった!

「輪舞-ロンド-」もかなり久しぶりにセットリスト入り!
「輪舞-ロンド-」のアルバムからは「秋のホテル」「愚かしく美しく」「アデュー巴里」の
3曲は、「輪舞」のアルバムのツアー以降も何度かセットリスト入りしてましたが、
このタイトル曲がセットリスト入りするのはかなり珍しい。
ほんとに良い曲なんで、これからも歌ってほしい。
このアルバムなら「追憶」「10年前」「約束の"パレット"」「戀」の4曲が特に好きな曲ですが、
セットリスト入りすることは、もうなさそう。

「冬の嵐」も久しぶりです。
この曲は1978年春ツアー、夏の武道館、1978年秋ツアーのアリスのコンサートで歌われてました。
1977年12月の「トワイライトタイム ツアー」では「黒い鷲」からは「スナイパー」のみが
セットリストに入りました。この時は「砂の道」をラスト間近かに歌っていました。
ベーヤンのソロ曲「老人」がアリスのコンサートのセットリスト入りしたのも、
この「トワイライトタイム ツアー」から。
アリス1978年春ツアーまで「老人」はセットリスト入っていました。
(その他、珍しい所ではベーヤンのソロ曲「君がいるから」も1978年春ツアーではセットリスト入り)
(「トワイライトタイム ツアー」では、「ラストチャンス」と「ハートブレイク」がこの時のみセットリスト入りしました。それ以降は一度も歌われた事はない)

「冬の嵐」と言えば、前にも書いたけど、1990年代のツアーでは、
アコーディオンの静かなイントロ中にちんぺいさんが咳き込むという演出してて、
観客をドキッとさせ集中させていました。

「残照」もかなり久しぶりに生で聴けました。
この曲を歌う前のMCも感動的で胸が熱くなった。

アルバム「昴」からの楽曲を多くセットリストにいれていたので、
アンコールラストが「この世が終わるとき(When The World Ends)」だったら、
マニアックなファンが鳥肌立ちまくりで会場を後にすることになったかも。
自分的にはアルバム「引き潮」のラスト曲「青空」をラストに歌ってくれたりしたら
多分、ツアー全公演観に行くかも知れない。

今日から始まったアリスのヤングタウンを聴いてからブログ書き始めた。
毎週、金曜日が楽しみな1年間になりそうです。
学生の頃、金曜日の夜が待ち遠しかった事を思い出す。
今日、ちんぺいさんがMCでアリス3人でラジオ番組やった事なかったって言ってましたが、
「HAND IN HAND ミュージックスペシャル」は1年間、アリスの3人でDJしてました。
第一回目の放送から最終回まで全てカセットテープに録音して今でも大切に持っています。
この番組があったので、1979年春の「ALICE HAND IN HAND Concert Tour」に
繋がってる。明治製菓がスポンサーで「美しき絆」の、オリジナルバージョンを製作。
B面は明治チョコレートデラックスのCM曲「デラ」でした。
「ALICE VII」に収録されてる「美しき絆」は2回目のレコーディングバージョン。
アレンジに関しては絶対に最初のバージョンの方が好きでした。
1979年春ツアーでのみ、そのアレンジで演奏されました。
あの時はゲストだったシグナルや岸田智史さんも一緒に「美しき絆」を歌ったと思う。

セットリストに感動しすぎて、ライティングや装置のチェックがあまりできなかった。
客席降りはなかった。毎回、降りなくてもいいとは思う。
客席から登場したので一番驚いたのは、1977年エンドレスロードの「引き潮」
下手中ほどの扉からちんぺいさんが登場!1コーラスを客席で2コーラス目を舞台に上がって歌い、
アウトロで上手袖に引っ込むと、今度はロングコートを羽織って「ハーバーライト」を
歌い始める。めちゃくちゃシブかった!「ハーバー・ライト(港の灯)」も
いつか、またセットリスト入りするのを期待。(マッチを摺る音がめちゃくちゃカッコ良い!)
アリスでも1975〜76年頃はよくセットリストに入ってた名曲「サンセット(蒼い夕日)」も忘れずに
いつか歌ってほしい・・・・。
「ラ・カルナバル」の代わりに「サンセット(蒼い夕日)」だったら、もっとマニアックに^^:

今回のレアな選曲の楽曲を、セルフカバーアルバムとしてレコーディングして6月に発売するそうです。
「Runnin' On」「終着駅」「引き潮」「真夜中のピンボール」「喝采」「輪舞」「冬の嵐」は
収録されるのだろうか。今回、セットリストに入ってないレアな隠れた名曲もレコーディングしてほしい。
「海猫」からなら「砂の道」以外なら何でもいい。「砂の道」は唯一、よく歌われる曲なので。
アルバム「喝采」からなら、八代亜紀さんもライブでフルコーラスカバーした「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」なんかも改めて歌ってほしいかも。
アルバム「黒い鷲」からなら、どの曲でも良い。三善英史さんがカバーした「バイ・バイ」や
「シェナンドー河に捧ぐ」なども一度もライブで歌ってくれた事がないので聴いてみたい。
タイトル曲「黒い鷲」も一度でいいので、フルコーラス、ライブで聴いてみたい。

六本木で泊まったホテルの窓から東京タワーが見えてた。夜と昼





前日の夜は友人5人できんちゃんの店に。
ALICE IIIの告知チラシにサインをもらった。


ちょっと珍しい写真。ALICE IVのレコーディング風景


1973年春アリス





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最終更新日  2019年06月13日 16時07分23秒
[ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透)] カテゴリの最新記事


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