2019年02月02日
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1982年のライブを収録した水前寺清子さんの2枚組ライブ盤です。
アナログをCDに焼いて、PCに取り込もうと前から思ってたけど、
なかなか出来ずに、やっと2枚組のレコードをiTunesに入れられた。
これからは、いつでも聴ける^^

水前寺さんのライブ盤はこれで3種類になった。
1970年「素晴らしい冒険 チータ!」
1975年「水前寺清子オンステージ1975」
1982年「水前寺清子 リサイタル 演歌・人生・応援歌」

ジャケットは見開きWジャケットです。





1982年10月13日 郵便貯金ホールで開催されたリサイタルです。
この時、チータはデビュー18年目。それでこの公演が初リサイタルだそうです・・・。
リサイタルの定義が曖昧でよくわからないけど、それまでのライブは何なんだろ?
コンサート、ワンマンショー・・・何が違うのか・・・。
森進一さんもコンサートとリサイタルの2種類を使い分けてるけど、
森さんのも違いがいまいち分からない^^;

18年も舞台に立ち続けているチータが、
「今日は初リサイタルなので、初めてこんなにドキドキ…緊張して、デビューの時以上に
 緊張してしまって…」本当に緊張してるようで、1970年のライブ盤と何が違うんだろ??って
1975年のライブは第一部「おひかえなすって!姉ちゃん仁義」という芝居^^;で
2部が「これが艶歌だ!」です。この2部の部分だけがライブ盤で発売になっています。


Disc 1
A面
1曲目「オープニング」
2曲目「涙を抱いた渡り鳥」
3曲目「いっぽんどっこの唄」

5曲目「命知らずにゃ敵がない」
6曲目「男でよいしょ」
7曲目「東京でだめなら」
8曲目「大勝負」

B面
1曲目「なごり雪」
2曲目「あなたの心に」
3曲目「そっとおやすみ」
4曲目「港町・涙町・別れ町」
5曲目「風雪ながれ旅」
6曲目「君は青空を見たか」
7曲目「三百六十五歩のマーチ」


Disc 2
A面
1曲目「有明の海」
2曲目「五木の子守歌」
3曲目「ねんがら子守歌」
4曲目「戦友」
5曲目「お父さん」
6曲目「いつでも君は」

B面
1曲目「鬼面児」
2曲目「肥後の駒下駄」
3曲目「ああ男なら男なら」
4曲目「押してもだめならひいてみな」
5曲目「1+1の音頭」
6曲目「あゝ恋唄」
7曲目「昭和艶歌」
8曲目「昭和放浪記」
9曲目「命坂」
10曲目「艶歌」
11曲目「涙を抱いた渡り鳥」

ベスト盤や他のライブ盤やコンサートでも定番な曲も多いのですが、
貴重なライブバージョンもかなり多く収録されてます。
まず、このリサイタルの時点で一番新しいシングル「命坂」がフルバージョン聴けるのは大きい!
「命坂」の一つ前のシングル「有明の海」もフルバージョンで聴けます!これもかなり貴重。
1979年発売の「昭和艶歌」はワンコーラスだけなのが痛い。これはせめて2番まで聴きたい曲。

「鬼面児」と「肥後の駒下駄」のライブバージョンが聴けるのもかなり貴重。

Disc 1のB面は7曲中、5曲がカバー曲なのが勿体無い。
このリサイタルの時点で水前寺さんはシングルを86枚も出してるのに・・カバーなんか歌ってる
場合じゃないのに・・^^;
そんなカバー曲よりも良い曲が山ほどあるのにって思ってしまう。
カバーの中だと「あなたの心に」と「そっとおやすみ」の2曲は水前寺さんの新しい部分が
感じられて良いとは思う。
「あなたの心に」は中山千夏さんの曲、「そっとおやすみ」は布施明さんの曲です。

「命坂」「艶歌」に負けないくらいに感動するのはDisc 1のB面6曲目の「君は青空を見たか」です。この曲は1975年ライブ盤にも収録されていますが、1982年版の方が、しっとりと
情感豊かに歌われています。ガッツリと声を張ったバージョンなら1975年版ですが。

Disc 2 A面は、父親の思い出をストーリー調に構成されています。
1976年発売の「お父さん」を軸にして感動的な内容になっています。
「お父さん」の後、MCに続いて歌われる「いつでも君は」も感動的です。
1コーラス目はアコギのアルペジオのみで、フリーテンポ気味に静かに歌い出し、
そしてストリングスだけが重なってきて次第に音が厚くなっていくアレンジも素晴らしい。
2コーラス目からはスタジオバージョンに近くなりますが、かなりジャジーにアレンジされてる。
スイングしまくりです。
この「いつでも君は」は絶品です!

「押してもだめならひいてみな」から「1+1の音頭」に繋がる構成も自分は凄く気に入ってます。
「1+1の音頭」みたいな簡単そうな曲が、水前寺さんの強烈な歌唱力をより実感できます。
いつ聴いても水前寺さんの歌唱力や表現力は最高レベルです。
「あゝ恋唄」のライブバージョンも貴重です。
この曲は前にも書いたけど、イントロが「チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1」風です。
スタジオバージョンは「風」でしたが、このライブバージョンはモロにチャイコフスキー^^;
「いっぽんどっこの歌」と「どうどうどっこの歌」は他のライブ盤にも入ってますが、
「にんげんどっこの唄」は一度もライブ盤に収録されてません。

RCAに移籍して2年目のライブ盤なので、RCA移籍後のシングルは全曲歌ってほしかった。
収録されたのは「有明けの海」と「命坂」は収録されましたが、
移籍第一弾の「さすらい情話」が入ってないのが解せない。
ライブでは歌っていて、ライブ盤になる時にカットされたのかも知れないけど・・・。
「さすらい情話」のB面「風を超える日」がもっと好きな曲で、
「風を超える日」のライブ盤が聴けたら最高だったのになあ。

水前寺さんの事を書くとどんどん長くなるので・・・この辺で。
このライブ盤もリマスターしてCD化してほしい。

裏ジャケ


ブックレット歌詞カード









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最終更新日  2019年06月15日 04時06分34秒
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