2022年01月28日
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カテゴリ: シャンソン
アダモが1973年に発売したシングル盤。
1972年来日時に熱心で上品な日本のファンに魅了され作った曲。





A面「ユリコ」
3拍子の叙情的な美しい楽曲です。
サビは日本語です。
「♪サヨナラ サヨナラ 恋人よ  サヨナラ サヨナラ また会いましょ」

タイトルを「ユリコ」にしたのは、ファンにサインする時に書く名前が「ユリコ」が一番多かったとか。
日本の風景なども歌詞に盛り込まれています。
「後楽園のゆりとシクラメンに囲まれて 白い日傘の下で夢を見にいくのかい」


1974年に来日した時に収録されたライブ盤「アダモ ライブ’74」でライブバージョンが聴けます。






B面「ブルー・ジーン’73」
この曲は1968年に日本でシングル発売され大ヒットした曲の73年バージョン。
日本の歌手が数え切れないほど、この曲をカバーしています。
ブルースロックな渋い曲です。
カバーの中で今、まず頭に浮かぶ印象的なバージョンは
1970年発売の水前寺清子さんのライブ盤「素晴らしい冒険 チータ!」です。
訳詞の種類はいっぱいあります。
水前寺さんバージョンは
「♪悪い噂の〜あいつはご機嫌 どこへゆくにも 汚れた革ジャン
  ジーパンひとつで 王様気取り 人の目なんて気にもとめない」

一番カッコよく思える。

次に頭に浮かぶのは山本リンダさんのバージョン
「♪ブルージン穿いて 街を歩くの 私の背中に口笛が飛ぶ
  腰のあたりをちょいと揺すれば 男が騒ぐ ちょっとイイ気分」
歌詞の世界は「どうにもとまらない」「狂わせたいの」「じんじんさせて」「狙いうち」路線。


宝塚歌劇でもこの曲はよく歌われ、男役としてカッコよく歌いこなすのがひとつのステイタスのようにも
思えた。アダモの楽曲はかなり多くカバーされています。
その中でも一番グッと胸にくるのは那智わたるさんのスタジーレコーディングバージョン。
かなり静かめな渋いブルースにアレンジされています。
「♪俺は自由で 気まま暮らしさ 俺たちはゆく ブルージン穿いて
  若いおいらよ 幸せ者よ 革ジャン小粋に いかすじゃないか
  街の奴らみんな冷たく笑うけど 構うことはない 恥ずかしかないさ
  俺の心がわかっちゃいねえのか 希望に燃えた夢がある俺さ」

汀夏子さんの癖のあるカッコいい歌唱も素晴らしかった。退団後のライブアルバムだったかな。






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最終更新日  2022年01月28日 03時18分54秒


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