2022年09月21日
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荒井由実さんの「14番目の月」を久々にアナログ盤で聴いた。
今日は帰って来てから映画3本観て、アルバム2枚聴いた。
映画は最初に「ハリーの災難」をBlu-rayリマスター盤で観て、
次にクロード・フランソワの伝記映画「最後のマイ・ウェイ」をBlu-rayで観て、
ルチオ・フルチ監督の名作「墓地裏の家」の最新リマスターをBlu-rayで鑑賞。その後、
Bump of Chickenの「The Living dead」を聴いて、最後に「14番目の月」を聴いた。

「14番目の月」はアルバム通してあまり聴くことがない方かも知れない。
単曲で聴く曲は多く入ってるアルバムではあるのですが。

このアルバムを初めて聴いた時はまだ小学生だったけど、ジャケットの印象もあって

プロデューサーがこのアルバムから松任谷正隆さんになったからなのだろうか。
(編曲に関しては2ndアルバムから全て正隆さんが担当していました)
1976年ならもうアリスのコンサートには何度も通い始め、アリス自体も
「ALICE V」を発売して、より充実してきてチケットもかなり取りにくくなってきた頃。






A面
1曲目「さざ波」
2曲目「14番目の月」
3曲目「さみしさのゆくえ」
4曲目「朝陽の中で微笑んで」
5曲目「中央フリーウェイ」


B面

2曲目「天気雨」
3曲目「避暑地の出来事」
4曲目「Good luck and Good bye」
5曲目「晩夏 (ひとりの季節)」





LPの歌詞カードをじっと見ながら聴いてると、本当に凄いな!と何度も思える所があった。


前にも書いた事があったと思うけど、自分はB面1曲目「何もなかったように」を聴くと
反射的に涙腺が緩む。
昔から好きだったけど、本当にこの曲の凄さがわかったのは、何年か前のこと。
自分が飼ってた犬ことを思い出すのも、もちろんあるけど、それ以上に言葉の一つ一つの凄さに
胸の奥が熱くなってくる。
ユーミンが飼ってたシェパードが亡くなった事への想いを丁寧に綴った歌詞。

「♪本当の光に満ちてた頃が いつかを知るのは 過ぎ去ったあと」
これは生きて行く上で全ての事に当てはまっていて、歌詞カードのここの文章だけが
いつも光って見える。
最近のインタビューで「死」と言うものは、いつも自分の曲には隠れてるというような事を
語っていましたが、自分もユーミンの曲ほど「死」をいろんな形で気づかせてくれる曲はないと
思ってる。もちろん「生」も強く前に出しているのが前提ですが。
ユーミンの重く冷たい曲は、多分、浅川マキさんや山崎ハコさんの曲よりも重暗いのかも知れない。それ以上にやんわりと暖かく包み込むような応援歌が多くあるのでいいバランスで聴ける。

いろいろ書きながら、今すぐにでも聴きたいユーミンの曲は、
「Forgiveness」「シャンソン」「永遠が見える日」「ダンスのように抱き寄せたい」
「GREY」「離れる日が来るなんて」「丘の上の光」「Midnight Scarecrow」
「情熱に届かない」「宇宙図書館」「砂の惑星」「Autumn Park」

今、頭に浮かんだ曲を書き出したら、ホントにめちゃくちゃ良い!自画自賛。
この曲順のままプレイリスト作って、この12曲を聴きながら今夜中に終わらせないといけない
仕事の残りの作業しよう。






「何もなかったように」の事だけで終わってしまいそうなので・・・。

1曲目「さざ波」はメロディーの凄さに引き込まれてしまう。やっぱり天才だ。
アレンジも軽いラテンで心地よくていつ聴いても新鮮に思える曲です。
2曲目「14番目の月」はライブのアレンジでの仕掛けが染み付いてるので、
スタジオ盤を聴くと、これがオリジナルアレンジだったんだ・・っていつも思ってしまう。
3曲目「さみしさのゆくえ」は大人になってから、より好きになった曲。
ビッグバンドの演奏で聴きたくなるようなジャジーな感じも好きです。
「♪心の翳(かげ)は誰にもわかるものじゃないわ」
「♪他人の淋しさなんて救えない 夕陽に翼を見送る」の歌詞は10代の頃からいつも感じてた事。
4曲目「朝陽の中で微笑んで」はシアトリカルな世界を感じる。
この曲に関してはいろんな解釈があるようですが、自分もいろんな風に考えてしまう曲。
歌詞もメロディーもアレンジも凄すぎる曲。10代の頃は大きすぎて恐怖さえ感じる曲だった。
5曲目「中央フリーウェイ」が「朝陽の中で微笑んで」の次に流れ始めると
徐々に深い霧が晴れてくるような感覚になる。改めてアレンジの凄さに鳥肌が立つ曲。

B面1曲目「何もなかったように」は最初に散々書いたので^^;
2曲目「天気雨」 この曲が好きな人が多い。自分ももちろん好きな曲。
メロディーが天才すぎる。
3曲目「避暑地の出来事」 この曲のファンも多いように思う。最高にカッコいいサンバ曲。
ブラスアレンジのカッコ良さも最高!
「シエリト・リンド」がこの後に普通に流れ出しても何の違和感もない^^
4曲目「Good luck and Good bye」は岡崎友紀さんに提供した曲。
5曲目「晩夏 (ひとりの季節)」も美しい色や風景が頭の中に次々と流れて去って行く。
頭の中を映像が流れ続けて不思議な世界に入り込むような感覚になれる曲。
ちょうど今の季節に聴くと、トリップしやすいかも。

もうね、やっぱりユーミンは天才ですわ。








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最終更新日  2022年09月21日 06時10分50秒
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