2023年11月15日
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1974年11月5日発売の谷村新司さんのソロアルバム「蜩」に収録されている曲。
この1stソロアルバム「蜩」は一人の女性との別離をテーマにした半コンセプトアルバムのような創りに
なっているのですが、この曲は男の友情を歌った曲です。


(「蜩」をコンサート会場で買えばもらえたポスター。姉と2枚買ったのでポスター2本もらった)





このアルバムの1曲目はちんぺいさん作曲のインスト「テーマ・さよならの季節」です。
様々な「さよなら」を歌った曲が多いアルバムですが、
失恋の曲はきっと一人の女性の事を歌っているのだろうと歌詞を読んでて想像できる。
歌詞カードには更に一篇の詩を書いています。

「1つの恋が終わると肌で感じた時 

 自分のわがままや思いやりのなさを
 痛切に身に感じるものなのです
 この恋にすがってはいけないと 分かっていても
 それはなかなか出来ないもの
 男と女はどうしても一人では生きられないもの
 それゆえ男と女は結ばれるのです
 お互いの幸福を祈りつつの別離なんてありえないもの
 別離とは必ず憎みあうべきもの
 それが男と女のたった一つの本当の愛の証なのです。

 季節が変わってゆくように 気づかぬうちに

 悩むからこそ 人は皆やさしいのです
 悩むのです 悩むべきです

 やさしい人であるために」



25歳のちんぺいさんがきっと大失恋した頃なのだと思う。
この詩もこのアルバムの女性を歌う曲も、



未練がましさを堂々と歌う人間臭さと逆に男らしさを感じるアルバム。
このアルバムを発売されて聴いた時はまだ小学生だったので、
歌詞よりも曲のカッコ良さに惹きつけられた。
「面影」「冬木立」「想い出橋」そしてこの「Good-Bye My Friend So Long」
特にコンサートで当時よく聴いてた「面影」は別格で好きでしたが、
その次にコンサートで聴いた事もない「Good-Bye My Friend So Long」が好きでした。
「セレナーデ」も小学生の頃は大好きでよく聴いてた記憶がある。
「おやすみ」は雑音だらけのラジオから真夜中に半分眠りそうになりながら聴いてた思い出の曲。
あんな時間に起きてた小学生もちょっとやばい気もする^^;
(21時ぐらいから一旦寝て1時に目覚ましで起きてたから睡眠時間はそこそこ取ってたように思う)

20歳過ぎた頃からはこのアルバムでよく聴く楽曲が変わってきた。
「挽歌」「蜩」の渋さにハマっていった。
「恋唄」の良さも分かり始めたのも20歳過ぎてからだった。

(一度も針を落としていなかった見本盤。今日、初めてまっさらのLPに針を落として聴いた。
 この見本盤はかなり昔にある人にもらったもので聴かずに大事に置いてた。
 いつか絶対に聴くつもりで置いてて、ちんぺいさんがいなくなってしまったので
 まっさらのレコードで聴きたくなった。)




「Good-Bye My Friend So Long」
作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 篠原信彦さん

この曲は誰をイメージして書いた曲なのか中学生の頃、友人とよく話題になった。
ここで歌われてる「君」は、
近い友人だし、歌を歌っている友人、でも、なぜ友人なのに「さよなら」なのかわからない。
べーやんがちんぺいさんに結婚を伝えた時に書いた曲のようにも思えるけど「さよなら」は違うし。
ひょっとしてその頃体調も悪かったべーやんが結婚を機に音楽をやめようとしてたとか…。違うか。
その頃にちんぺいさんと仲の良かったミュージシャンで結婚を機に音楽を辞めた人がいたっけ。
山本峰幸さんの可能性もあるとは思う。山本さんがいつ結婚したのか、まったくわからないけど。

結局はノンフィクションじゃなくて
べーやんの結婚でインスパイアされて作った物語の可能性が一番濃厚だって結論に至ったような。
この曲についてラジオで語った事がなかったように思うので謎のままになってしまった。
アルバム発売時にセイヤングで1曲ずつ流した時に何か語ってたのかも知れないけど…。
ヤンタンではこの曲を流した記憶もないし。
ヤンタンでは「思い出橋」をよく流してたように思う。


(CD、音圧が低いままなのでリマスターしてほしい)







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最終更新日  2023年11月15日 04時44分51秒
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