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2024年09月24日
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日本歌手協会が主催した「歌で元気を取り戻そうプロジェクト 歌の学校」の第二弾で
山本リンダさんが登場した。
2021年2月27日「古賀政男音楽博物館けやきホール」で開催されました。
コロナの真っ只中だったために客席も半分で開催された。


山本リンダさんの曲はかなりの曲数をブログで書いたと思う。
ほとんどのシングルを書いたかも知れない。
ミノルフォン時代の楽曲も好きな曲が多く10代の頃から今でも山本リンダさんの曲はよく聴いています。

このDVDはかなり貴重な話をしてくれています。
これまでに話さなかった裏話を聞けて感動でした。






写真パネルを見せながらリンダさんが生い立ちから現在までを語っていきます。

(デビュー曲「こまっちゃうナ」の歌唱指導や振り付けのコツを教えています)


(「どうにもとまらない」の歌唱と振り付けの指導)






(「狙いうち」はフルコーラス歌唱)






歌手になりたいと強く思ったきっかけが「小鳩くるみさん」が日劇で歌っているのを観てからと言う話は
初めて聞いたかも。
きっとまだ10歳までの「小鳩くるみさん」だったのだと思う。
4歳で芸能界デビューしていました。
リンダさんは小鳩くるみさんの3歳下で同じ子供が大きな舞台で歌っているのを観て衝撃だったのだと思う。
山本リンダさんも10歳の時にモデルのオーディションに受かって子供モデルとして活動を始めます。
そして15歳で歌手デビュー。

その後も「ミニミニデート」「フリ・フリ5」「恋のバンバン」などインパクトのある楽曲を
次々にリリース!でも大ヒットにはつながらなかった。
カッコいい曲が多かった。当時の最新のアレンジで作られた斬新な楽曲が多い。
ミノルフォン時代も名曲の宝庫です。



「こまっちゃうナ」の誕生秘話はこれまでにも何度かいろんな場所で語っていました。

リンダさんは「こまっちゃうなぁ」と言った所から遠藤実さんはインスパイアされて「こまっちゃうナ」を書き上げたそうです。
この話は有名な話です。





しばらくヒットに恵まれない辛い日々が続きます。
その時をしています。初めて聞く話も多かったので興味深く聞けた。
もう少し掘り下げてミノルフォン時代の斬新な楽曲の誕生秘話なども聞きたかった。
5拍子の「フリ・フリ5」を初めて聴かされた時の事など話してほしい。

そしてキャニオンレコードに移籍してからの話が本当に裏話が多く驚かされた。
当時、キャニオンレコードは倒産しかけるほどの業績の悪化時代。
親会社のサンケイグループはキャニオンを立て直すように、キャニオンレコード同様に
サンケイグループの配下のフジテレビにも司令が下りた。
その時に所属している歌手の中からスターを作り上げようと選ばれたのが山本リンダさん!
こんな話も初めて聞いた話だった。





「どうにもとまらない」の制作秘話は簡単には聞いたことがあったけど、このDVDのように
かなり深く掘り下げた話は初めて聞いた。
オケのキーを決める前にすでに都倉俊一さんはオケのレコーディングを決めていた。
リンダさんはオケのレコーディングスタジオに行き出来上がっていく工程を聞いていた。
そこに阿久悠さんから歌詞が届いた。
その歌詞を読みながら口ずさみ、あまりのカッコ良さに涙が止まらなかったそうです。
そりゃあのラテンの激しいリズムと、これまでになかった世界観の歌詞、そしてメロディーのカッコ良さ、自分の曲だと思うと泣いてしまうのはわかる。凄いとしか言えない斬新なカッコ良さ。

そこから都倉俊一さんの鬼のレッスンが始まったそうです。
「絶対に笑って歌うな」「睨みつけて歌え」そしてあの太い声での発声。
それまでのリンダさんの歌唱は可愛い声で舌ったらずな感じでした。
それが180度真反対の激しく強く歌う事に。

レコードでの「どうにもとまらない」はそれでもまだ声が少し細く感じる。
テレビで何度も歌って声も太く激しい歌唱になっていった。
変身して第二弾「狂わせたいの」では「どうにもとまらない」よりも激しい歌唱でレコーディング。
第三弾「じんじんさせて」は前の2曲よりも落ち着いたテンポとリズムですが、
歌唱は完全に仕上がっています。どれもこれもカッコいい曲です。
そして決定打の「狙いうち」で完全に新しい山本リンダの世界を完成させます。

(ちょっと珍しいピクチャー盤「じんじんさせて」)



(「燃えつきそう」の衣装も振り付けも斬新だった)


この後の流れがめちゃくちゃカッコいいのですが、「狙いうち」までしか知らない人も多く残念。

次の「燃えつきそう」は、再び「どうにもとまらない」同様に完璧なラテンソング!
この時にもなるとリンダさんの声は太く強くカッコ良さの頂点にたどり着く。

そして、その次はさらに激しいナンバー「ぎらぎら燃えて」です。
この曲の歌唱はレコードでも凄い気迫で歌っています。
テレビで歌う時なんかは、レコード以上の気迫で歌うものだから子供は怖かったかも知れない。

「ぎらぎら燃えて」で激しさの頂点を迎えたので、ここでまだ違う手法に阿久悠さんと都倉俊一さんは
出ます。「きりきり舞い」はソフトな楽曲でリンダさんの歌唱もソフトに優しく歌う。
ミノルフォン時代の可愛さとはまた全然違うソフトさです。





次のシングルは「真赤な鞄」
この曲はクラシカルな女性コーラスの長いスキャットから始まります。
この曲も斬新だった。リンダさんの歌唱は「きりきり舞い」で作った唱法を使っています。

この次が「奇跡の歌」です!
これは太く激しく歌う唱法と、「きりきり舞い」での歌唱を交互に使うという驚きの歌唱!
この曲を初めて聴いた時は凄い!の一言だった。
ギランの「No Laughing in Heaven」もびっくりのシアトリカルな世界です。

次からは再び激しい路線に戻り「闇夜にドッキリ」をリリース!
この曲は激しさに色気と妖艶さを加えてそれまでとはまた違った激しさです。





次は「恋は熱烈」です。地味な印象であまり知られていない曲ですが、自分は凄く好きな曲。
アレンジも洋楽のようでリンダさんの歌唱もカッコ良さと可愛さを混ぜたようなまた違った歌唱。





次の「ウブウブ」は盆踊りに合わせたのか音頭に沖縄民謡を合わせたような明るい楽曲です。
この年、盆踊り大会で流れていました。




そして!次の「やけどしそう」で昭和のリンダさんの歌唱は完結したように思う。




この後も斬新な楽曲のリリースの手を止める事はなかった。
「太陽の落し子」「失恋蝙蝠男」「写楽」・・・・演歌っぽい「酒場で」まで何でもありのリンダさん。







1990年代の再びリンダブームがやってくる!
それまで以上に激しくカッコよく歌唱力もより磨きがかかりどんな曲でも
歌いこなせる凄い歌手になった。第三次リンダブームの事は何度か詳しく書いています。

同時にシャンソンを歌う活動もしていました。
パリ祭では常連の歌手の一人になりました。

2012年には再び阿久悠さん、都倉俊一さんの楽曲「恋は花火か 地の雪か」をリリース!
2022年に最新曲「明日への翼」も71歳とは思えない激しい歌唱とダンスが最高です!
「明日への翼」はもっとヒットしてほしかった。




最新曲「明日への翼」のMV








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最終更新日  2024年09月24日 05時10分58秒
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