全て | カテゴリ未分類 | ALICE(谷村新司・堀内孝雄・矢沢透) | Black Metal・Death Metal・Grind、Death core | ゴジラ・ガメラ 他・特撮 | 宝塚歌劇 | 昭和歌謡・流行歌・アイドル | ROCK・Pop | 演劇・ミュージカル | 森進一 ・畠山みどり ・水前寺清子 | 中島みゆき・ 松任谷由実 | ヤングジャパン アーティスト | QUEEN | フォーク | HEAVY METAL | プログレッシブ・ロック | Black Sabbath ・Ozzy Osbourne | Jazz・Blues・ラテン | お笑い | 天地真理 | 映画 | 昆虫・動物・植物 | Bruce Springsteen | ニュー・ミュージック | ピンク・レディー | 新野新・ぬかるみの世界・浪曲 | 鉄道 | R&B・Soul music・Gospel | シャンソン | | マンガ | 童謡
2026年08月09日
XML
夏になると何度か海に必ず泳ぎに行ってたなんて今では信じられないほどの毎日の酷暑。
あの頃もこんなに暑いのなら海へ行ってなかったかも知れない。

この曲を聴くと思い出す景色がある。
暑さも匂いも足裏の感覚まで思い出す。


(1999年発売 30枚目のアルバム「FROZEN ROSES」に収録されています)





「8月の日時計 -Bottle Sundail In the Sand-」
作詞・作曲 松任谷由実さん  編曲 松任谷正隆さん

今みたいな異常な暑さじゃなく、それでも「暑いな〜」と思いながら海岸へ降りていく。
海がキラキラ光ってる光景そのものに感じるこの曲のイントロ。

毎年行ってた無人島。 無人島と言っても海岸からすぐそこ。
引き潮なら歩いてでもいける。でも満ち潮なら渡船で島まで渡してもらう。
いつも貸切状態の島。島と言っても一周歩いて10分ほどの小さい浮島のような島。
浅瀬で寝転んでるのが気持ちよかった。
釣竿も必ず持ってきてたけど、ほとんど釣りなんてしてなかった。

砂浜に緑茶のペットボトルを立てている光景そのものが思い出せる歌詞。
サブタイトルの「-Bottle Sundail In the Sand-」は海で遊んでた人なら光景が浮かぶはず。

この曲のメロディー、構成、コード進行の凄さはあの頃の8月の海でのすべてを思い出せる事。
初めてこの曲を聴いた時、20代の自分のあの島での光景が鮮やかに頭に浮かんだ。
「♪なぜここにいて いつまでこうしてるか 今は思わずに
  移ろっていく 陽差しの哀しさだけ 素肌にとどめて」

「♪そばにいても きけないこと 永遠がこわいから
  腕をまわし 抱けないもの 果てしないこの空
  いつか誰かを 愛して気づくよ we're all alone
    いつか本当に 愛して気づくよ we're all alone」

「疲れて帰る無言が続く車の中」…や、「何か無性に不安になる瞬間」…や

思い出させてくれる。そしてこの次の曲にその時の感情はそのまま受け渡されるような・・・。

サビは爽やかに明るく展開するんだけど、不協和音がその気分を不安にさせ搔き消す。
不協和音っていうかスケールアウトしたフレーズが胸の中を動かす。
松任谷正隆さんはどの曲でも天才的なアレンジなのですが、
この曲でも「自分のあの頃の8月」を音で再現してくれてるようです。


(アルバムを買った時に特典で付いてたクリアファイル)




この曲は1999年発売のアルバム「FROZEN ROSES」に収録されていますが、
このアルバムから何か大きく変わり始めたように思う。
この「8月の日時計」は松任谷正隆さん一人での編曲ですが、
他の人と共同で編曲をした曲が5曲あったり、楽曲もPOPさや切なさよりも渋さが前に出てきて
とにかくどの曲もカッコイイ!
本当に好きなアルバムです。

スリリングでHeavyな「Sweet Surrender」の異常なカッコよすぎる世界から
この「8月の日時計」の12弦ギターのアルペジオに繋がるのも天才的。
そして「8月の日時計」のアウトロは松任谷正隆さんが弾くアコーディオンのフレーズと音色で
レトロな思い出に変わっていくような演出。
そしてアルバムのハイライト的な展開になっていく。
めちゃくちゃ大好きな「Lost Highway」のシブシブなイントロが鳴り出す。
こんなカッコイイ曲を作れるユーミンはやはり天才でしかない。
この曲の編曲もたまらなく好きです。
そう、この曲も「8月の日時計」での虚しさの続きをもっと具体的に思い出させる。
少し前に書いた「疲れて帰る無言が続く車の中」がより鮮明に見えてくる。

この「Lost Highway」の次の曲がこのアルバムのラスト曲「流星の夜」です。
最後の曲も凄い曲です。レゲエ色強い曲にティンバレスとシンセドラムの尖ったパーカッシブ。
「Sweet Surrender」〜「8月の日時計」〜「Lost Highway」〜「流星の夜」のアルバムの流れは、「1本の映画を観たようだ」とかそんな陳腐な言葉じゃ言い表せない。
この4曲の流れはユーミンの凄さがよくわかると思う。

アルバム「FROZEN ROSES」は一度深みにハマると抜け出せない超名盤です。
そういえば「8月の日時計」ってライブで聴いた事がないように思う。
他の曲のインパクトが凄すぎてアルバムの中では地味な存在なのかも知れないけど、
今、8月に聴き込むとこの曲の世界観に沼ってしまって抜け出せなくなったりして。

9月になれば「9月には帰らない」や「9月の蝉しぐれ」「サファイアの9月の夕方」が
また聴きたくなるんだろうな。

(「FROZEN ROSES TOUR」では「8月の日時計」は歌われなかった。
  その後もツアーでは歌われた事がないように思う。この写真はツアーパンフ写真集の中のもの。
  何となく「8月の日時計」を歌ってそうな写真。歌ってないけど・・・)









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2026年08月09日 05時45分15秒
[中島みゆき・ 松任谷由実] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: