佐藤竹善のオフィシャルブログ『OKRAの軍艦巻き』

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July 2, 2008
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ヘイヴン 堕ちた楽園  (2006・アメリカ)

全編に渡って、アンダーグラウンド&ダークな空気に満ちた作品なのですが、緻密に計算された時間軸とエピソードのじわじわとした接近、絡みが最後までクールに連なっていきます。
作品が進行していく中で断片的でスナップショットのようないくつかのエピソードの背景が、決して説明的ではなく明らかになっていくのですが、ハリウッド大作のような、その都度ワクワクドキドキしていくような印象を決して与えず、あくまでドキュメンタリーの継ぎはぎのように流れていくところが、逆に臨場感を与えてシリアス感を増していきます。
人気俳優オーランド・ブルームが主役になってはいますが、作品的にはあくまで全体の一部として収まっている演出は、それぞれの人間像の持つ寂寥感をしっかりリアルに伝えています。
意外に社会は感動的な出来事の何百倍も、このような淡々とした事実の積み重ねで進んでいっているのだということを見落としてはいけないのでしょう。

なにかを明確に伝えて欲しかったり、感動を単に求めてしまったらこの作品の主旨はつかめないまま、退屈に終ってしまうであろう「一級の佳作」と呼べる作品だと思います。



映画の編集美、構築美、耽美性を味わうにもイイ作品です。
客寄せのためか、予告編はオーランドをフィーチャーし過ぎた感があるラブロマンスサスペンスの様相(それにつられて観た人はガッカリした方が多いみたいウィンク)ですが、内容は至って硬派。
ちょっとだけ熱いクールなCoolさを悲嘆な部分にもしっかり目を向けながら、ぜひ味わって欲しい映画です。
製作にも関わっているオーランドですが、まさにイギリス人が作ったアメリカ映画という感じがGoodですよ♪







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Last updated  July 4, 2008 07:26:33 PM
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