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2024年05月26日
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種差海岸から岩手県方面に上ると、これまたきれいな海岸がズーッと続いています。大久喜海岸もその一つで、岩と砂と松が織りなす絶景に目を奪われます。波は穏やかで、カモメは群れてゆっくりと弧を描くよう飛んでいます。
そんな大久喜海岸に、 蕪島神社 ​の様な孤立岩礁の上に鎮座する社が有ります。厳島神社です。

2024.5.5
大久喜の浜と弁天島の厳島神社


五月頭頃に初めて行きましたが、ほんとにほんとに景色が最高ただ蕪島神社と同じように、ウミネコがとても多いので、運が付かないように気を付けましょう。



海岸と集落の間に古めかしい建物がありました。浜小屋・・・。



最初見た時は観音堂かと思いましたが、”浜小屋”と言って、どうやら漁師小屋のようなものらしいですね。



説明書き




浜小屋

浜小屋は、集落が海岸から離れている場合、各戸毎に海岸に建てた漁具などの置場で、天気の悪い日や夜には漁具を作ったり修理する場所として利用され、盛漁期には食事や寝泊まりもした。
この浜小屋は幕末頃に建てられたもので、広さは二間半(4.75m)×三間(5.70m)、この建物の一間は1.9m。
屋根は釘を使わずに松の丸太をワラ縄でしばった寄棟の茅葺き。側面は松の板。内部は、出入口側の1/3が土間、奥の方は松の板敷きで、中央に囲炉裏がある。
平成5年(1993年)4月、八戸及び周辺地域でかつて使用されていた漁撈用具1,383点と合わせて国の重要文化財に指定された。

八戸市教育委員会



立派な松の横に石碑がありますね。えーと、報效義會鼎浦丸遭難之碑(ほうこうぎかいかなえうらまるそうなんのひ)とあります。



説明書きです。




報效義會鼎浦丸遭難之碑

北方防備の重要性を痛感していた軍事成忠元海軍大尉は、千島の開拓と守備を目的とした報效義会を組織し、明治26(1893年)年3月20日、84名の会員を率い、短艇5隻で北千島に向け隅田川を出発した。
途中寄港した気仙沼で、地元の篤志家から帆船鼎浦丸を寄付された郡司は、会員9名を搭乗させ北海道に向かわせた。しかし鼎浦丸は五月下旬大久喜沖で暴風雨により大破し、乗組員は全員遭難した。
破船前、大久喜の人々や青森県警は、大久喜沖で難破する鼎浦丸を発見していたが、救助はもはや困難な状況で、人々は丘の上でかがり火を焚き、乗組員らを一晩中励ます他なかったという。後日大久喜の人々は、漂着した遭難者を手厚く埋葬し、船の破片で卒塔婆を立て供養した。
報效義会は三沢沖でも一隻遭難し、鼎浦丸と合わせて19名の会員を失ったが、残る会員は同年6月17日択捉島紗那に到着した。




大久喜の漁港から見えます、弁天島の厳島神社です。防波堤で繋がっていますが、フェンスで守られ行き来はできません。ウミネコの重要な繁殖地だそうです。岩礁はウミネコの運で白く染まり、神々しささえ感じます。





御由緒
現在は堤防で陸つながりになっていますが、昔は祭典時には泳いで渡っていました。東日本大震災で流された鳥居がアメリカより帰り、その笠木を使い鳥居を建立しました。

ここも蕪島神社と同じく市杵島姫命を祀っています。蕪島神社が混んでいるときは、こっちに来るのもいいかもしれません。島の名前からして、明治の神仏分離以前は弁財天を祀っていて、神仏分離に際して垂迹とされる市杵島姫命に祭神が変更されたんだと勝手に妄想してます。

岩礁だけでなく社も運で白くなっていますね。白くなればなるほど、ウミネコは増え、長い間鎮座し続けたことになるでしょう。いつか社が運で真っ白になることを願って(?)、今回は終わりとします



以上です。






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最終更新日  2026年03月23日 20時30分15秒
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