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2024年07月30日
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カテゴリ: 津軽八十八霊場
青森市から浅虫に抜ける道は国道4号で、その一部は奥州街道だったようです。そこから一本海側にずれた県道259号を進むと、かつて野内宿と呼ばれていた地域に着きます。今でも地名は野内です。
この集落の中に二十四番札所の鷲尾山 佛宝院 当古寺が有ります。県内最古の木像阿弥陀如来像を有するこのお寺は、江戸時代の頃に出来た草庵が基になっています。本尊の縁起は草庵の創建よりも30年程早く、元は祠などに納められていたかもしれません。では見ていきましょう。


津軽八十八霊場二十四番札所:鷲尾山 佛宝院 当古寺


鷲尾山當古寺とあります。こちらも相当な達筆です脇には観音石像がありました。



聖観音に見えますが・・・なんとも言えない表情をしています。



山門です。これまで見たこともない独特な構造をしています。



山門下には地蔵尊'sが居りました。



参道を進んでいると、右手に小宇があります。中を覗いてみると見事な阿弥陀如来像が!



穏やかな表情をしています。光背の装飾も華やかで素晴らしいですね







本堂です。かなり近代的な建物です。唯一屋根上部が古式ゆかしい外見を残しています。



では由来を見ていきます。
鷲尾山 佛宝院 当古寺

浄土宗
開山:助給
本尊:阿弥陀三尊

概要
 鷲尾山当古寺は青森県青森市大字野内菊川に境内を構えている浄土宗の寺院です。当古寺の創建は明暦3年(1657年)、旅僧である助給が当地を訪れた際、霊地と悟り野内庵を設けたのが始まりとされます。明治元年(1868年)に当古庵に改称し、昭和23年(1948年)に寺院として認められ鷲尾山 当古寺となっています。
 本尊である木彫阿弥陀如来立像は鎌倉時代に製作されたもので像高三尺、来迎印を結び繊細な表現で鎌倉時代の特徴が表現されています。
 伝承によると元和7年(1621年)、大坂の商人金屋金四郎が木彫阿弥陀如来立像を積み込み蝦夷地と貿易の為に当地を訪れた際天候が急変して難破、その後も蝦夷地に渡ろうと試みましたがその都度暴風雨に阻まれた事から、この阿弥陀様は当地に留まるべきと悟り野内に安置する事になったと伝えられています。青森市の中で最古の木造阿弥陀如来像で意匠的にも優れて貴重な事から昭和32年(1957年)に青森県重宝に指定されています。
 境内は奥州街道沿いの野内宿に位置し、近代的な本堂や切妻、一間一戸の鐘楼門、地蔵堂などが異彩を放っています。

もとは西国製の仏像が当地まで運ばれて本尊になっているという・・・すごく貴重な仏像ですね県重宝にも指定されていますが、秘仏なのか直に見ることはかないません。唯一?青森県のサイトで御姿を見ることが出来ます。下にリンクを載せますね!

・青森県 / 文化財保護課 / 木彫阿弥陀如来立像

本堂の右脇には歴代住職のお墓などが並んでいます。



その中に歴代住職の記録があります。開基の助給僧はどこの出身なのかさえ分かりませんが、↑の謂れを持つ観音像に感化され、当地に庵を結び、それが現在このお寺になっていると思うと、非常におもしろいです。かなり思い切ったことをする人物に感じます



御詠歌
明星の いでぬる彼方の野内寺 くらき迷は 松の光に
あけぼしの いでぬるかたののないでら くらきまよひは まつのひかりに

本尊:阿弥陀如来 अमिताभ

以前貰った御朱印です。

2024.7.30
本尊の阿弥陀如来が、津軽八十八霊場の札所本尊だと思っていたんですが、御朱印とマイマップには札所本尊は聖観音とあります。今回それらしい観音像は見当たらなかったので、分かり次第載せたいと思います。



以上です。

次の記事
・二十五番札所:矢倉山 観音寺 奇岩取り巻く三十三観音






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最終更新日  2026年03月04日 20時44分35秒
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