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2025年01月11日
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カテゴリ: 江戸六地蔵
今回紹介するのは、江戸六地蔵の内最も西に位置する札所 霞関山 本覚院 太宗寺です。​JR新宿駅からも近く、徒歩で数分位です。江戸六地蔵の他にも、閻魔堂や不動堂など見ごたえのある堂宇が多く、伝統的な建物と近代的な建物とが向かい合って鎮座する面白い寺院でした。


江戸六地蔵四番札所:霞関山 本覚院 太宗寺


境内はこんな感じです。広場を中心に様々な堂宇が置かれています。



境内の入り口には案内板があり、ここで諸堂宇の位置を確認できます。




内藤新宿太宗寺の文化財

 太宗寺は、慶長年間初頭(1596年頃)に僧太宗の開いた草庵を前身とし、のちの信州高遠藩主内藤家の菩提寺として発展した寺院です。
 かつての内藤新宿の仲町に位置し「内藤新宿の閻魔」「しょうづかのばあさん」として江戸庶民に親しまれた閻魔像・奪衣婆像や、江戸の出入口に安置された「江戸六地蔵」のひとつである銅造地蔵菩薩など、当時の面影をのこす多数の文化財が伝えられています。
 ミニ博物館「内藤新宿太宗寺の文化財」では、太宗寺に伝えられる文化財や、内藤新宿の歴史などを紹介しています。ぜひ、ご覧下さい。

※寺務所にて、解説パンフレットを配布しています。



では地蔵尊から見ていきましょう。何とも言えない表情を浮かべながら、蓮台の上に座しています。手には錫杖と宝珠、頭には傘をかぶり、首には垂布を巻いています。



説明書きです。




銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の一)

指定:大正10年(1921年)3月

 江戸六地蔵の由来は、・・・。
 六地蔵のうち、霞関山 本覚院 太宗寺の地蔵は、三番目として正徳2年(1712年)に造立されました。像高は六地蔵の中では一番小ぶりで267cmです。本像には、かつて鍍金が施されていました。
 江戸時代中期の・・・。
平成23年3月建設 東京都教育委員会


一番小ぶりと言っても、3m近い像高を持っているのでかなり存在感があります。今回の地蔵尊像も非常に見ごたえのある美像でした



次は閻魔堂です。宝形造の大きな堂宇です。白地に赤の木材が映えています。この日は丁度御開帳の日で、運よく閻魔像も見ることが出来ました。



こちらが閻魔像です。人よりも断然大きく迫力に圧倒されます。それもそのはず、像高は5.5mもあり、江戸六地蔵の2倍近い大きさの巨像なんです。文化11年(1814年)の建立と言われており、江戸三大閻魔の一座とされているようです。



閻魔堂斜めから。
奪衣婆も有名なんですが、この時は見忘れました・・・。もったいない



こちらが不動堂です。三日月不動尊とも呼ばれる不動尊像と、新宿山ノ手七福神の一つである布袋尊像が収められています。こちらもシックな色合いが素晴らしいクールな堂宇です



堂内です。三日月不動尊の恐ろしい表情と、布袋尊の柔和な表情とが並立しており、不思議な雰囲気が漂っています。三日月不動尊は由緒も面白いので、↓に載せます。








太宗寺の文化財⑤

新宿区指定有形文化財 彫刻  三日月不動像
指定年月日:昭和59年11月2日
 額の上に銀製の三日月をもつため、通称三日月不動と呼ばれる不動明王の立像です。
 銅造で、像高は194cm、火炎光背の総高は243cm。江戸時代の作ですが、製造年・作者などは不明です。

 なお、額上の三日月は「弦月の遍く照らし、大空をかける飛禽の額に至るまで、あまねく済度せん」との誓願によるものといわれます。このため、像の上の屋根には窓が取り付けられ、空を望むことができます。

新宿山ノ手七福神 布袋尊像
 新宿山の手七福神は、昭和初期に有志により創設されたもので、太宗寺(布袋尊)・鬼王神社(恵比須神)・永福寺(福禄寿)・厳島神社(弁財天)・法善寺(寿老人)・経王寺(大黒天)・善国寺(毘沙門天)の七ヶ所となっています。
 布袋尊は中国の禅僧がモデルで、豊かな暮らしと円満な家庭の守護像です。



不動堂斜めから。



不動堂の隣には稲荷社と塩かけ地蔵が祀られています。



塩かけ地蔵尊とは、その名の通り大量の塩をかけられた地蔵尊像です。願掛けする時にその返礼として塩をかけたことから、現在の様な塩に包まれた姿をしています。なぜ塩なのか・・・その由来ははっきりしていないそうです。



本堂です。境内の堂宇の中でもかなり近代的な造りをしています。本尊は阿弥陀如来です。



※由緒一部加筆

霞関山 本覚院 太宗寺

浄土宗
開山:太宗
開基:内藤重頼
本尊:阿弥陀三尊

太宗寺の歴史
 寺伝によれば、慶長元年(1596年)ごろに僧・太宗が開いた草庵、「太宗庵」が前身である。寛永6年(1629年)、安房国勝山藩主であった内藤正勝の葬儀を行ったことを契機に内藤氏との縁が深まり、寛文8年(1668年)に正勝の長男重頼から寺地の寄進を受け、太宗を開山として太宗寺が創建されました。
院号は正勝の法名を拝しています。
 元禄4年(1691年)、内藤氏は信濃国高遠藩へ移封されましたが、太宗寺はその後も高遠藩内藤氏の菩提寺として、歴代藩主や一族の墓地が置かれました。
 内藤氏の墓地は約300坪の広大なものでしたが、昭和27年(1952年)から行われた区画整理で縮小されました。5代目当主正勝など3基の墓石が現存します。

 かつては境内北側に水が湧いており、蟹川につながる池がありましたが、昭和25年(1950年)3月、境内北側は都市計画公園として新宿区に移管され、新宿区立新宿公園となっています。

 境内には江戸に入る6本の街道の入り口にそれぞれ安置された地蔵菩薩像(江戸六地蔵)の第三番があります。また、この寺には閻魔像・奪衣婆像が安置されており、江戸時代から庶民に信仰されてきました。現在も、毎年7月15日・16日の縁日に御開扉されています。他に新宿山ノ手七福神の一つである布袋尊像、真っ白に塩を被った姿が特徴の「塩かけ地蔵」などがあります。


地蔵尊もさることながら、閻魔堂や不動堂に置かれている仏像群も見ごたえがありましたねぇ!新宿にお立ち寄りの際は是非ご参拝ください





置かれた街道:甲州街道

今回貰った御朱印です。



新宿山ノ手七福神めぐりの御朱印



以上です。

次の記事
・五番札所:道本山 東海院 霊巌寺 松平定信の菩提弔う寺の地蔵尊


調子に乗って撮った写真ギャラリー

閻魔堂






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最終更新日  2026年04月09日 21時16分15秒
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