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2025年04月01日
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カテゴリ: 津軽龍神霊場
三方を海に囲まれた青森県には、何かと龍神や海神の伝説が多く残っています。特に津軽は領内を幾筋もの川が流れており、それになぞらえるかの様に龍神の伝説が豊富です。津軽三十三観音霊場の十番札所、深浦の名刹円覚寺にも、遭難者を救う龍神の話が伝わっており、今回はそれについて見ていきましょう。


春光山 円覚寺:大愛海龍王


津軽三十三観音の記事に載せた御由緒の中に、↓の様な記述があります。
海運業や漁業関係者から「澗口観音(湊を司り航海安全・豊漁の守護神)」として信仰され豊漁祈願や海中安全祈願などの船絵馬が数多く奉納されています。
​本尊自体が豊漁・海中安全などをもたらすと考えられていたことが分かります。ただし、津軽龍神霊場の札所祭神は大愛海龍王であり、十一面観音ではありません。なぜここの大愛海龍王が航海者に崇敬されるに至ったのか、境内に赴き由来を探してみましょう。



山門をくぐる時に、ふと上を向くとそれはもう立派な龍の墨絵が描かれていました。不確かですが、これは何代か前の住職さんの手になるものだったはず。



山門の直ぐ先に一本の巨大な杉が立っていました。竜灯杉とよばれるこの巨木は、名前の通り龍が宿るとされているようです。
公式FaceBookによると、この竜灯杉が津軽龍神霊場の札所となっています。



説明書きです。




町指定天然記念物  円覚寺の竜灯杉

平成5年12月24日指定


 九死に一生を得てたどり着いた船乗り達は、常日頃篤く信じていた潤口観音円覚寺にその髷を納めました。(重要有形民俗文化財 髷額)
 このような伝説が、いつごろからか、北前船の船乗り達に「竜灯杉」(竜神が宿って船乗りに助けを与える神木)といわれるようになりました。
深浦町教育委員会




死に直面した時にどうにかして生きようと、人体は恐ろしい能力を発揮することがあると聞きます。火事で建物の中に取り残された際、天使が出口まで導いたとか、雪山で遭難した時に誰かが道案内してくれて急死に一生を得たなどの減少は実際に報告されているようです。サードマン現象と呼ばれる現象ですが、竜灯杉もその一例と言えるのではないでしょうか。

下のリンクから実物の髷額をご覧になれます(髷額単体ではなく絵馬などと共に国指定重要有形民俗文化財に登録されているようです)。
・文化財オンライン / 円覚寺奉納海上信仰資料

竜灯杉もそうですが、当の祭神大愛海龍王は金毘羅堂内に尊像が置かれているようです。どのようにして杉と龍とが結びついたんでしょうか、不明です。
津軽龍神霊場の札所の中でも、本当に不思議な由緒を持つ寺院でした。



以前貰った御朱印です。



今回貰った御朱印です。



以上です。






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最終更新日  2025年04月01日 23時09分42秒
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