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2025年07月03日
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カテゴリ: 御朱印:東京都
JR新橋駅から徒歩数分、焼き物のうまそうな香りが漂う、飲み屋通りの一画に変わった形の鳥居が建っています。鳥居の端の所が下に傾いた不思議な鳥居は、なぜこんな形をしているのかは不明です。おそらくこの神社オリジナルなのではないでしょうか。

この神社に参拝したのは坂東巡りをした日の暮れごろ、茨城の友人と東京の神社仏閣・御朱印展を楽しんだ後のことです。気力・体力・空腹が限界に達していました。この神社参拝後、中華料理店で打ち上げをしたんですが、その時に呑んだビールの味は一生忘れないでしょう。

2024.12.14
烏森神社


夕方にも関わらず参拝者はかなり多く、拝殿前に参拝待の列ができていました。茨城の友人と共にその列に加わり、順番を待ちます。
この待っている時に焼き鳥やら焼肉やらの香りがどこかしこから流れて来て、神社の列ではなく飲み屋の列に加わろうかとも思いましたが、強い精神力で迷いを振り切りました。



列も終盤になり、二之鳥居の前まで来ました。後ろには社殿が見えており、もう少しで順番が回ってくるでしょう。



拝殿です。鳥居に似た造詣です。こちらもなんと変わった形なことか!
拝殿を前にして右に手水、左に授与所があります。



​ご由緒です。
烏森神社



地名の由来
 烏森の地は、古くこのあたりが武蔵の国桜田村と呼ばれていた時代には、江戸湾の砂浜で、一体は松林であった。その為当時この地帯は「枯州の森」あるいは「空州の森」と言われていた。しかもこの松林には、烏が多く集まって巣をかけていた為、後には「烏の森」とも呼ばれるようになった。それが烏森という名の起こりである。
 明治以降昭和7年(1932年)まで町名として使われていたが、その後新橋に改められ、今ではJR新橋駅の烏森口としてその名をとどめている。


神社の創始
 平安時代の天慶3年(940年)に、東国で平将門が乱を起こした時、むかで退治で有名な鎮守将軍藤原秀郷(俵藤太)が、武州のある稲荷に戦勝を祈願したところ、白狐がやってきて白羽の矢を与えた。その矢を持ってすみやかに東夷を鎮めることができたので、秀郷はお礼に一社を勧請しようとしたところ、夢に白狐が現れて、神鳥の群がる所が霊地だと告げた。そこで桜田村の森まできたところ、夢想のごとく烏が群がっていたので、そこに社頭を造営した。それが、烏森稲荷の起こりである。


神社の隆昌
 明暦の大火(世界三大大火の一つに数えられる俗名 振袖火事)が起こった際、江戸市中は焼け野原となり、もちろん当社の周辺も大方焼けてしまった。ところが烏森稲荷社だけは不思議にも類焼を免れたのである。これは神威の致すところと考えられ、以降当社に対する信仰は日に日に厚くなっていった。
 また、椙森神社(日本橋)柳森神社(神田)と併せ「江戸三森」として古くから崇敬されている。
 明治6年(1873年)にはこれまでの烏森稲荷社の社名を烏森神社と改め、新橋烏森の守り神として多くの人々の信仰を得ている。昭和46年(1971年)には御社殿を造営し現在に至っている。


稲荷神社であれば、倉稲魂命・天鈿女命・猿田彦神の親子神を祀るパターンが多いんですが、当社の場合は猿田彦神の代わりに瓊々杵尊が祀られています。案内者ではなく、案内された方が祀られるという変わったパターンですが、どうしてこの組み合わせになったかも知りたいところ。

また、烏森神社には室町時代の文書”足利成氏文書”が収められており、区指定文化財となっています。説明も見てみましょう。
足利成氏文書

 享徳4年(1455年)1月5日に鎌倉公方足利成氏より発給された御教書です。宛名を欠いていますが、文化・文政年間(1804~1830年)に江戸幕府の命によって作られた武蔵国内の古文書集『武州文書』に烏森神社所蔵文書としてみえ、今日に伝わります。

 足利尊氏の次子基氏が南北朝時代に鎌倉公方として東国へ派遣されて以来、足利氏は代々その任にあたりました。成氏は基氏から数えて五代目にあたり、永享6年(1434年)に生まれ、宝徳元年(1449年)に推されて鎌倉公方となり、明応6年(1497年)に没しました。
 管領の上杉氏をはじめ、長尾、太田などの有力家と争い、享徳3年(1454年)12月27日には管領上杉憲忠を鎌倉へ誘い謀殺しました。本文書はこれらの戦に軍勢を向かわせる際のもので、所願成就のあかつきには当社の修造を遂げることを約束しています。
 翌4年1月21日、成氏は、武蔵国分倍河原で長尾景仲、上杉房顕(憲忠の弟)らと戦い勝利を得ます。後に下総国古河城に入り、以後ここに居ることが多かったため古河公方と呼ばれました。

 なお烏森神社に残る明治末年の記録によると、本文書の寸法は縦1尺5寸5分とあり、現状より1寸(約3cm)ほど長いことがわかり、文書の左端が若干切断されたと考えられます。

室町時代の文書が現存していることに驚きですが、その頃の有力者たちも烏森神社に参拝し、戦勝や領内繁栄を祈願していたんではないでしょうか。
古社にはこうした歴史が残っていて、由緒の読み甲斐がありますよね

手水です。上の方には縁起が書かれていました(今回は省略)。



そして境内の叢のかげに”きやり塚”というものがありました。他のかたのブログを見てみると、消火の際に殉職した方の供養碑だそうです。由緒にもあった振袖大火、その消火に尽力した江戸っこを供養するために建てられたんではないでしょうか。

大火を逃れし烏森の社は、今も崇敬厚く、地域の方々に愛されていました。



今回貰った御朱印です。



公式サイトへのリンクです。
・烏森神社 公式ホームページ








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最終更新日  2026年03月15日 21時37分15秒
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