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鑑賞日:2014年9月17日(水)18:30開演入場料:¥8,800 1階28列 【主催】FM AICHI/サンデーフォークプロモーション 山下達郎Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~会場:名古屋国際会議場センチュリーホール 演奏ボーカル、ギター、パーカーション:山下達郎ギター :佐橋佳幸ベース :伊藤広規キーボード:難波弘之、柴田俊文サックス :宮里陽太ドラム :小笠原拓海コーラス :国分友里恵、佐々木久美、三谷泰弘 感想 今回「Maniac Tour」と称し、コンサート回数が全国14都市29公演と少ないため、東京近郊は避け単身赴任先の名古屋ウィークデイ公演を20年以上継続しているファンクラブ枠で確保。 それでも後方席だったのは、第1,第2,第3希望が外れたファン優先のためか。 仕事終わりの定時で飛び出したものの、会場到着は、開演の18:30ジャスト。 入り口から直ぐに入ることは出来ず、入り口横の約100人の列に並びオークション、ダフ屋トラブル対策のための免許書等による本人確認後にリストバンドを巻いてもらい、やっと入場。 まあ今の御時世しょうがないか。 どうせ長丁場のコンサートなので焦ること無く、お客がいないグッズ売り場で公式パンフレットを購入し、ホールの中へ。演奏中は席の後ろの壁添で待機するようスタッフの指示に従い、1曲目が終わった所で座席へ。 今回「Maniac Tour」として、公演数も増やさなかったのは、これまでのコンサートで(ほとんど、しばらく)演奏されていない曲中心の選曲のため。よってRide On Timeもクリスマス・イブも演奏されない。 長年のファンとしては、久々に聴ける曲や初めての生演奏で聴くことが出来た曲もあり嬉しい限り。 セットリストはお約束で、書かないが、クラッカーは使います(^_^;)。 曲の途中で他の歌詞やメロディーを入れることがあるが、今回は大瀧詠一さんの曲からであり、アンコールにはナイアガラからの曲もあり。ラジオやコンサートなど公衆の面前では大瀧詠一さんのことをほとんど話さないが、コンサートの曲の中に入れて追悼の意をあらわすなんて、如何にも達郎らしい。 何時ものように3時間半、アンコールまで声の調子は昨年よりも更に良い。MCで「PAが今回からフライングになった」と言っていたが、複数のスピーカーつながったボックスがステージ左右の天井から吊るされている。 出てくる音は各楽器の音が明確に区別できて、大音量になっても潰れることが無く素晴らしい。 昔は馬鹿でかいスピーカボックスを何段も積上げていたが、技術の進歩で小型でも大音量が出せるようになり天井からの吊り下げが可能になったらしい。 かつてオリンピックやWCよりも開催頻度が少なかった達郎のコンサートが毎年聴けるなんて、こんな日が来るとは思ってもみなかった。 来年はデビュー40周年で大々的なツアーを行うとのことで、今から楽しみに。End
2014.09.17
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鑑賞日:2014年9月14日(日)13:00開演入場料:¥8,000 C席4階2列 【主催】(財)東京二期会平成26年度文化芸術振興費補助金ウィーン・オリジナル・プロダクション《アン・デア・ウィーン劇場との共同制作》東京二期会オペラ劇場 モーツァルト作曲歌劇「イドメネオ」(全3幕、イタリア語上演/日本語字幕付)会場:新国立劇場 オペラパレススタッフ指 揮:準・メルクル 演 出:ダミアーノ・ミキエレット 装 置:パオロ・ファンティン衣 裳:カルラ・テーティ照 明:アレクサンドロ・カルレッティ演出補:エレオノーラ・グラヴァグノラ合唱指揮:大島義彰演出助手:菊池裕美子舞台監督:村田健輔公演監督:曽我榮子合 唱:二期会合唱団管弦楽:東京交響楽団キャストイドメネオ:与儀 巧イダマンテ:山下牧子イリア :新垣有希子エレットラ:大隅智佳子アルバーチェ:大川信之大祭司 :羽山晃生声 :倉本晋児感想 大隅智佳子さんの歌声を聞きたさに、少し涼しくなった気候の中、初台まで出掛けた。 イドメネオはモーツァルト初期のオペラ作品で、ダ・ポンテ3部作や魔笛に比較すると上演数が少なく、生で観るのは初見。 オペラ・セリアであり、レチタティーヴォは今回チェンバロでなくピアノとチェロの伴奏が入る。ティンパニの横には、回転レバーの付いた黒い箱のウィンド・マシーンが置かれ、嵐の場面で使用されていた。 今回アン・デア・ウィーン劇場との共同制作であり、演出はダミアーノ・ミキエレットで、新国立の「コジ・ファン・トゥッテ」で舞台設定を現代のキャンプ場にしてしまった斬新な若手演出家。 序曲が始まると白い幕にイドメネオが少年のイダマンテにスーツを着させる様子が白黒の映像で映し出される。 序曲が終わり、幕が開くと、舞台奥に向かって高くなるよう傾斜が付けられた砂の床で、あちこちに靴が散乱している。プログラムを読むと、戦争で死んだ兵士の靴らしい。 砂の床の左右は白いカーテンで仕切られており、第2幕ではそのカーテンが開けられ、合唱が椅子を左右に並べ王宮の広間となる。 嵐の場面では、その椅子やスーツケースを砂の床に投げ入れ散乱させる。また、嵐や怪物の場面では、体中に赤い色を塗られたゾンビの様な男2人が表れ、イドメネオにその赤い血をこすり付ける。 第3幕の神の声では白い幕が降ろされ、雲の様な映像が映し出され、PAを通して神の声が歌われる。その幕が切って落とされフィナーレへ。 なかなか斬新な演出の割にはストーリーと違和感なく面白い。ただ当初からイリアのせり出したお腹が気になっていたが、予想通り第3幕フィナーレ後のバレエ音楽の中で出産となるのはあまりにも蛇足。イリアがイダマンテと心が通じあったのは第3幕なので、第1幕から妊娠していたとすると父親は誰? 客席からは白けた笑い声も起こった。 音楽の方は、準・メルクルの指揮でスムーズに進む。全体に重めなのは、会場の大きさに合わせたためか。 歌手の方は、イダマンテをズボン役でメゾの山下牧子が上手く歌えていた。イドメネオ役の与儀巧も存在感あり。 何と言ってもエレットラ役の大隅智佳子の歌声は圧倒的。ヒロインの恋敵役で、舞台上で下着姿から次々に衣装を変えたり、第3幕で斧を振り回したり、神の声の後は体中に泥を塗りつけ、金髪のカツラを投げ出し丸坊主となり息絶える演技は強烈。 更にそのビブラートのないしっかりとした歌声は、劇場中に響き渡り、客席からは「ブラーバ」の掛け声と本日一番の拍手が鳴り止まない状態に。 ぜひ来年の東京二期会オペラは、大隅智佳子さん主役でベッリーニ作品を聴きたい。 End
2014.09.14
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