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鑑賞日:2024年1月24(水)19:00開演入場料:¥24,000 S席1塁側1階スタンド16列【主催】J-WAVE/TOKYO FMONE NIGHAT ONLY IN JAPANビリー・ジョエルIN CONCERT会場:東京ドーム 演奏ボーカル、ピアノ、ハーモニカ:ビリー・ジョエルキーボード、オルガン、ミュージカルディレクター:デヴィッド・ローゼンタールサックス、フルート、ハーモニカ、パーカッション、ボーカル:マーク・リヴェラパーカッション、サックス、ハーモニカ、ボーカル:クリスタル・タリエフェロギター、ボーカル:トミー・バーンズベース、ボーカル:アンディ・シションドラムス:チャック・バーギトランペット、トロンボーン、サックス:カール・フィッシャーボーカル、ギター:マイク・デルジュディス曲目01. MY LIFE マイ・ライフ(冒頭にベートーヴェン「交響曲第9番・歓喜の歌」の一節)02. MOVIN’OUT ムーヴィン・アウト03. THE ENTERTAINER エンターテイナー04. HONESTY オネスティ05. ZANZIBAR ザンジバル(冒頭に「さくらさくら」の一節)06. INNOCENT MAN イノセント・マン(冒頭にザ・ローリングストーンズ「Start Me Up」をビリーがモノマネ歌唱)07. THE LONGEST TIME ロンゲスト・タイム(冒頭にトーケンズ「ライオンは寝ている」のコーラス)08. DON’T ASK ME WHY ドント・アスク・ミー・ホワイ(冒頭にベートーヴェン「交響曲第7番第2楽章」のピアノ独奏)09. VIENNA ウィーン10. KEEPING THE FAITH キーピン・ザ・フェイス11. ALLENTOWN アレンタウン12. NEW YORK STATE OF MIND ニューヨークの想い13. THE STRANGER ストレンジャー14. SAY GOODBYE TO HOLLYWOOD さよならハリウッド15. SOMETIMES A FANTASY 真夜中のラブコール16. ONLY THE GOOD DIE YOUNG 若死にするのは善人だけ17. THE RIVER OF DREAMS リヴァー・オブ・ドリームス(ブレイクにバンド・メンバーのクリスタル・ タリエフェロがアイク&ティナ・ターナーの「River Deep, Mountain High」を歌唱)18. NESSUN DORMA 誰も寝てはならぬ(バンド・メンバーのマイク・デルジュディスが歌唱)19. SCENES FROM AN ITALIAN RESTAURANT イタリアン・レストランで20. PIANO MAN ピアノ・マンアンコール21. WE DIDN’T START THE FIRE ハートにファイア22. UPTOWN GIRL アップタウン・ガール23. IT’S STILL ROCK N ROLL TO ME ロックンロールが最高さ24. BIG SHOT ビッグ・ショット25. YOU MAY BE RIGHT ガラスのニューヨーク感想 16年振りにビリー・ジョエルが来日公演を行うとのことで、先行販売でチケット入手し、仕事を早めに切り上げて、東京ドームへ向かった。 高校から大学時代は、TVでなくラジオ聞く機会が多く、ビリー・ジョエルは1日に数回は聞こえて来た位に流行っていた。熱烈なファンでは無かったが、生活の中に染み付いているミュージシャンの一人。 アリーナ席でずっと立っているのはつらいので、S席のスタンドを選択。1階の16列目のホーム側に近いので、舞台は遠いものの、正面に近く見やすい。幸い当方座ったブロックは立つ人がほとんどおらず、最後まで座って聞くことが出来た。 主催者発表で4万4千人。当方と近い年齢層-がほとんどで、男女比は半々位。女性だけのグループも沢山見られた。 5分押しで会場内が暗くなり、スタート。いきなり第九「歓喜の歌」のメロディーから1曲目「マイ・ライフ」が演奏される。 マイクを通してだが、74歳とは思えない声量。 途中のMCはほとんど無く、アンコール含め25曲歌い上げ、時計は9時半近くに。 ただヒット曲を並べるのでなく、冒頭に違う曲を入れてつなげたり、自身はピアノ伴奏に徹してバンド・メンバーに歌わせたり。 はたまた、ミック・ジャガーに成り切って、「Start Me Up」を歌い、ハイトーンが大変と「INNOCENT MAN」を完璧に歌う。 ドゥーワップはトーケンズ「ライオンは寝ている」をワンコーラス歌った後にTVCMに使われた「ロンゲスト・タイム」が歌われ、そのハーモニーが素晴らしい。 「ストレンジャー」の口笛もマーク・リヴェラが生で吹いて完璧。音楽をバンドメンバー含めて楽しんで演奏し、観客も楽しませる。 ステージ後ろの巨大スクリーンには、舞台上の映像だけでなく、曲に合わせ彼が生まれ育ったニューヨーク下町ブルックリン、ロングアイランドの当時の風景写真、アニメーション等を映写している。 ネットで調べると、2014年から約10年間、マディソン・スクエア・ガーデン(2万人収容)で毎月コンサートを行い、150回目となる今年7月に終了するらしい。今回のバンドメンバーも、その定例コンサートのメンバーであり、レベルの高さと音楽の完成度に納得。今アメリカ、ニューヨークを代表するエンターテイメントだった。 そして本編のラストは自らハーモニカを吹いて歌う「ピアノ・マン」は正しく彼自身。 学生時代にタイムスリップして、楽しめたハイレベルのコンサートだった。 End
2024.01.24
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鑑賞日:2024年1月3日(水)19:00開演入場料:無料(申込抽選)(2階12列)【主催】日本放送協会(NHK)第66回 2024NHKニューイヤーオペラコンサート会場:NHKホール出演:ソプラノ:砂川涼子、田崎尚美、船越亜弥、 森麻季、森谷真理メゾ・ソプラノ :谷口睦美カウンターテナー:藤木大地テノール:笛田博昭、福井敬バリトン:青山貴、大西宇宙、黒田博、須藤慎吾バ ス :斉木健詞、ジョン・ハオ、妻屋秀和合 唱 :新国立劇場合唱団、二期会合唱団、 びわ湖ホール声楽アンサンブル、藤原歌劇団合唱部管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団指 揮 :沼尻竜典舞 踊 :上山榛名、水城卓哉、宮本萌チェロ :遠藤真理ピアノ :松田華音司 会 :礒野佑子(NHKアナウンサー)曲目:1.「メサイア・ファンタジー」 ヘンデル作曲 吉松隆・上田素生 編曲 ※世界初演 大西宇宙、合唱2.歌劇「アイーダ」から「清きアイーダ」 ヴェルディ作曲 笛田博昭3.歌劇「ジュリアス・シーザー」から「この胸に命ある限り」 ヘンデル作曲 森 麻季4.歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」から「なんとつらい時間 残酷な運命」 ~「エウリディーチェを失って」 グルック作曲 藤木大地、砂川涼子 5.歌劇「タンホイザー」から「私の歌は君のためのもの」~「裏切り者よ 出ていけ」 ワーグナー作曲 福井 敬、谷口睦美6.歌劇「オテロ」から「無慈悲な神の命ずるままに」 ヴェルディ作曲 黒田 博7.歌劇「トスカ」から「テ・デウム」 プッチーニ作曲 須藤慎吾、合唱幕間 「鏡の中の鏡」アルヴォ・ペルト作曲 / 大石裕香 振付 ※世界初演 【上山榛名、水城卓哉、宮本 萌{貞松・浜田バレエ団}】(舞踊) 遠藤真理、松田華音8.歌劇「ボリス・ゴドノフ」から「戴冠式の場」~「私は最高の権力を手に入れた」 ムソルグスキー作曲 妻屋秀和、合唱9.歌劇「ドン・カルロ」から「ひとり寂しく眠ろう」 ヴェルディ作曲 ジョン・ハオ10。楽劇「サロメ」から「どうして私を見てくれないの?」 リヒャルト・シュトラウス作曲 森谷真理11.楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「優しくかすかな彼のほほえみ」ワーグナー作曲 田崎尚美 12.歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「食事のしたくができた」モーツァルト作曲 大西宇宙、斉木健詞、青山 貴、船越亜弥、黒澤明子、山際きみ佳、 清水徹太郎、迎 肇聡、男声合唱 13.オラトリオ「メサイア」から「ハレルヤコーラス」ヘンデル作曲 ソリストおよび合唱全員 NHKニューイヤーオペラコンサートは、毎年1月3日に有料で行われて来たが、昨年NHKホールの改装が終わってから無料抽選方式に変更。 珍しく抽選に当たって山の神とインバウンドで賑わう渋谷駅からNHKホールへ向かった。 今回オーケストラはオケピットに入り、舞台上には階段状のセットが置かれ、曲に合わせて、セットの変更や照明が加わりオペラの場面を再現する。衣装、メイキャップも、各オペラに合わせたものになっている。 今回テーマが「対の歌声、終わらない世界」となっており、1つのオペラから2人で続けて歌うか全く異なるオペラを2人で続けて歌う構成になっており、始まる前にスタッフから2曲終わってから拍手をするよう注意のアナウンスもあり。 全体的な印象としては、とにかく暗い。選曲や構成はウクライナ戦争やガザ地区戦闘を受けて制作されたと思うが、元旦早々の能登半島地震、羽田空港事故もあり、より暗い気持ちになった。終演後の観客からも晴れやかな顔や楽しそうなおしゃべり声は聞こえず。 多くのアリアが死や死を連想させる曲になっており、ラスト「ハレルヤ」の前の「ドン・ジョヴァンニ」は地獄堕ちの場面を再現する徹底さ。 コンサート名に「ガラ」はなく、全体として1つのテーマ性は感じられたが、新年早々の公演であるのに今年への希望、救いの面は聞こえてこなかった。 ただ個々のアリアとしては日本で今歌ったら一番であろう歌手たちを出演させており、いずれも素晴らしい。 森麻季のクレオパトラのアリアは細部まで完璧で、昨年のBCJ公演を思い出した。森谷真理のサロメ、田崎尚美のイゾルテも役に成り切った歌いっぷりでもっと聞きたいと思わせる。砂川涼子エウリディーチェと藤木大地オルフェオもオペラの場面に引き込まれるような歌唱だった。 オケは多種多様な曲を歌手と完璧に合わせ、全体のバランスも素晴らしく、指揮者ドラゴン沼尻の功績でしょう。 合唱もプロ4団体からで迫力もあり良かった。エンディングの「ハレルヤ」は、最後の歌詞が英語でなくドイツ語?だったのはなぜか。 ニューイヤーとしての選曲、構成には疑問あるものの、個々のオペラアリアとしては楽しめた公演だった。End
2024.01.03
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