おしゃれ手紙

2020.02.07
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テーマ: 読書(8472)
カテゴリ: 読書

内容情報】(「BOOK」データベースより)

お茶を習い始めて二十五年。
就職につまずき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々。
失恋、父の死という悲しみのなかで、気がつけば、そばに「お茶」があった。
がんじがらめの決まりごとの向こうに、やがて見えてきた自由。
「ここにいるだけでよい」という心の安息。
雨が匂う、雨の一粒一粒が聴こえる…季節を五感で味わう歓びとともに、「いま、生きている!」その感動を鮮やかに綴る。
 真面目で理屈っぽい20歳の大学生・典子(黒木華)。
おっちょこちょいな自分に嫌気がさす典子は、ある日、母親(郡山冬果)から「お茶、習ったら」と突然勧められる。
意味がわからず困惑する典子だったが、同い年の従姉妹・美智子(多部未華子)からも誘われ、二人は自宅近くにある茶道教室の先生を訪ねる。
その先生は大きな家にひとりで暮らし、巷で“タダモノじゃない”とうわさの武田のおばさん(樹木希林)だった。
お茶の魅力に気付き、茶道を習うことで日々成長していくヒロインの姿を描く人間ドラマ。
黒木華が20歳でお茶と出会い、さまざまな体験をするヒロインの10年を演じる。
また、2018年9月に亡くなった樹木希林がヒロインの師匠となるお茶の先生を演じ、味わい深いドラマにエッセンスを加える。
監督は『さよなら渓谷』の大森立嗣。
映画・日日是好日(にちにちこれこうじつ)

 映画の原作を読んだ。
例によって、●メモ。◎は私のコメント。
●学校もお茶も、目指しているのは人の成長だ。
けれども、一つ、大きくちがう。
それは、学校はいつも「他人」と比べ、お茶は「きのうまでの自分」と比べることだった。

●「お茶ではね、重たいものは軽々と、軽いものは重々しく、っていうのよ」。

◎井上ひさしの言葉「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

点前には重きを軽く軽きをば 重く扱う味ひをしれ   by千利休

何にても道具扱ふたびごとに 取る手は軽く置く手重かれ  by千利休
●お茶室に入る時は、いつも左足から入ります。

◎神社でも「左上右下」あるいは「左尊右卑」といい、手を合わせる時も、左が少し上になる。

右の手を扱ふ時はわが心 左の方にあるとしるべし   by千利休 

「松風(まつかぜ)」という。
お釜の内底に漆で鉄片が貼り付けてあり、鳴るように設計されているのだ。
お茶は、無数の面からなる多面体だ。
「お茶は、むかしの暮らしの様式美だ」と言う人もいる。
「日本の芸術の集大成だ」と思う人もいる。
「ひたすらお点前をすることによって無をめざす美の宗教だ」と書いた人もいる。
「季節を扱う暮らしの知恵の結集」「禅の一つのスタイル」・・・。


◎私は、総合芸術だと思っている。
掛け軸、花、茶碗、お菓子・・・はもちろん、庭や食事に至るまで美が宿っている。
いや、庭や茶室の美などモノの美しさだけではなく、お茶にかかわる人の動作の優雅さなども含めて美しい。

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Last updated  2020.02.07 00:20:52
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