今日はミュージカル「ミスサイゴン」を見に行った。
ベトナム戦争のころ。
戦火で両親と故郷を失ったキムは生きるために、米兵相手のキャバレーで働くことにする。ここの経営者、エンジニアはアメリカ行きの渡航許可ををもらいアメリカで成功することを夢見ている。
キムが初めて店に出た日にであった米兵クリスと恋に落ちる。
世間知らずな二人が戦争という極限状態の中で、癒しを求めたというのが近いところか。
キムの元婚約者トウイが連れ戻しに来るが、クリスに夢中なキムは彼を断ってしまう。
アメリカ軍は撤退することになり、クリスはなんとかキムに連絡をとろうとするがそれもできず、離れ離れになってしまう。
ベトナムは社会主義国となり、トウイはえらいさんになっている。アメリカ相手に商売していたエンジニアは収容所にいるが、彼にキムを探し出すように命じる。
エンジニアは野心のある男なので、ここはトウイのいう事を聞いた方が得策と、キムを探す。
キムは難民に交じっているが、探し出される。
復縁を求めるトウイ、しかし、キムにはクリスとの間にできた子どもがいる。子どもを支えに、クリスとまた合って一緒に暮らすために、今を生き伸びているのだ。
敵がわの子どもなど殺してしまえと、手にかけようとするトウイを、拳銃で撃って殺してしまうキム。
エンジニアとキムはアメリカへ渡るという点で利害が一致し、とりあえず二人でバンコクまで逃げのびる。
ここでも、キャバレーの客引きをしているエンジニアと、勤めているキムであった。
クリスはアメリカへ帰って、心を傷めているが、エレンと言う女性に、看護され回復二人は結婚している。
修羅場から日常にもどったクリスと修羅場の中を男の愛を信じて必死に生きるキムと・・・
キムが子どもと生きているという知らせを戦友から聞くクリス。
このまま放っておいてよいのか、なんとかせねばと戦友にいわれ、エレンに事情を話して、ともかくベトナムにやってきた。
情報を伝えたのは実はエンジニア、アメリカ人との混血の子がいれば、アメリカへわたりやすいのではと考えた結果である。
キムにもクリスがきていることを伝え、うまく話してアメリカに連れて行ってもらえるようたきつけるエンジニア。
キムは詳しい事情を知らず、クリスに会いに行くが、クリスはおらず出てきたのは妻のエレンである。
もうこの男は他の人と結婚していたのかというショック。結局せめて子どもだけでもアメリカに連れていってやってほしいというのが精いっぱいのキム。
クリス夫妻は子どもは連れて帰って、キムには現地にいてもらって援助したらいいというような考えになっている。悪気はないのだが、キムの求めているものではない。
キムは子どもを渡して自ら命を絶つ。
男は悪気はないが、優しいだけで本当には愛していなかった。女との思いのすれ違いが悲劇。
そして、エンジニアのどこでも生き延びていくという、この図太さが返ってすきっと感じさせる話だった。
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