全971件 (971件中 1-50件目)

3年ほど前に師匠が送ってくれた動画「テレマークターンの作り方」について、正直なところ私には理解できず、テレマークライフの悩みのタネになっていました。今シーズン、一度もゲレンデに行きたいと思わなかった理由の一つは、その課題に向き合いたくなかったというのもあります。そのためもあって今シーズンは、「パウダー5」の前売り券も購入しませんでしたし、4月に入る直前までゲレンデには行きませんでした。プルークボーゲンからテレマークターンにつなげる方法を解説したその動画の内容に、私はイマイチ納得できないところがありました。具体的には、プルークボーゲンの外足と内足の使い方と、テレマークターンのそれが同じという説明が理解できませんでした。見た目からしてターン中のプルークボーゲンは外足も内足も内旋及び外転しているのに対し、テレマークターンでは内足は外旋しながら内転していると思っていたからです。そもそもターンのきっかけからして違うのではないかと思っていました。ここでは荷重という面で比較すると、プルークボーゲンの場合、両足に均等荷重している状態から外足に加重することでターンは始まり(結果的に過重した方が外足になるということで)、谷回りから山回りまで一貫して外足に荷重割合を多く保つことで一定のターン弧を描けますが、テレマークターンで同じように外足加重でターンを始めると、雪質の安定したゲレンデでは良くても、山では危ないと感じることが度々ありました。山でも、残雪期のザラメや底着きパウダーなら良いのですが、モナカ雪や深い新雪のときにそれをやると、外スキーを雪に潜らせてコケるシーンを何度か体験してきました。咄嗟に技術を使い分けられる上級者なら雪質の変化に合わせて滑り方を使い分ければいいのですが、ゲレンデ練習をシーズンに数時間しかやらないナマケモノテレマーカーにその使い分けは難しく、一つの技術で色々な雪に対応できる滑り方を選びたくなります。内足が前にあるアルペンターンなら内側の腰を高く保ちながらターン外側に向けやすく外向傾を作りやすいので、山スキーをやっていたころは、私もほとんど外足から外足への荷重で滑っていました。しかし、山で安全にテレマークターンを楽しむには、谷回りから積極的に外足に過重するのは慎むべきで、むしろターン初期には内足を軸にして、外足は雪質を探るために使う方が安心感があると感じていました。外足に荷重するタイミングは遠心力が高まるターン中盤から後半にかけて探りながらやっていく。というより、悪雪の時にはそれより他はないと思っていました。そして、角付けという点においても、テレマークターンのきっかけはプルークボーゲンのように外足内エッジからというより、プレターンの内足外エッジを主体に行うのが、つまり、歩く時に後ろ足を踏み込んで前に出すように、後ろ足を蹴り出してテレマークターンを行うのが自然な方法だと思っていました。また、手元にある『SIAオフィシャルメソッド』のテレマーク編によれば、プルークボーゲンからテレマークターンに繋げるテクニックは、プルークボーゲンで始まったターンを、ターン後半にかけて内足を後ろに引いて(重心を後方を移動して)エッジ交換し、テレマークターンにつなげるもので、この方法は「安心感のある方法だが、前後に不安定な時間が長くなるので、スムーズな足の入れ替えにならない」とあります。そして、急斜面や高速域では体に対する負担が大きいので不向きな技術であるとも記されていました。ダイレクトA(重心を下方へ運ぶ展開)への導入としては使えても、ダイレクトB(重心を前方へ運ぶ展開)に直接つながる技術ではないと紹介されています。つまり、プルークスタンス自体が大きな力やスピードに耐えられる姿勢ではなく、外力(重力)を主に利用して方向転換する技術なので、積極的に抜重状態を作って方向転換するダイレクトAやBとは違い、応用範囲が狭いと言っているように思えました。しかし今回、白馬で師匠から2日間レッスンを受けたことで、その認識は大きく変わりました。ここ数年、気になっていたことや、悩みのタネがすべて解消しました。技術的な内容については、近年の師匠の指導方針はTAJの新教程に沿っているそうなので、現在販売中のTAJテキストを参考にして頂くとして、私が得た最も大きな収穫は、テレマークスキーを以前より多角的に見られるようになったことです。アルペンターン、テレマークターン問わず、やはり、プルークボーゲンはスキーの基本であり、それを実際にやってみることで、ターンに必要な3要素をどのタイミングで行うのが効果的か、そのためにどんなポジションが必要かなどを学べるということです。道具に負担がかかりそうなので、今まではなるべく避けてきたコブも、コツを教えてもらうと面白くなり、嵌ってしまう人の気持ちも少し分かりました。急で狭い斜面での板のズラし方やピボットポイントの正確さを磨いたり、なにより、悪路での冷静さを学べるという点で、山でも応用できる技術だと感じました。その他にも、テレマークを始めてから長年理解できなかった『ソウルスライド2007』にある「SUPR CARVING TELEMARK TURN」のフジケンが解説していた内足の内旋についても、ようやく納得できました。アルペンスキーでは骨盤から外向傾を作るのが常識かと思いますが、テレマーク姿勢では内足が後ろにある都合上どうしても骨盤が内向しやすいので、それを抑えるために、内足の内旋と胸での外向が必要なようです。家に帰ってから今回のレッスンの復習も兼ねてブログを書きながら、試しにテレマークターンの導入法についてAIに尋ねてみると、以下の回答がありました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー私:SIAオフィシャルサイトメソッドにあるテレマークターン導入法にはプルークボーゲンとダイレクトA、Bの3種類がありますが、TAJにおいても同じような区分が行われていますか?ChatGPT:結論から言うとTAJ(日本テレマークスキー協会)には、SIAのように「ダイレクトA・B」まで明確に区分された公式メソッドは“ありません”(少なくとも2024年度版公式教材・検定ガイドラインにはその名称・区分は存在しません)ただし、指導現場レベルでは「SIAのダイレクトA・Bに似た考え方」は間違いなく使われています。それをわかりやすく比較しますね。要点TAJは「名称で区分」していないが、内容はSIAとほぼ同じ3パターンを現場指導で使っている(「雪面抵抗型」「ターン中導入型」「直滑降導入型」といった呼び方が現場では多い)TAJ公式テキストは「プルークターン→ステップターン→テレマークターン」の段階的習得モデルが基本→ この中で自然とSIAでいうダイレクトA/B相当の動きも取り入れる形TAJ指導員検定やクラブ講習では、「生徒のレベルに応じて適切な導入法を選ぶべし」という指導原則がある→ 「SIAの分類を意識した指導は正解」まとめ**名称は違えど、SIAとTAJの導入理論は「実質かなり近い」**です→ 特に現場指導では「プルーク型・パラレル型・直滑降型」の使い分けが普通に行われています。--------------------------------------------------------------------------------AI回答の信憑性について、テレマークスキー初級者の私には判断できませんが、白馬でレッスン中に師匠に伺ったところによると、TAJでもテレマークターン導入には3種類あり、それは、・プルークボーゲン・シュテムターン・斜め横滑りということで、上のAIの回答もあながち間違いとはいえないようです。。
2025.05.07

昨年末に田舎である行事に参加したところ、それにはまってしまい、あっという間に3ヶ月が過ぎて、スキーシーズンも後半になってしまいました。おかげで今シーズンはまだ4回しかスキーに行っていません。昨年までは1月と2月はほぼ毎週スキーに行っていましたが、今シーズンは月一回のペースです。それでも満足しているのは、スキーに行く目的が変わってきたからではないかと思います。子供の頃から現在まで山登りやバイクレース、風俗やクライミング、テレマークスキー等にはまっていた時は、それより楽しい遊びはこの世に存在しないと思っていましたが、そんなことはありませんでした。他にも私の知らない遊びが世の中にはたくさんあって、そこでは多くのマニアたちが充実した時間を過ごしていたのです。いくつになっても新しい体験というものは楽しいものです。それはさておき、積雪期の赤城山で一番楽しい遊びは何かというと、20年くらい前に山岳部の先輩に連れて行ってもらった黒檜山から北面道路に落ちる沢を、ワカンを履いて飛び跳ねながら転げ落ちる遊びだと私は思います。一般的にワカンは歩くためのもので、ワカンでスキーより速く雪山を降ることは不可能なように見えますが、一概には言えないと、その時知りました。斜度と雪面状況とそれに対応できる技術を持っているかどうかで変わってくるようです。60年前の赤城山はもっと雪が多かったようですが、現在の赤城山のように雪が少なく、笹が完全に埋まらず踏み抜くような積雪状況が多い斜面や、細い沢状地形や、45度を超える急斜面なら、下手なテレマーカー(自分)が滑って降りるより、ワカンで直線的に跳び降りた方がよっぽど速く降りられます。しかも、とてつもなく楽しいです。まだ寝きっていない笹っ原の上にふわっふわの雪が積もった北斜面はクッション性が非常に良いので、普段ならためらうような急斜面でも、思い切って飛び込んで行けます。その宙を浮くような感覚は、踏み固められた登山道を走って降るのでは体験できない開放感で、その時感じた高揚感は、他では味わえないものでした。しかも、ディープパウダーを細板テレマークで滑るより手軽に、雪の中から空中へ自由に飛ぶ浮遊感が味わえるのです。しかし、この遊びはスノーシューではできません。プラスチック製のスノーシューでそんなことをしたら、すぐに壊れてしまいます。(実際に先輩はMSRの旧型スノーシューを壊したようです)。実際に遊ぶ斜面では落差2メートルくらいは飛ぶことになるので、スノーシューが壊れるのもしょうがないのかも知れません。スノーシューはワカンより雪に接する面積が大きく浮力があるので、着地した時の衝撃は大きいだろうし、紐やベルトで固定するワカンより、バックルでタイトに固定するスノーシューは力の逃げ場がないので、壊れやすいのかもしれません。ただ、現在主流のアルミ製のワカンだと、接合部が折れることもあるようなので、壊れた時に補修できることも考えると、できれば木製のワカンが良いらしいです。ただ、この赤城北面道路に向かって飛び降りる遊びは、地形図を見るとわかる通り、黒檜山から小黒檜山に連なる尾根から北面道路に落ちる谷は数本あって、間違えると滝に落ちます。他にも地図に出ない小さな沢や滝があるので、もし滝にダイブして雪に溺れたり骨折でもしたら帰ってこれないので、どんなに楽しくても単独で遊びに行ったことはありません。実際ここで、過去に滝に落ちて亡くなった方もおられます。まだ若い頃は、スリルやスピード感、開放感を求めて遊んでいた時もありましたが、今は、そういったものは重要ではなくなりました。では、今は何が目的かというと、一緒に行く人とのコミュニケーションです。山スキーでの登りはほとんどおしゃべりの時間で、山頂に着いてもおしゃべりで、滑る時だけそれぞれ勝手に遊んでいます。それにプラスして、自作したものを実際に試してみたいという欲求です。そこで本題に戻り、一昨年のシーズンオフに3タイプを試作し、昨シーズンその改良型を岩鞍スキー場で試したところ、感触が良くなかったので、お蔵入りになっていたTTSアダプターをまた引っ張り出して捨板に乗せ、赤城山で試乗してみました。今シーズンはどこの山もそうかもしれませんが、今年の赤城山はここ数年で一番積雪量が多かったです。TTSアダプターは昨年までワールドピステに乗せていたバージョン3からトゥーピースの台座を外してスプリングを茶色のロングトラベルから青のシリンダーに戻し、前回のバージョン3よりかなり引きが弱い設定にしました。テックピンラインからピポッドラインまでの距離は、35ミリから20ミリに短縮しました。結果、自分好みの非常に乗りやすいビンディングになりました。台座を外したことで、ワイヤーとソールの干渉が心配でしたが、2月と3月に一回ずつ赤城山を滑ったくらいでは、問題になりませんでした。相変わらず、登りもテックビンディングとボレーのクライミングサポートで快適です。また、前回と今回は昨年まで滑ったことのない西面と裏南面の上部も滑ってみました。下の動画は、2月の降雪の後、自宅からも白く見えた南面の通称「猫の額コース」です。自分の動画はありませんが、ほんの4ターンほどの斜面で、今シーズンもっとも満足のいくテレマークターンができました。(写真はありませんが)西面は地蔵岳山頂付近から南面道路の九十九折まで標高差300メートルを一気に下るコースで、上部は開けた疎林、中間部は狭いルンゼ状になっていて、下部は砂防ダムが連続しているため、雪の多い年しか道路までは滑れません。地蔵岳の今まで滑ったコースの中では一番スリリングなルートでした。下部で地蔵岳西面にある数本の沢が合流しているので、わずか10センチの雪が雪崩れたとしても、750立方メートル以上の雪が集まってくることになり、本流では大きな雪崩になりそうです。夏も土砂崩れが頻発するため、これだけ多くの砂防ダムがあるのでしょう。さて、今シーズンは初滑りから自作のテレビンディングで山テレマークを楽しんできました。12月の赤沢山では俎板TTSをヘルベントに付けて行きましたが、俎板TTSはすでに数年前にハイシーズンの東谷山でも使用しているので、私が行く程度の軽いテレマークツアーでは実用に問題はないことは分かっていました。そんな俎板TTSでのシーズン初めの赤沢山は、12月にしては近年にない積雪量で快適な滑降ができました。一方、表題のTTSアダプターについては、今まで山での実績がなかったので、まずは半日ツアーから試してみようと、2月と3月、雪が降ってから数日後の赤城山へ、午後から行って試してみました。このTTSアダプターの材質は、もとは師匠からもらった古いスキー板を切断したもので、切断面を見るとメタルは入っていないようなので、TTSワイヤーのピボット部分で割れないか少し心配でした。特にバージョン3からはアダプターの固定方法を、エンツォやタルガアッセントの6本止めから同じくG3規格の4本止めに変更したので、アダプターと板のしなりによりビスが緩まないか心配でした。しかし、赤城山半日ツアー程度では、シールテープでの緩み止めで全く問題ないようでした。そこより焦ったのは、いつもはダイニーマで繋いでいるテックビンディングのトゥーピースと流れ止めを、雪崩に巻き込まれた時に流れ止めも開放できるようにと強度のない紐で繋いだところ、3月の赤城山のブレイカブルクラストの東斜面で派手にコケてビンディングが開放した時に、見事に紐が切れて、板を流してしまったことです。幸い、すでに夕暮れ時で登山者がおらず、ツボ足の穴にトップを突っ込んで止まりましたが、もし人に当たっていたら大事故になるところでした。やはり、人がいるところで滑る時は流れ止めは必須であり、開放しない材質で固定する必要があると思いました。一方今シーズン2回目に行った恒例の正月の平標山では、道具の問題より印象に残ることがありました。ネットニュースにも出たのでご存知の方もおられると思いますが、1月1日に平標山で遭難騒ぎがありました。ちょうど14時頃に滑り終えて元橋の駐車スペースに戻ってきたところ、パトカーが止まっていたので、いつものくせでヘコヘコと挨拶したところ、向こうはなんだかそっけない態度でした。気になったので、ここで何をしているのか尋ねてみたところ、曖昧な答えしか返ってきません。あとでネットニュースで知った経過によれば、その時すでにヘリでの救助が終わったか終わらないかの頃だったようです。警官は私がペラペラ言いふらす人間に見えたのか、遭難騒ぎがあったことを隠したいようでした。(実際、ここでペラペラと書いているわけですが)私たちが稜線に出る手前で滑り出そうと準備している時に、犬をつれた感じの良い単独行者に会ったので、その人に何かあったのかと心配になり、警察官に尋ねてみたところ、その人は地元の人で大丈夫とのことでした。一緒に行った友人と後日、この件で話したのは、もし自分たちだったらどうしただろうかということです。友人の場合は、ボードを担いでスノーシューで登るボーダーなので、板が折れたりビンディングが壊れても、山頂14時ならまだ明るいうちにスノーシューで安全地帯まで下山できたのではないかということでした。しかし、スプリットボードの場合は普通、スノーシューは持っていかないことが多いだろうから、あの日の積雪状況だと山頂14時では日暮れ前に下るのは難しかったかもしれません。平標山ノ家までなら、ホワイトアウトで笹穴沢に迷い込むか途中で支尾根に下ってしまわない限り、十分辿り着ける距離なので、そこで1ビバークして翌朝元橋まで下るのが、正月から警察のお世話にならずに良い思い出を作る方法だったかもしれません。あるいは、平標山ノ家までくれば、あとは赤布が付いた夏道に沿って笹パウダーの中でひともがきすれば林道に出るので、ヘッデンがあれば暗くなっても安全に車まで戻れたような気もします。そのへんも、遊びに行く目的によって変わってくるだろうから、他人にはわからないことです。自分も15年くらい前に単独で、土樽から毛渡沢を詰めて平標沢を滑る予定で平標沢の最上部まで来たところで、いよいよ滑り出そうとシールを外して裏返して置いてあった板が強風に飛ばされて紛失し、ツボ足で平標沢を降らざるを得なかった時がありました。幸い、山頂付近に着いたのはまだ午前中で、片方のスキーは無事だったこともあり、毛渡沢林道は片足スキーで漕ぐことができ、日暮れ前に土樽駅に戻れましたが、普段スキーで滑っているところをツボ足で降ることを想像するのは思った以上に滅入るものです。さて、今シーズンも後半に入り、あと何回スキーに行けるか分かりませんが、4月か5月には師匠のいる白馬に行って、新しく購入した中古のオガサカの板でゲレンデも滑りたいと思っています。
2025.03.26

先週火曜に「オモウマい店」で紹介された茨城県桜川市にある興ちゃん亭に、カツ丼を食べに行って来ました。朝6時半に自宅を出て国道50号線沿いにある前橋のローソンで110カブの友人と合流し、一緒にひたすら50号を東へ進み、茨城県の桜川市にある興ちゃん亭に到着したのは10時40分頃でした。大洗まで50キロという道路標識が出ているのを見て、昼飯を食べるためだけに原付バイクでずいぶん遠くまで来てしまったなぁという感じがしました。テレビで紹介された直後ということで行列必至と思い、開店の1時間前に到着するように行きましたが、私たちの前に並んでいたのは3人だけでした。前に並んでいたのは卓球の石川佳純さんに似た女王様系の娘さんを連れた3人家族で、お母さんと娘さんは私たちが到着してすぐに、どこかへ消えてしまいました。「絶対動かないでよ!」と娘さんに言われて、お父さん一人だけ暑い中並んでいたので立ち話をすると、その家族も私たちと同様、テレビを見て来たということでした。他にもテレビに出た店をいろいろ周っていて、店によってはテレビに映ったほどでもないところもあったので、今回はどんなか、楽しみとのことでした。私たちの後ろには、話し好きな熟女が並んでいて、この熟女もテレビを見て来たということでした。前の家族と同様、テレビに出た店を周るのが好きで、先週は真岡のパン屋に行ったそうです。その後、開店までに20人ほどの行列になりましたが、開店と同時にほとんど店内に入れたようなので、行列に並ぶのも一つの楽しみと考えなければ、1時間前に行かなくてもよかったかもしれません。11時半に店が開いて、着席と同時にカツ丼を注文したところ、すぐにきました。普通盛りを頼みましたが、テレビで紹介されていた通り、かなりの量でした。近所のラーメン屋のカツ丼の3倍くらいの量のカツが乗っていました。甘めの味付けは自分好みだったので美味しく頂きましたが、最後の二切れがきつかったです。気持ち的には食べたいのに、体がついてこないのです。友人は、カツ丼の他にもピリ辛味噌ラーメンを注文していました。食事は楽しむもので、勝負するものではありませんが、同年齢の友人と比べると、私はずいぶん少食になってしまったようで、まさか食事に来て身体の衰えを感じるとは思いませんでした。12時20分ころに食べ終わって店の外に出ると、入店時より混んできていて、店の北側にある駐車場に入れず、車の中で待っている人もいました。やはり、早めに来て正解だったようです。その後また、ひたすら50号を西に向かい、帰りは太田から354に入り、自宅に到着したのは16時頃でした。帰りはTシャツ姿だったので、腕がすっかり焼けてしまいました。
2024.07.24

ハイキング仲間と日光の根名草山へ行って来ました。日光周辺の山へは、かなり前に山スキーで日光白根山と太郎山くらいしか行ったことがなく、どんな景色だったかも記憶にないので、非常に楽しみにして行きました。根名草山は、奥鬼怒温泉郷から登れば1時間半くらいで山頂に立てるようですが、金精峠からだと温泉ヶ岳を経由して、プラス2時間ほどかかりました。温泉ヶ岳の東側には、山スキーにも良さそうな斜面が広がっていました。平日にも関わらず、金精トンネル出口(入口)にある駐車場には10台くらい車が停まっていたので、人気の山かなと思いましたが、根名草山往復で出会ったのは単独のおじさん一人だけでした。多くの人は金精山や日光白根山方面に行っていたのでしょうか。根名草山山頂は、北側や西側の眺めがイマイチで、天気は曇りだったので、東側や南側も、すっきりしませんでした。午後になったら少し晴れてきて、雲の合間に太郎山や男体山、日光白根山が見えました。念仏平には立派な避難小屋がありました。冬にこんな避難小屋に泊まってスキーできたら楽しそうな感じでした。さて、今年の4月からBCクロカンやハイキングのアプローチに使い始めたタイカブ(wave125i)は、前回のオイル交換から1000キロほど走ったので、オイル交換のついでに平均燃費を出してみました。今度の日光往復も含めて、前回のオイル交換から走行距離1200キロ弱での平均燃費はリッター64.8キロでした。白馬や武尊神社など、あまり高低差のないアプローチでの燃費は67キロほどですが、低速での登りが多かった志賀高原では65キロほど、今回の金精トンネル往復では66キロちょっと、前回の蓼科山では帰りに渋滞にハマったり、その前後に街乗りに使ったせいか、リッター60キロ強でした。気になったのはオイルの減りです。新品交換時に入れた700ccに対して、排出したオイルは520ccほどなので、ガソリン1リットルに対して12ccほどオイルが燃焼してしまっているようです。混合比100:1程度だと目立つ白煙にはなりませんが、排気に手を当てると若干オイル臭がします。現在の走行距離は92000キロほどですが、壊れたカムチェーンテンショナー以外、エンジン内部の消耗部品は何も交換していないので、磨耗したピストンリングからのオイル上がりや、バルブステムシールからのオイル下がりなどがあるのかもしれません。10万キロほど走ったらバルブステムシールは交換する予定ですが、クランクベアリングの寿命を考えると、その他の部品はどこまで交換するか悩むところです。その前に、果たして10万キロまでクラッチが持つのか、非常に気になっています。
2024.06.28

ハイキング仲間と蓼科山へ行って来ました。登山口の大河原峠へ向かう途中には、JAXAの深宇宙探査用地上局があり、反射鏡の直径が54メートルもあるパラボラアンテナを、けっこう間近で見学できました。このアンテナは、宇宙探査機・はやぶさ2に向けて指令信号を送ったり、探査機から送られてくる微弱な信号を受信したりするのに使われているそうです。着いた時には真上を向いていましたが、見ている間に横向きになり、あっという間に戻りました。中に貯まった雨水でも排出していたのでしょうか?人間が作った大きな建物が滑らかに動く姿に感動しました。美笹深宇宙探査用地上局から蓼科スカイラインを20分ほど走ると、大河原峠に到着です。夏に蓼科山へ登るのは、高校山岳部の友人が、高校を卒業して放浪の旅に出る前に蓼科山荘でアルバイトしていた時に訪れて以来です。およそ31年前に訪れた時は山頂まで行かず、蓼科山荘で少し話してすぐ下山してしまいましたが、今回は山頂まで行き、帰りは亀甲池と双子池、双子山を経由して下山しました。こじんまりとした周回ルートですが、変化に富んでいて非常に面白かったです。下界は35℃の猛暑日だったようですが、山頂付近は長袖シャツ2枚にウインドブレーカーを着ても寒いくらいでした。夏山登山というと、山頂付近は涼しくても、登っている時は汗だくになって不快なイメージがありましたが、ここは登山口の大河原峠がすでに標高2000メートルを超えているので、最初からシラビソの香り漂う爽やかな空気に包まれていて、下山後も爽快でした。
2024.06.20

高校山岳部に入った時に買った皮革製登山靴を履いて、ハイキングに行って来ました。この登山靴は今からちょうど35年前に石井スポーツで購入しました。現在、タゴスタジオがある場所にICI高崎店があった頃です。背負っていったザックは、それより更に古いサブザックで、中学生の時に購入しました。これも、買ったのはICI高崎店で、その頃ICI高崎店はタゴスタジオがある場所ではなく、あら町通りの反対側にありました。土曜日の部活が終わった後に中学校の体操着を着たまま兄のお古のカルフォルニアロードに乗って店に行き、5980円に値引きされていたこのザック(ICIアルパインザック)を購入し、背負って帰りました。対応してくれた店員さんは、今も石井スポーツに勤めておられるHさんだったと記憶しています。当時ICI高崎店があった通りから更に一本西側に入った下横町に、自家製のザックやテントを売っているP4という登山用品店もあり、店主が作ったオリジナルのアタックザックが店先に飾られていました。小学5年の頃から、その道を通る度に、あれが欲しいと思っていました。1年半ほど待って中1のクリスマスに、その60リットルサイズのアタックザックを買ってもらったのですが、60リットルのザックというのは夏休みのキャンプくらいしか使い道がなく、自分のお小遣いで買ったICIオリジナルの35リットルザックの方が、当時からよく使っていました。それまで兄のお古のタウチェのデイバッグを使ってハイキングしていた私は、このサブザックを買った時、ものすごく嬉しかったのを今でも覚えています。(最近のザックと違い、内側のポリウレタンコーティングが劣化してベタペタしないので、補修すれば一生使えそうです。)ICIアルパインザックは、上の写真にある1986年発行のICIカタログに載っていますが、高校山岳部に入った時に買った皮革製登山靴の方は、このカタログには載っていません。ベロの裏側にオグラジャパンのタグが縫い付けてあるだけでサイズ表記もないので、何センチなのかわかりませんが、まだ履けるところをみると、15歳の頃から足のサイズはあまり変わっていないようです。足のサイズだけでなく中身も変わっていないようで、あの頃と同じように山の雰囲気を味わいたくて、地元の上州武尊山へ行って来ました。今回は、よく行く南東側からではなく、北側にある武尊神社から登りました。南東側にあるオグナほたかスキー場や旧武尊牧場スキー場から登るルートとは植生が違っていて、登り始めは少し薄暗い雰囲気ですが、稜線に出ると川場谷源頭の笹っ原が開けていて、爽やかな風が吹いていました。沖武尊山頂から剣ヶ峰方面に時計回りに一周してきました。
2024.06.10

毎年5月から6月にかけて、石木田さんがユーチューブ動画に上げている、「BCクロカンぶら下げ散歩」に私も行きたいなぁと思い、hd師匠を誘って白馬大雪渓へ行って来ました。事前に師匠から大雪渓の状態は悪いと聞いていたので、石ころを踏んでもそれほど気にならない板、ブルーモリスのランドネXを持って行きました。しかし実際に行って見ると、白馬大雪渓や白馬沢の下部は縦溝や石ころが少なく、シーズン後半のゲレンデより綺麗な面ツル斜面でした。今回は、大雪渓を3号雪渓出口からのデブリ末端手前付近まで登り、1本滑った後、白馬沢を蓮華沢出合付近まで登り、1本滑ってきました。夢で見た通り、大雪渓と白馬沢の下部はBCクロカンに最適な斜度と雪質で、大満足のBCクロカンツアーでした。今シーズンは新たにブードゥーを買って高速でテレマークターンする楽しさを知ってしまったので、BCクロカンに対する興味は減少していましたが、シーズン終了間際にまた興味が湧いてきました。今回は用心して(悪雪対策と師匠が突然急斜面を滑ろうと言った時に備えて)ランドネXを持って行ったわけですが、今回のように雪の状態が良ければ、自分が持っているBCクロカン用の板なら、どれを持ってきても楽しめそうでした。上の写真に写っている板の中では、昨シーズンMさんから購入したB×Bの手製鱗板(長さ160、トップ100、センター70、テール90)が最も悪雪に強いですが、まだソールやエッジが綺麗なので、GW以降の北アルプスの沢で石ころを踏むのは憚られます。NNN-BCのビンディング取り付け位置は、下から二番目に写っているマジシャスのエオンのトップシートに貼られている3ピンライン表記に従い(ソール長で異なる)、それぞれの板のトップとテールの接雪点に合わせて、ピンラインはどの板もほぼ同位置なるように取り付けています。しかし、この2年ほどの間にテレマークのビンディング位置を前方に80ミリ以上移動した板に試乗した感じだと、前方に移す分には、ゲレンデではさほど乗りにくくなるということはなく、むしろ旋回性が上がって乗りやすくなる場合もあったので、取り付け位置に関しては、自分の目的に合わせて柔軟に取り付けても良いのではと個人的には思います。ロッテフェラー ROTTEFELLA バックカントリースキー ビンディング 金具 NNNBC マニュアル BC MANUAL 10200178 【クロスカントリースキー店舗】価格:13,860円(税込、送料別) (2024/5/14時点) 楽天で購入 ロッテフェラー ROTTEFELLA バックカントリースキー ビンディング 金具 NNNBC マグナム BC MAGNUM 10200180 【クロスカントリースキー店舗】価格:14,850円(税込、送料別) (2024/5/14時点) 楽天で購入 Rottefella ロッテフェラー NNNBCオート価格:14,000円(税込、送料無料) (2024/5/14時点) 楽天で購入
2024.05.14

カムチェーンテンショナーなどを交換し、エンジンの異音が解消されたタイカブにスキーキャリアをつけて、志賀高原へ行って来ました。昨年の春、左右のクランクケースカバーを開けた際にオイル交換してからまだ100キロほどしか走っていませんが、既に1年以上経っているので、ツーリング前にオイル交換しました。それまで、オイルはリッター598円のカインズオリジナルを使っていましたが、880円に値上がりしたので、MaxFactoryのパウチタイプの4サイクルバイク用オイル10W-40に変更しました。こちらも今ではカインズオリジナルより高くなってしまいましたが、1年前は税込み640円ほどで買えたので、4本まとめ買いしておいたものです。それが終わったら、モノタロウオリジナル10W-30に変更する予定です。また、新車以来、9万キロ以上無交換だったエアクリーナーエレメントを交換しました。WAVE125i後期の純正エアクリーナーエレメントの部品番号は17210-KYZ-V00です。もともとついていたエアクリーナーエレメントの濾紙は肌色でしたが、交換品は緑色でした。エアクリーナーエレメントはオークションを通してタイカラで交換しました。タイカラはタイカブの他にも、東南アジアで売られているバイクのエンジン部品なども扱っており、価格も良心的でありがたいです。それから、リアタイヤもかなり減っていたので新品に交換しました。ホイールは純正のスポークタイプからチューブレスのキャストホイールに交換しているので、80/90-17サイズの中では一番安い、IRCのNR94Lを入れました。バイクのチューブレスタイヤの交換は、草レースで使用していた250ccのNSRから929ccのCBRまで50本以上自分でやっているので、90サイズの交換など簡単だと思っていましたが、実際にやってみると細いタイヤは思ったより大変でした。その前にやった軽自動車のタイヤ(155ー13)より大変でした。ホイール中心の窪みにビードを落としても、反対側にあまり余裕がないためです。それから、上の写真のように、ビード付近に製造時にできたとみられるヒゲが多数あり、エア漏れの原因になるのではないかと心配になりました。車用を含めると、今まで新品のチューブレスタイヤを通販で70本くらいは購入していますが、ちょうどホイールに接するビード付近に、このようなヒゲがあるタイヤは初めてだったので、販売店にメールで問い合わせてみましたが、問題ないようでした。それでも心配で、交換時はホイールとの間にシャボン液を付けて漏れを確認し、その後も空気圧をこまめにチェックしていましたが、漏れは全くないようです。タイヤは楽天市場で購入しました。メイドインタイランドでした。タイカブでは今回が初めての遠乗りだったので、乗り心地も含めて、それまで乗っていたリトルカブとの比較が楽しみでした。実際に往復200キロほどのツーリングで使った感想は、リトルカブとタイカブの乗り味は全く違い、長距離ではタイカブの方が自分の体格に合っているせいか、楽でした。9万キロ以上使ったヘタリ気味のエンジンとはいえ、友人の110カブプロと比較しても、志賀高原への登りではずいぶん余裕がありました。全長3キロほどの大柏木川原湯トンネルでは、前の車に合わせて90キロ前後で巡航しましたが、車体エンジン共に安定していました。帰りは倉渕から安中に抜ける峠道を走ってみましたが、狭くて急な峠道でも、慣れてくるとリトルカブより安定して走れそうです。しかし、今回のようにリアキャリアに山スキー装備とスキーを乗せるとフロント荷重が減るせいか、加速時にチャタリングが出ました。きちんと両手でハンドルを持っていないと、チャタリングが増幅して転倒してしまうのではないかと心配になりました。タンデムシートのさらに後ろにキャリアがついているので、見た感じでもリアに荷重が偏り過ぎのように思えます。これ以上重い荷物を積むなら重心を下げて吊るすかタンデムシート側に寄せなければなりませんが、タンデムシートの下にはガソリンタンクがあるので、給油のことを考えるとシートを改造するのも大変です。純正のリアキャリアを使って作ったリトルカブ用のスキーキャリアは、60リットルのボックス内に荷物を満載した上で、さらにボックスの上にザックを積み、スキーを左右に1台ずつ2セット持っていくことも可能でしたが、タイカブでは、60リットルのボックスを積むのも無理そうです。このタイカブで、今年は鳥海山へ行くことも考えていましたが、前回のようなテント泊は荷物が多くて厳しそうなので、もっと近場の日帰りに変更しようと思います。BCクロカンの方は、今回はツーリングがメインで、肋骨を骨折してから初めてのスキー場以外での雪遊びだったので、国道最高地点の一つ下のヘアピンの駐車場にバイクを停めて、東側に標高差100メートルほど滑った後、山田峠に移動し、西側の丘で標高差20メートルくらいを何回か滑っておしまいにしました。前回、スーパーカブ70で来た時は天気が悪く、帰りは霧雨で寒かった記憶がありますが、今回は非常に快適なツーリングが楽しめました。axFactory 4サイクルエンジンオイルパウチ 10W-40 1L価格:929円(税込、送料別) (2024/5/5時点) 楽天で購入 IRC 80/90-17 44P NR94L リア TL(チューブレスタイヤ) OE|HONDA C125価格:6,312円(税込、送料別) (2024/5/5時点) 楽天で購入
2024.05.05

松本のブンリンで熱形成してもらったスコットのブードゥーとスカルパTXの純正インナーブーツの乗り心地を確認するため、白馬五竜スキー場へ行って来ました。白馬五竜スキー場では、一昨年、ヤフオクで鱗板を売ってもらったMさんにも会えて(偶然、hd師匠がMさんと知り合いだったおかげで)、鱗板や革靴テレマークのことなど、これからテレマークを続けていく上で非常に参考になる話をたくさん聞けて、充実したシーズン最後のゲレンデ滑走になりました。当初は白馬大雪渓にも行くつもりでしたが、腕の具合を鑑みて何かトラブルがあった時のことを考えると、まだ山に入るのは心配だったので、ゲレンデのみにしておきました。(ゲレンデでコケて痛みがひどくなったからではありません。)師匠のご厚意で白馬五竜スキー場の無料1日リフト券を頂けたので、久しぶりに贅沢に1日中滑ることが出来るということで、前日に松本のブンリンへ行って、まだ熱形成していなかったスコットのブードゥーと、スカルパのターミネーターXの純正インナーブーツの熱形成をお願いしました。松本に行くのはKさんの追悼山行の帰りにブンリンに寄った時以来で、久しぶりに信州大学のそばにある源太で山賊焼きを食べるのを楽しみにしていたのですが、直前にネットで見たら、すでに閉店しているようでした。仕方がないので、2月に根子岳に行く途中に友人に勧められた雷電くるみの里の食堂に寄って定食を食べました。こちらも安くてなかなかでした。これまで、自宅から松本に行くには、上田から国道143号を使って青木村経由で行くことが多かったのですが、いつの間にか三才山トンネルが無料になっていたので、今回は三才山トンネルを使って国道254号で行きました。上田で昼飯を食べたせいもあるかも知れませんが、松本がずいぶん近くなったような気がしました。松本から白馬も、道が空いていたせいか思ったより近く感じました。長野経由で行くのと距離的にも10キロほどしか変わらないようでした。暗くなる前に白馬についたので、ラッピーに寄って中古品コーナーを覗いてみました。スイッチバックX2がついたエランの太板が3万円、他にリンクスがついた板が気になりましたが、リンクスはサイズがSでした。今回の宿泊は、野沢菜のお焼きが美味しかった白馬道の駅で車中泊しました。相変わらず車中泊には人気の場所で、ほぼ満車状態でした。夜中に何時間もアイドリングしたまま駐車している車が一台いて煩かったです。うるさいと思っていたのは私だけではなかったようで、他の誰かが注意してくれたおかげで、それ以降、静かになりました。しかし、久しぶりの車中泊には準備不足だったようで、以前は快適に眠れていた3センチほどの厚さのマットでは固すぎて、腕と肩甲骨付近と骨折した肋骨付近が痛くなり、よく眠れませんでした。怪我をしてから既に1ヶ月以上経ち、日常生活には不自由しませんが、寝る時はまだ痛いです。翌朝、8時頃にhd師匠たちと現地で合流し、ゴンドラでアルプス平まで上り、朝イチで乗ったのは、スカルパのターミネーターXです。約3年前のタマキスポーツ閉店時に購入して以来、一昨年シーズン、昨シーズンは数回しか使っておらず、今シーズンは4回ほど、それぞれT2やTXプロのインナーを入れて使っていましたが、もともとついていたインナーブーツはまだ熱形成しておらず、一度も使っていませんでした。今回は、シーズン最後に白馬のゲレンデを滑る機会を頂いたので、これを逃せば来シーズンまで純正インナーを試す機会はないだろうと急遽前日にブンリンへ寄って熱形成してもらったのですが、結果から言うと、今回熱形成した純正インナーは、流用していたT2やTXプロのものより乗り心地が悪くなってしまいました。熱を加えた時か足を入れた時にインナーブーツ内側の中敷きが当たる部分の表面生地が中心スポンジから剥離してしまったようで、そこにエアが入り、拇指球付近の踏みごたえがプニャプニャになってしまいました。実際に使用すればそのエアが抜けてくれるものと期待していましたが、滑走して荷重をかけても抜け切れませんでした。その部分が5ミリ程度膨らんだのと、指側が少し反り返ったので、付属の中敷きでは長さが足りず、中敷きの踵側が10ミリ近く空いてしまいました。そのプニャプニャも、左右で同じ位置なら使っているうちに慣れてきそうですが、微妙にその大きさと場所が移動するので、2時間ほどの試乗では違和感は解消出来ませんでした。今回、ブンリンで熱形成する際に使ったオーブンは、一昨年ヒマラヤスポーツでTXプロのインナーを焼いてもらった時や、記憶にある10年ほど前にブンリンでT2エコのインナーを焼いてもらった時とは違い、プラスチック製のケースの中で温めるものではなく、曲がったパイプから熱風を直接インナーブーツに吹き込むタイプでした。この熱風がちょうど拇指球付近に当たって底を接着するボンドが溶けのではないかと私は思ったのですが、ブンリンさんによればインナーブーツが古いからでは、とのことでした。買ったのは3年前とはいえ、確かに、既に製造中止になっているブーツですから、使用前にボンドが劣化していたのかも知れません。せっかく熱形成してもらったのですが、これなら一昨年ヒマラヤスポーツで焼いてもらったTXプロのものの方が履き心地が良いので、残念ながら純正インナーは他のブーツに流用することになりそうです。続けて、前日にTXと同時に曲げパイプで焼いてもらったスコットのブードゥーの純正インナーにも試乗しました。こちらはTXに比べて新しいからか、足裏部分の生地の剥離はなく、足裏は平らに形成されており、TXのインナーから変更した直後は、履き心地は快適でした。焼く前に1度試乗した時は、エクスカーションのインナーのような柔らかさがシェルの硬さと馴染まず、その乗り味に違和感がありましたが、焼いた後は少しだけフワフワ感が解消したようでした。しかし、エナジーのインナーのような、期待していたような硬さは出ませんでした。クリスピーのエボにはダイナミックライナーとアクティブライナーの2種類がありますが、スコット・ブードゥーの純正インナーは、クリスピーで言えばアクティブライナーのようなものなのかも知れません。確かに歩くには快適です。しかし、ゲレンデでコケるほどかっ飛ばすには、もう少し硬い方がダイレクト感があっても気持ち良いような気がします。というわけで、自分には合っているのかも知れませんが、通常のゲレンデ滑走では、これからもエナジーのインナーを使うことが多くなりそうです。なんだかちょっと残念な気持ちを引きずりながらテレキャビン下り線に乗って駐車場まで降りて、コンビニで買ったおにぎりと常温保存可能牛乳などと一緒にロキソプロフェンを1錠飲んだ後、3往復目のゴンドラは、T2エコを履いてスティンガー78を持って上がりました。もしかすると、昨年ヤフオクで鱗板を売ってもらったMさんに会えるかもと、事前にhd師匠から聞いていたので、NNN-BCながら一緒に革靴で滑れたら楽しいだろうなと思い、私も革靴を持って来ようかと、ちらりと思ったのですが、久しぶりに狭い軽自動車で車中泊するので少しでも荷物は減らしたいと思い、今回は革靴は持って来ませんでした。熱形成する都合で他にもNTNブーツを2足持って来なければならず、また、当初は大雪渓にも行くつもりだったので、今BCクロカンで大雪渓を滑るのは不安だったこともあります。代わりに一番長く使っているT2と、モリちゃんにもらってから、まだたいして乗っていないスティンガー78を持って行くことにしました。アルプス平に上がると、師匠たちは昼ご飯休憩に入ったところだったので、私はMさんを探しにゲレンデに出ることにしました。Mさんとはヤフオクの取引ナビで少しやり取りしただけで、一度もお会いしたことはなく、顔もわからないのですが、テンガロンハットを被って革靴で滑っている人は恐らくゲレンデに一人しかいないので、すぐに見つかると思い一回りしてみましたが、Mさんは発見できず、またレストラン前に戻ってきたところ、ちょうど師匠たちが休憩が終わって出てきたので、また師匠たちと一緒に滑りながらMさんを探すことにしました。第一ペアリフトで登って少しゲレンデを滑り降りたところでリフトに乗っている人たちを見上げていたところ、ついにMさんを発見しました。ヤフオクでMさんに売ってもらった鱗板のうち一本(2×2の板)は、私が持っているBCクロカンの板5本の中で、最もお気に入りの板です。変化の大きい春山の雪でも、持っているBCクロカンの板の中では最も滑り易い板だと思います。またゲレンデでは、BCクロカンなりに、少し飛ばしても安定しています。そして、登りでは、Mさんが掘ってくれた鱗は、結構良く効きます。昨シーズンのGW後に、モリちゃんと一緒に行った鳥海山では、この板のおかげで、猿倉口と矢島口からの北側斜面をBCクロカンで楽しませてもらいました。できれば、もう一本、予備に持っておきたいなと思っていました。鳥海山BCクロカンの良い思い出と共に、鱗板を売ってくれたMさんには、いつかお会いしたいと思っていました。その願いが今回叶いました。大先輩のMさんと一緒に滑り、リフトに乗りながらお聞きした内容の中で、私が最も共感したのは、テレマークスキーを長く楽しむ秘訣についてです。なぜ革靴でなければならないかというお話に、非常に共感するものがありました。今まで色々な方々と一緒に滑ったり山スキーに行ったりして聞いたお話の中では最も具体的で、核心をついているのではと思ったからです。Mさんのお話は、恐らく若い人たちには理解しにくいことかもしれません。しかし、やがてすべての人が向き合わざるを得ない問題だと思いました。また、今の自分に照らして考えると、技術も定まらないのに道具に頼ってスピードの快楽に魅せられた結果が、3月末の転倒に繋がったのではと改めて思いました。その他にも、Mさんとのおしゃべりで参考になったのは、Mさんの革靴ショートターンにおける足の運び方についてです。また、実際の現象はどうあれ、テレマークターンで必須と思える上下動をしている意識はないという点は、石木田さんがかつてパウダーガイドの付録動画「楽ちんテレマーク」で言っていたことと共通するものがあると思いました。その他にも、タングにスネを当てることなく足首が曲げやすい革靴独特の足首の使い方や滑る時の紐の締め具合、長く滑るにはプラスチックブーツより関節に優しいこと、また、革靴の構造上の弱点や革靴の方が使えるサイズの幅が広いことなど、参考になることをたくさん教えて頂きました。何本かMさんの後ろについて滑らせてもらいましたが、真似た動きをすると、T2はカフが高く、また構造的に足首の可動範囲が規制されているので、深く足首を曲げて後ろ足に荷重しようとすると、タングに弾かれて踵が自然に上がってしまいます。Mさんの行っている動作は、それとは違うようです。次回、BCクロカンで滑る時に試してみたいと思います。また、今回は、昨年一緒に大雪渓に滑りに行ったTAJ指導員のGさんや、同じくTAJ指導員のSさん、TAJテレマーク技術検定レベル4をお持ちのTさん、師匠のお友達の女の子2人とも一緒に滑ったりリフトでお話が出来て、非常に楽しかったです。hd師匠のおかげて、今シーズンのゲレンデ滑走の最終日は、思い出深いものになりました。
2024.04.28

今シーズンから使っているスコットのブードゥーのインナーブーツに関して、履き慣れたガルモントのエナジーのインナーに交換したら良くなったという話を以前書きました。(足入れは非常に悪くなったのですが、フィット感と操作性が向上しました)なぜ良くなったのか、その理由の一つに、中敷きの硬さと、真ん中あたりの出っ張りも関係するような気がしたので、他のブーツでも中敷きを交換してみました。使用したのは5000円以下の、安い中敷きの中では評判が良いBMZキュボイドパワースキーをスカルパTXに、スーパーフィートトリムフィットをガルモント・エクスカーションに、ワークマンで売っている980円のBMZをクリスピーのヨクレンに入れてみました。エナジーの中敷きは前所有者が交換していて、真ん中あたりの出っ張りからしてBMZだと勝手に思っていたためです。しかし実際はエナジーの中敷きはBMZではありませんでした。それより中央寄り、少し前方の楔状骨付近に出っ張りがあり、立方骨を支えることで運動性と安定性を両立することを目的に開発されたBMZとは別物のようでした。でも、わかったのは買ってしまった後なので、とりあえず3つのブーツの中敷きを替えて、丸沼高原スキー場で試乗して来ました。午前中は曇りで視界が悪く、午後からは雨が降ってきましたが、その天候のおかげで足裏の感覚に集中せざるを得ず、中敷きの試乗としては良かったのではないかと思います。最初に乗ったのは、BMZキュボイドパワースキーを入れたスカルパのターミネーターXです。インナーブーツはモリちゃんにもらったTXプロのもので、インナーブーツのサイズが28.5に対して、キュボイドパワースキーは28.5まで対応のものを7ミリほど切断する必要がありました。購入したのはヒマラヤスポーツです。キュボイドパワースキーの履き心地については、表面のグリップが純正の中敷きより強いので、足入れがスッといかず、履く時に若干手間取りました。土踏まず付近で靴下がズレるので、履いた後、靴下のヨレを直すのが少し面倒です。乗り心地については、最初は踵付近のカップが浅いせいか、安定性に欠けるように感じましたが、1時間乗った限りでは、純正との違いはよくわかりませんでした。試乗に使った板は、リンクスを付けたウィスコで、板とビンディングに関しては、相変わらず扱いやすかったです。次に乗ったのは、スーパーフィート・トリムフィットを入れたガルモントのエクスカーションです。スーパーフィートは足裏中央の出っ張りはないものの、土踏まずから踵付近にプラスチック製のサポートがあり、硬いところに惹かれました。購入したのはICIですが、近所の靴屋トリオでも扱っているようでした。サイズはエクスカーションの28に対してスーパーフィートはサイズE(28まで対応)を、こちらもつま先をカットする必要がありました。中敷きは様々な靴に合わせるため、表示サイズより若干大きめにできているようです。乗り心地については、エクスカーション自体、今シーズン使うのが初めてなので、履いた瞬間、その緩さに驚きましたが、実際滑ってみると、その緩さから心配するほど不安定ではありませんでした。使用した板はK2のサミットで、柔らかくてセンターも細めなのでエクスカーションでも扱いやすい板なのですが、踵のカップが純正より深くて硬いせいか、踵付近のホールドは純正の中敷きより上のように感じました。上の写真のように、「かかとが浮かないパッド」を真似て作ったパッドをインナーブーツの踵付近に貼った効果もあったのかも知れません。しかし、昨シーズン富士山で試したスカルパのプラブーツ・ベガのインナーよりは良いものの、その前に前武尊で試したゲンのアルペンブーツのインナーの方がホールド感は上でした。しかし、歩くと靴擦れができました。熱形成しているエナジーのインナーなら更に良さそうですが、こちらはブードゥーに合うことがわかってしまったので、エクスカーションに使うのはもったいない気がします。エクスカーション純正のインナーは全体的に柔らかく、自分の足型だと特に、甲部分の肉厚が足りず緩く感じるようです。次回エクスカーションを乗ることがあれば、その部分にパッドを貼ってみようと思います。スカルパのT4は、現行モデルでは熱形成インナーを使用しているようなので、エクスカーションでT4と同等のフィット感を得るには、インナーブーツを替える必要がありそうです。3時間目は、BCクロカンのブーツ、クリスピーのヨクレンに、ワークマンで980円で売っているBMZの中敷きを入れてみました。サイズはクリスピーの44に対して、ワークマンBMZのサイズL(26.5から27.5表示)は切らずにピッタリでした。ワークマンBMZのサイズLの箱には27.5までの表示がありますが、実物はそれより5ミリ大きいです。(ヨクレン44の純正の中敷きとほぼ同じサイズなので、実際は28.5でも使える場合がありそうです。)厚さは純正に比べてかなり薄く、踵部分のカップは低い(ほとんどない)です。試乗にはブルーモリスの鱗板、ランドネXを使いました。まず、ブーツを履いて一番に感じたのは、TXに入れたキュボイドパワースキーと比べて、立方骨の当たりが強いようでした。単体で触った限り、出っ張りの硬さはこちらの方が柔らかいようなのですが、中敷き自体の厚さはこちらの方が薄く、指部分が硬く感じるため、当たりが強く感じたのかも知れません。また、革靴のヨクレンのソールはTXに比べて柔らかく、カフもかなり低いので、他にサポートする部分が少ないため、中敷きの違いを感じやすかったのかも知れません。BCクロカンの革靴は軽登山と大して変わらない柔らかさなので、駐車場からリフトまで、アルペンブーツの方々がロボットのように歩いているところを、普通のスニーカーのように歩けるところが良いです。滑りの方は、中敷きで立方骨付近が押されているので、踝の荷重点も意識しやすいように感じました。結果的にBCクロカンの滑りも安定するようでした。となると、気になるのは25年ほど前に骨折した内踝で、下半身の内骨格を固めたり緩めたりしながら滑るBCクロカンでは足首周辺の動きも活発になるようで、1時間弱で古傷に痛みが出てきました。動きやすくてサポートの弱い革靴だと気になる部分です。前半は曇り、後半は雨で視界不良だったこともあり、今回は主に、以前hd師匠がたくさん送ってくれた動画の中から、テレマークターン基本形の初歩的な練習を行いました。均等リズムの上下動による板圧変化を利用して板を回旋させるというもので、今回は特に、ゆっくりとした上下動の中で、切り替え時にフラットから先落としを待って、ターン前半に踵に乗って多くズラすことを意識して滑ってみました。この、踵に乗ってズラすという意識が以前は希薄だったので、今回の中敷き交換は良いきっかけになったような気がします。低速練習ばかりでしたが、視界が悪い中で行うと、スピード感が狂って足裏感覚に集中せざるを得ず、同じことの繰り返しでも飽きませんでした。おかげで、今回もコケずに済みました。今の所はそれが最優先です。オグナで肋骨を3本骨折し、腕が上がらなくなってから約1ヶ月経ち、日常生活での不便はほぼなくなってきました。マニュアル車のギアチェンジも、右手の助けを借りずにできるようになりました。相変わらず肩の外転120度から150度付近と前方挙上150度から170度付近で、三角筋と上腕二頭筋の間の腕の付け根と前鋸筋と小円筋付近に痛みがあり、腕を使うと広背筋の外腹斜筋にも若干の痛みが出るので、ストックで漕いだり、重いスキーをスキーキャリアに上げたりするのは大変で、まだ山に登ってテレマークするのは控えていますが、1ヶ月前のことを思うと、ゲレンデで滑れるようになっただけで、なんだか嬉しくてたまりません。【エントリーでポイント最大15倍!】ビーエムゼット ウインターアクセサリー インソール メンズ レディース キュボイドパワー スキー CUBOID POWER SKI BMZ価格:3,591円(税込、送料別) (2024/4/24時点) 楽天で購入 Superfeet スーパーフィート トリムフィット グリーン インソール【並行輸入品】価格:3,980円(税込、送料無料) (2024/4/24時点) 楽天で購入
2024.04.24

今週末で川場スキー場もクローズするということで、最後に剣ヶ峰山を眺めに、川場スキー場へ行って来ました。今シーズンは、パウダー5で使える県内5つのスキー場の中では、川場スキー場を利用することが多かったです。エアブローがあるので、帰りにビンディングに詰まった雪をきれいに落とせるのが良いですし、天気の悪い日も立体駐車場からゲレンデに直行できるので、複数のスキーを乗り比べる時に、濡れずに道具の入れ替えができて便利です。また、駐車場の床がコンクリートなので、春先でもブーツの底が汚れにくいのが良いです。ブーツが砂や泥で汚れると、家に帰ってから水洗いしなければならず、そのひと手間が面倒です。また、相当天気が悪くても、めったにリフトが止まらないのが良いです。そして、なにより自宅から近いのが良いです。下道で1時間40分くらいで行けます。だんだんと、遠くへスキーに行くのがおっくうになってきたので、来シーズンも、近くて便利で綺麗な川場スキー場にお世話になることが多くなりそうです。今回持っていった道具は、先月末にオグナで肋骨を3本折った時に使っていたオムニ180とフリーライドのセットに加えて、あの日、2時間目に乗る予定だった170センチのオムニも持って行きました。ブーツもあの時と同じブードゥーです。1時間目は、先月、中古で購入してから今回で2回目のオムニ180に乗りました。初回使用時はプチパウダーに狂喜して1時間も乗らずにコケてしまったので、今回はじっくりと、その特性を探るつもりで乗りました。先週、復帰後初めて川場スキー場へ来た時は、極上のザラメで板が良く走りましたが、今回はストップスノーでした。前日にホットワックスをかけてきたせいか、最初はあまり気になりませんでしたが、2往復目以降は、特にクリスタルコースの中間部がひどくなり、板が走らなくなってきました。前回の訪問から4日経った今回も、左腕の方はまだナチュラルポジションまでは上げられないものの、脇を締めた状態ならストックを持てるようになったので、今回は新教程1章最後の2種類のプルークボーゲン比較や、2章冒頭の「適切なテレマークポジションのつくり方」(特に28ページ)に加えて、2章から3章の、山開きシュテムターンA、Bや、平行ステップターンなどを行いました。他にも2章で練習したい項目がありましたが、現在滑れるゲレンデは、主に谷沿いを滑るクリスタルコースと桜川コースのみで、クリスタルコースの上部を除いてコース幅が取りずらいので、斜め横滑りなど、他のお客さんに迷惑がかかりそうなことは止めておきました。最初は前回使ったT2と比べて、板の返りが分かりづらい感じがしましたが、乗り慣れてくると、ブードゥーでも足裏感覚がつかめるようになってきました。2時間目は、170センチに乗り換えて、同様の練習を行いました。現行のフリーライドがついた180から初代フリーライドがついた170に乗り換えると、同じスプリングとプレロードの設定でも、やはり少し足上げ抵抗が強い(しなやかさが劣る)ように感じました。板の方は、単体で煽った時は170の方が若干硬く感じたものの、実際に滑ってみると板の返りは180の方が感じやすいように思いました。一方、10センチも短くてRが小さいせいか、ショートターンのリズムは上げやすかったです。その他、180との際立った違いは感じられませんでした。気温が上がってきたせいか、2時間目は朝イチに比べてストップスノーの強度が上がってきたので、以前hd師匠が春のストップ雪でもゲレンデで楽しむ方法みたいな動画をくれたことを思い出し、板の返りとビンディングのバネを利用して捻り戻しを楽に行うことを意識して、ストップスノーでの小回り練習を行いました。内傾角をほとんど必要としない回旋主体の低速ターンで、板を真上から押して、果たして板の返りが捻り戻しに利用できるものなのか、やる前は疑問でしたが、実際にやってみると、なんとなくその雰囲気はつかめました。今回は低速練習を中心に、プルークボーゲンからテレマークターンにつなげるという、ここ数年、hd師匠が送ってくれた大量の動画の内容の確認と、新教程の中心課題のように思えるフェイスコントロールを正確に行えるポジショニングを探る、初歩的な練習にはなったかなと思います。先週は、2時間のんびり滑って山頂駅まで6往復しましたが、今回は同じ2時間で、前回より2回余分にリフトに乗れて、約6往復半、22.4キロほど滑りました。雪質の良いハイシーズンや、先週のような極上ザラメなら、ノンストップで滑れば、2時間で25キロくらいは滑れるのかも知れません。
2024.04.17

オグナでコケて左腕を損傷し、肋骨を三本折ってから3週間ほど経ち、左腕の動きが改善されてきたので、リハビリも兼ねて、川場スキー場へ行って来ました。事前に家でストックを持った感じでは、ナチュラルポジション(新教程の24ページ)をとるだけで上腕三頭筋と小円筋、三角筋、前腕橈側付近に痛みがあり、ストックを振れなかった(ただ持つだけでも痛かった)ので、ストックを持たずにできる練習(教程の66ページ)をする予定で川場スキー場へ向かいました。しかし実際のところ、滑る以前に、スキー場に行くまでの車の運転が大変でした。車のシフトがマニュアルなので、ローからセカンドに入れる動き(肩を外転して腕を手前に引く)をすると、非常に痛いのです。受傷時は腕をクロスして右手でシフトして帰ってきたのですが、3週間あまり経った今も、痛みは解消しません。肩を外転せず、脇を締めてシフトできる3速から4速や、手前から奥に動かす2速から3速、4速から5速はいくらか痛みが小さいのですが、脇を締めても外旋の動きをすると痛いので、1速には右手で入れて、2速を飛ばして3速に入れ、4速巡航してみたり、左手はハンドルに添えて5速には右手で入れたりしながら、安全第一でスキー場に向かいました。それでも、腕の動きは日に日に良くなっています。当初は肩の外転、外旋だけでなく、屈曲、伸展動作も痛みがありましたが、前方挙上に関しては、今はほとんど痛みなく上げ下げ出来るようになり、日常生活は問題なくこなせるようになりました。文字通り、日ごとに回復しています。受傷当時は腕がダラリと下がったまま、右手を添えないと自力で左手を僅かに上げることさえ出来ず、下手に動かすと激痛が走るので、服を脱いだり着たりするのも大変だったのに、今では自力で肩より上に手を持っていくことができるようになり、頭を洗うことも出来るようになりました。毎日、僅かな変化ですが、快方に向かっていることがわかり、嬉しく感じています。(肋骨骨折の方は受傷当時は息をするだけで痛かったのですが、現在は寝る時以外、気になりません。)このような目に見えて判る進歩は近年は経験したことがなかったので、今回の怪我では、ひどく感動しました。怪我が良くなってゆく過程はとても不思議で、何か努力しているわけでもないのに、勝手に治っていくのです。中を開いて見たわけではないので、どうなっているのかわかりませんが、自分の腕の中身がとても愛おしく感じました。もう自分の年齢では、肉体は死に向かって退化していくばかりだと思っていたので、この回復は驚きでもありました。25年前の右腕の肩鎖関節脱臼や、同級生の友人が近年バイクやスケートボードでコケて肩を痛めた話などから推測すると、恐らく、今回の怪我も完治することはないと思います。怪我をするまで毎朝やっていたラジオ体操は、今の所、最初の背伸びの運動をするのも大変で、3番目の胸の運動までやるのが精一杯ですが、今は日常生活が行えるようになっただけで、ありがたいと感じています。それはそうと、ヒヤリ・ハットもなく往復の運転は完了し、およそ3週間ぶりにテレマークスキーを楽しんできました。8時頃、川場スキー場の立体駐車場に到着し、準備をしてリフト始動の8時半ピッタリに滑り始めました。4月11日現在、川場スキー場で動いているリフトは2本だけですが、標高1870mのリフトトップからベースまで雪は繋がっていて、およそ3300メートルの滑走が楽しめます。今回はやることが決まっていたので、時間に追われて無理にたくさんリフトに乗ろうとせず、時間と心に余裕を持って、ゆっくり2時間滑ってきました。それでも、山頂まで6往復、およそ20キロは滑れました。少し飛ばせば7往復はできそうでした。復帰後、最初に乗った板は、スイッチバックを乗せたK2のサミットです。前回2月に川場スキー場で初めてこの板に乗った時に印象が良かったので、滑り初めに良いのではと思ったからです。結果、朝一番の固めの雪から、少し緩んできたザラメでも、この板は非常に乗りやすかったです。T2エコで乗ると、センター70の細めの板も非常に安定していて、何より、軽快感が際立っていました。2時間目に乗った板は、今シーズン初めて乗るG3のスティンガー78です。サミットより若干センターが太いものの、フレックスはサミットに似ていて、全体的にかなり柔らかいです。昨シーズンに一度、エクスカーションで乗った時は、細くて短い割にトップが若干重く、軽快さを感じにくい板だと思いましたが、T2エコで乗るとサミットと比べて際立った遜色はなく、昨年感じたより乗りやすい板だと感じました。10時を過ぎてザラメが緩んできた状態では、サミットより若干太い分、安定していたような気がしました。川場スキー場は上州武尊山の南側に位置していて、リフトトップまで行くと、間近に剣ヶ峰山や、広大な川場谷源流部を眺められるので、山に入ったような雰囲気を味わえるスキー場です。ただ単に、リフトで登って滑っただけなのに、怪我から復帰して最初だったからなのか、山に行った時のような感動を味わえました。なお、川場スキー場は今月21日まで営業予定のようです。
2024.04.12

先々週購入した板に試乗するため、オグナ武尊スキー場へ行ってきました。購入したのはベクターグライドのオムニで、長さは180センチです。以前、モリちゃんの友達からもらった170センチと比べて、家で煽った感じでは、フレックスはずいぶんと柔らかいようでした。長さのせいもありますが、デザインが違うので、年式やモデルによる違いもあるのかも知れません。180センチの方には「Telemark」の文字が入っているので、テレマーク専用設計のようです。そもそもテレマーク専用の板は何が違うのでしょうか。今シーズン初めに乗ったK2のワールドピステ188センチもテレマーク専用板で、自分が持っている板の中ではフレックスは柔らかめだと思いますが、単にフレックスが柔らかければテレマークに合っているとも思えません。ワールドピステとウエスト幅が同じスティンガー78も柔らかい板ですが、長さ170センチと20センチ近く短いにも関わらず、ワールドピステに比べて反応が鈍いような気がします。トーションが柔いせいでしょうか。そのへんの違いも感じてみたくてゲレンデに持って行きましたが、結論から言うと、圧雪斜面での試乗が出来なかったのと、最初の1時間目の試乗でコケて左腕を強打し、腕が上がらなくなってしまった(肋骨も折れてしまった)ため、比較のために持って行った170センチのオムニには試乗出来ませんでした。新たに購入した180センチのオムニは、15年くらい前の板とは思えないほどソール面は綺麗でした。エッジに僅かに錆が出ていたので、エッジの錆とバリを落としてから1度ワックスをかけて、ゲレンデに持って行き、どんな乗り味か、1時間ほど試乗してみました。ビンディングはロッテフェラのフリーライドを取り付けました。これまで別の板で使っていたフレームが金色の初期型ではなく、新たに新品で購入した現行型(フレームが黒色)を、付属の6本止めのプラスチックプレートで固定しました。もともとオムニ180にはG3規格の穴が開いていたので、初期型付属の金属プレートで固定することも出来ましたが、せっかくなので、現行プレートの6穴を開け直しました。それに伴い、フリーライド用のジグを印刷し直し、自分のソール長に合わせてヒールピースの穴も一発で開けられるようテンプレートを作成しました。(フリーダム用は既に作成済みなので、ヒールピースの穴のみ、それに追加しました。)これで、フリーライドの流用が手軽にできそうです。今回の試乗でフリーライドが気に入ったので、シーズンオフに他の板にも乗せてみたいと思います。取り付け位置に関しては、元穴との干渉を避けるため、板指定のブーツセンターにピタりと合わせることは出来ませんでしたが、フリーライドは本体の取り付け位置を15ミリ差で3か所移動出来るので、5ミリ差で合わせることは出来ました。当日は、天気が悪そうだったので、スキーの入れ替えを考えて屋根付き駐車場完備の川場スキー場へ行く予定でしたが、強風で運休という話を料金所の手前で聞き、引き返して背嶺峠経由でオグナ武尊スキー場へ向かいました。この道を通るのは久しぶりで、ほとんど車が通らない吹雪の山道運転を心配しましたが、綺麗に除雪されていました。国道の椎坂トンネルが完成してからも、こちらも早い時間から除雪車が入ってくれているようです。8時ころオグナ武尊スキー場に到着しましたが、上州武尊山の南東側にあるオグナ武尊スキー場も、かなり風が強いようでした。オグナも運休になるかと心配しましたが、南西側にある川場スキー場よりいくらか風が弱いのか、機器の不良で運休している第六リフトを除いて、すべてのリフトが始業時間から動き出しました。今回試乗に使ったブーツは、今シーズン初めに購入し、最初は失敗したなと思ったものの、前回のゲレンデ使用からお気に入りのブーツになったスコットのブードゥーです。まずは、第一リフトの緩斜面で乗ってみたところ、一発目から非常に乗りやすい板だと感じました。それよりもまず、フリーライドの柔らかさとスムーズさに驚きました。これまで使っていた初期型のフリーライド(フレームが金色)と見た目はほとんど同じだし、スプリングも同じ標準タイプですが、こちらの方がしなやかに動きます。フレームが黒いタイプは、プラスチックプレートの材質などが初期型とは違うのでしょうか。あるいは、ブードゥーに慣れてきたせいもあるのかもしれません。板の方は、同じビンディングで比較したわけではありませんが、170より180の方が、私には乗りやすく感じました。ゲレンデのコンディションは吹雪で、新雪が10センチほど乗っていて、圧雪斜面での比較は出来ませんでしたが、浅いパウダーではコントロールしやすい板だと感じました。第一リフトを2本乗ってから裏側に降りて、お気に入りの第四ゲレンデに向かいました。ブーツがブードゥー、ビンディングがフリーライドと安定性抜群なので、比較的急斜面の高速でも安定しているように感じました。雪質は新雪のストップスノーと、テレマークでは足を取られやすい条件でしたが、硬いブーツと高剛性のビンディングだとリカバリーしやすく、次第に滑降スピードが上がっていきました。吹雪で視界が悪く、雪面の状態がよく判らないまま、足元の感覚を頼りにスピードを上げていくのは危険だということは、頭では分かっていても、危うくコケそうになるのをリカバリーするたびに、快感がありました。おまけに平日で天気が悪かったせいもあり、第四リフトに乗る人がほとんどおらず、いても大沢コースに降りる人がほとんどで、第四ゲレンデは貸し切り状態でした。そんな好(悪)条件で、今まで感じたことのないブーツとビンディングの安定感に酔いしれて、さらに滑降スピードは上がっていきました。タガが外れてきている感がありましたが、吹雪の中での高速滑降は自分の世界に浸りやすくて止められず、今日はゲレンデコンディションが悪いから、安全のため、このへんでスピードを落とそうという気になれませんでした。第四ゲレンデを3本滑って、ゲレンデの中央と右端で、僅かにストップスノーの強度が違うことが判りました。3本目に右側を滑った時、下部の窪みで飛ばされて、着地でストップスノーに足を捕まれましたが、ブーツとビンディングのホールドに助けられました。それじゃ今度は左側を滑ろうと、4本目にノートラックの左側の斜面の下部に入った時に、それは起きました。今シーズン後半から第六リフトが動かなくなったことで第四リフトの利用が増え、第四リフトは9分で1回転出来ることが分かってきました。しかし、風が強くてリフトの速度が落ちると9分では厳しくなります。第四ゲレンデを3本滑って残り時間は21分。第四ゲレンデをあと2本滑って第七に乗るには、滑るスピードをもっと上げないと無理だなとリフト上で思いました。予定では、第四ゲレンデを5本滑り、最後に第七に乗ってホタカスカイウェイで1時間目を終了出来たら、過去最高の乗り高になると思いました。そのためには、4本目はさらに飛ばす必要があります。実際はそんな必要はなく、1本減らして下り、また条件の良い時に滑れば良かったのですが、正常な判断が出来ませんでした。原因は他にもいろいろあるのですが、それはまたの機会に書くとして、結果として、第四ゲレンデ4本目で派手にコケて、頭と左腕を打撲し、背中側の肋骨を3本折ってしまいました。今回コケた時の痛みは、25年前に筑波サーキットのCXコーナーでハイサイドでコケて右肩を脱臼した時に匹敵するほどで、同じように頭も打っていたので、自力で帰ることは難しいような気もしましたが、あとで車を回収するのも面倒だし、お気に入りのブーツや板を車の中に放置しておくのは我慢ならなかったので、なんとか自力で帰って、色々苦労しながら道具のメンテナンスと洗濯をやってから、病院に向かいました。左腕が痛くて上がらず、自重さえ支えられない状態だったので、また脱臼したのかと思いましたが、整形外科でレントゲンを撮ってもらうと、肋骨が3本折れているということでした。(ちなみに、右肩は鎖骨と肩甲骨を繋ぐ靭帯が完全に切れたままなので、もう同じように脱臼することはないのですが。)思ったより軽傷で良かったと思いましたが、その日の夜は左肺が痛くて息が苦しく、もう起き上がれないかと絶望的な気持ちになりました。しかし、肺の痛みは数日で軽くなり、今は腕も少し上がるようになったので、またいつスキーに行こうか考え中です。タイミング良く、モリちゃんが新しいテレマーク教程を貸してくれたので、今は医療用電動ベッドの上で、新しい教程を勉強中です。道具の比較はひとまず置いて、次回からしばらくは、基礎練習に励もうと思います。
2024.03.28

上田のかたからスキーの板を売ってもらったので、板を受け取るついでに、根子岳へ行ってきました。菅平では前日に50センチ近い降雪があったようで、牧場の有刺鉄線が僅かに隠れるくらいまで雪が積もっていました。ようやく例年並みくらいにはなったようでした。ちょうど1ヶ月前と比較すると、山頂の雪も増えました。(左が先月、右が昨日です)上りは牧場を通らせてもらいました。風も弱く、非常に気温が高かったので、登り始めからアンダーシャツ一枚でも暑いくらいでした。駐車場から2時間ほどで山頂に到着し、休憩もほどほどに、避難小屋の上のあたりまで1本滑りました。まだ12時前だったので、キャットの終点あたりまで登り返し、もう一本滑らせてもらいました。今シーズンは山でパウダーを滑る機会が少なかったこともあり、非常に気持ちの良いパウダーだと感じました。朝から陽が照っていて気温が高かった割に、先日、十二沢を滑った時のように雪が重くならず、板が走りました。滑った斜面は、風で細かい雪の粒が飛ばされて来て、砂のように溜まっているようでした。今回持っていった板は、昨年中古で購入したアトミックのチャーターです。昨シーズン中にゲレンデで1時間乗った感じでは、私の足の大きさだと取り付け位置が若干後ろ気味だったので、1ピッチ(38ミリ)前に移動し、その穴もインビス化しました。今回はアクセルを乗せて行きましたが、1ピッチ前に出すことで、前回乗った時より操作性が良くなり、最後の圧雪ゲレンデでも、ご機嫌に飛ばせました。もともと、浅間山や根子岳など雪が少ない山のパウダー用に購入した板でしたが、ようやくその目的が果たせました。パウダーで乗るのは初めてでしたが、雪が少ない山を楽しむという、本来の目的に使えそうな、扱いやすい板だと感じました。インビス化後の初めてのハイクアップだったので、ビスの緩みを心配しましたが、登り返しも含めて3時間ほどのハイクアップでは全く緩みませんでした。本体がプラスチック製で4本止めのスイッチバックは、インビス化後の初ツアーでは若干緩みが出ていたので、6本止めでビスが当たるフレームが金属製の22デザインの方が歪みが少なく、緩みにくいのかも知れません。帰りは牧場ではなく、途中からトラバースしてツアーコースに入り、ゲレンデを滑って帰りました。登り返して滑りたくなるようなツアーは久しぶりでした。時間的にはもう1回登り返しても良かったかも知れません。今シーズンはパウダー5を20時間買ったものの、余り気味です。余らせるのはもったいないので、他に行きたいところがあっても、つい群馬のスキー場で済ませたくなります。最初は暖冬だったからだろうと思いましたが、雪が多ければ他に行きたい場所も増えるし、練習するならかたしな高原スキー場で1日券を買ってやった方が充実するので、来年は10時間券1枚で良さそうです。
2024.03.15

オグナほたかスキー場から前武尊山へ行ってきました。体調がよくなかったので、ゲレンデを1時間滑って帰りたくなりましたが、約束をして準備もしてきたので、一応、山にも入ることにしました。先月の根子岳からほぼ一ヶ月ぶりの登山ということもあり、なんだか登るのが面倒に感じて、山頂まで行く気になれず、途中からトラバースして十二沢を滑らせてもらいました。上部は新雪が生きていて、今シーズン初めての山での深いパウダーを楽しませてもらいました。中間部からやや重くなってきましたが、それでも、この時期にしては良い雪でした。今回は、自分が最もお気に入りの板、ボレーのベクターBCを持ってきました。使うのがもったいなくて、というよりは山に行く機会が減ってしまったため、ここ数年は1年に1回使うか使わないかという感じで、確か、昨シーズン同じ十二沢を滑ってから1年ぶりの使用でしたが、相変わらず抜けが良くて気持ちの良い板でした。私が持っている板の中では最も悪雪に強く、条件を選ばず山でのテレマークスキーを楽しませてくれる板だと思います。しかし、山に入る前にゲレンデで1本目を滑った時の違和感は、昨シーズンまで感じたことのないものでした。それは、抵抗のある鱗板でゲレンデを滑るのが今シーズン初めてだったからという理由ではなく、最近ブログで度々触れているビンディングの違いによる乗り味の違いによるものです。ベクターBCにはボレーのスイッチバックを付けているのですが、その足上げ感が、まるで3ピンを履いた時のように感じたのです。昨シーズンまで、BCクロカンでどこでも滑ることを目的にテレマークスキーをやっていた私の中では、スイッチバックはけっこうホールド感がしっかりしているビンディングだと思っていたのですが、今回の滑り始めでは、なんとも頼りなく感じました。それは、今シーズン初めてNTNに乗った時のまったく逆でした。先週までゲレンデでNTNを使う機会が多かったため、ターン前半、スキーの前後差をつけて内足首を曲げて行った時のバネの抵抗は、内足のエッジコントロールを安定させる不可欠の要素になりつつありました。外足の戻りも同様です。スイッチバックからNTNに乗り変えた時には、バネの干渉が余分に感じていたのですが、それに慣れると、弱いバネはコントロールに細かい神経を使い、頼りなく感じるのです。そのため、NTNのように思い切ってフラットから谷回りに入って行けない不安を感じました。ゲレンデ1本目の滑り始めは、シリンダーが効いていないのかと思うほど頼りない感じでしたが、2本めに第4ゲレンデ前半の緩斜面でリードチェンジと横滑りを行って足首から蛇腹の感覚を修正し、2本め後半の、大好きな下の斜面では、いくらか安定感を復活させて気持ちよく滑ることができました。一般的には、NTNもNNN-BCも滑り方は同じという意見が常識なのかも知れません。まあ、慣れればゲレンデではどちらでも適当に滑れなくはないというのが私の実感です。しかし、山で複雑な地形や雪質に遭遇すると、ゲレンデで練習した滑り方が、適していないと感じることもあります。両ブーツの踵に向かって上下動するというスキーの基本は同じなのかもしれませんが、使う筋肉や気を配るべき場所は、使う道具や斜面状況によって、まったく違ってくるのではないかと個人的には思います。また、その状況でどのような滑りをしたいかによって、上下動の幅は変化し、テレマーク姿勢を取った時の前後差も違ってくるので、構造的にそのスタイルが適さないビンディングも存在すると思います。だからこそ、道具を変えて滑るのは楽しいのかも知れません。ここ1か月はゲレンデで滑るのが楽しくて、わざわざ山に登って滑らなくてもいいかなと思い始めていましたが、天気の良い日には山に登って滑るのも、気持ちが良いものだなと感じたショートツアーでした。
2024.03.12

今シーズン購入したVoodooのインナーブーツを、ガルモントのエナジーのものに替えて家で試し履きしたら、純正の熱形成する前の新品インナーやTXプロのインナーブーツより感じが良かったので、オグナほたかスキー場へ行って試乗してきました。ゲレンデで滑る場合、最近は10時過ぎに滑り始めることが多いのですが、今回は朝イチの硬いゲレンデで試乗するために、オープン時間に合わせて8時前に到着しました。最初に使用した板は、一昨年モリちゃんにもらったG3のディストリクト・カーボン・ハイブリッド100です。アウトローが付いたこの板に乗るは2年ぶりです。アウトローやフリーライドやフリーダムなど、テックピンを使わないNTNビンディングを使うとコバが少し変形するので、お気に入りのターミネーターXはTTSやリンクスやメイジョーなどテックピンタイプのNTN専用に使いたいと思い、今シーズンVoodooを購入したのですが、前々回まで合計2時間乗った限りでは、Voodooは自分好みではないなと感じました。ターミネーターXに比べて蛇腹と足首回りが硬すぎるのと、インナーブーツがしっくりこなかったからです。そこでまずは、新品のインナーブーツを熱形成する前に、家にあるインナーブーツで試乗してみようと、2回目はTXプロ、3回目の今回はエナジーのインナーブーツを入れてみたのですが、これが自分にはピッタリでした。まず、足首が純正インナーやTXプロのインナーを入れた時に比べてよく曲がるようになり、それに連動して蛇腹もよく曲がるようになりました。前回とは比べようもないほど、しなやかに曲がるようになった気がします。前回までのような硬さを感じなくなりました。また、踵の抑えがしっかりしている割に、足指回りに余裕があり、足裏の型もスカルパより合っているようで、面で捉える感覚がTXより優れているように感じました。蛇腹が曲がる位置と曲がり方も、TXより自分の足に合っているような気がします。それに加えて横剛性がTXよりしっかりしているので、脛の傾きがダイレクトにブーツからビンディングに伝わる感じがあり、高速でも安定感がありました。その結果、余計な筋肉を使わなくていいので、時間に追われて2時間精一杯滑った割には筋肉の疲れがありませんでした。前々回までの2時間の試乗では、ブードゥーを買って失敗したという気持ちが濃厚でしたが、今回、10年近く前にテレマークを始める時に中古で買ったエナジーのインナーブーツを入れることで、お気に入りのブーツに変身してしまいました。インナーブーツひとつで、ここまで乗り心地が変わってしまうとは驚きでした。G3のディストリクト・カーボン・ハイブリッド100は、長さ185センチ、センターが100ある割に硬くて切れる板で、最初にリンクスがついたこの板にTXで乗せてもらった時は反発が強すぎて身体が遅れてうまく乗れなかったのですが、今回、アウトローをつけてVoodooで試乗した結果、一本目から面白い板だと感じました。2年前に赤沢スキー場で最後に乗った時のように雪面が柔らかくなかったので、同じような切った滑りはできませんでしたが、朝イチの硬いグルーミングで、センター100ミリの板を適度にズラして滑るのも気持ちが良いものでした。トップのバタつきもなく、コントロールしている感触が味わえました。BCクロカンの革靴やエクスカーションなど柔らかいブーツだと、硬い斜面では神経を使いますが、剛性が高いブーツだと楽です。昨シーズンから取り組み始め、動画を撮ってもらったり、滑っている時の実感では、今シーズンから徐々に変化し始めていると思える部分に留意して、リズム変化を加えて滑ってみましたが、予想以上に安定していました。やはり、自分が望んでいるような滑りが可能な道具は良いものです。昨シーズンに自分で設定した課題は、自分にとっては間違ってなかったと感じることもできました。1時間目の最後は第7リフトに乗ってホタカスカイウェイで、先週師匠に教えてもらった1軸系のショートターンの練習として、横滑りから少しずつ捻り戻しのタイミングを早めていく練習を行いました。横滑りでも、剛性の高いブーツとNTNの組み合わせはコントロール性が高く楽だなと感じました。2時間目は、ブーツをスカルパのターミネーターXに替えて滑る予定でしたが、Voodooの乗り心地が良くて、もう少し乗っていたかったのと、TXの改良は乗らなくても予想できたこともあり、今回はVoodooのみ試乗することにしました。板は、Voodooで最初に乗った時に印象が悪かったリンクスがついたウィスコです。Voodooでウィスコに乗った感触も、最初に乗った時とは大きく違いました。リンクスを付けたウィスコには、TXの方が合っていると思っていましたが、Voodooは高速で乗るとTXよりコントロール性が高く、気持ちが良いです。主に第四ゲレンデを滑りましたが、今までこのゲレンデをリフトトップから下まで一気に滑り降りると息が切れていましたが、リンクスの板バネとブーツの反発を利用して滑ると、ほとんどオートマチックに切り替えができるので、足の疲労がなく、息が切れませんでした。また、ボーダーが掘った深いカービング痕にハマっても、リカバリーがしやすいように感じました。今シーズン買ったテレマーク道具の中で一番大きな買い物だったVoodooが、当初は思ったような乗り心地ではなく、がっかりしていましたが、今回の試乗で大きく印象が変わました。他のブーツも、インナーを代えたり少し改造して、乗り心地を試してみたくなりました。【メール便可】FootWedgeフットウェッジカカトが浮かないパットFP1価格:1,600円(税込、送料別) (2024/3/9時点) 楽天で購入
2024.03.09

モリちゃんと一緒に、川場スキー場へ行ってきました。当初、オグナほたかスキー場から前武尊山へ登って十二沢を滑る予定でしたが、天気が悪かったので川場スキー場に変更し、先週末に第二バックルのタングの下にドクターパッドを入れたスカルパTXの乗り心地を、ゲレンデで試すことにしました。TXのタングの下にパッドを入れた理由は、昨年ブログで触れた通り、第二バックルが長すぎて一番締めても緩くて踵が浮いてしまうため、バックルを交換しようと2サイズ短いバックルを購入したのですが、取付ビスが緩まず交換できなかったためです。(シェル側で埋め込みナットを固定できないため、T2のようには簡単には交換できませんでした)昨年はワイヤーに外径9ミリのチューブを巻いて太くすることで、若干締めが強くなったので、そのまま使っていましたが、今シーズンに入ってNTNを使用する機会が増えたためか、あるいはそれに伴ってインナーブーツが少しヘタってきたのか、チューブを巻いただけではまた緩く感じるようになってきました。私は緩いブーツが好みなので、以前ICIで足型計測をしてもらって勧められたサイズより1サイズ大きなシェルを使っています。また、T2では歩行モードのまま、第三バックルは締めないで滑ることも多かったのですが、NTNビンディングを使用するようになって、ブーツの中で踵が上がってしまうのが非常に気になってきました。それでも、TTS系のビンディングでソフトな設定にしてのんびり滑っている分にはなんとかなるのですが、少しスピードを上げたり硬めの設定で使用すると、ブーツの踵が上がる前にブーツの中で足が動いてしまうのは、なんとも気持ち悪いです。そもそも、そのような状態ではNTNの利点を活かせそうにありません。バックルを交換すれば済む問題ですが、その前に自分でできることはないかと、パッドを入れてみたわけです。しかし、実際にゲレンデで滑ってみると、期待していたほどの効果はありませんでした。試乗に使用した板は、初代俎板TTSを付けたベクターグライドのオムニです。シリンダーはソフトなブルーでしたが、それでも足首の固定がルーズに感じました。30分乗ると慣れて、踵をあまり上げない滑りに修正してしまうのですが、それでは本末転倒です。家に帰ってから、またブーツとインナーをいじることにしました。今回の試乗で使用したドクターパッドは5ミリの厚さです。主にインナーブーツに使用するもの(自分の足に直貼りもできるようです)で、指で潰した感じ、かなり柔らかいです。また、タングの下に入れて1時間使用しただけで、当たりの強い部分が圧縮して戻らなくなっていました。インナーブーツや直接足に貼って使用するにはこのくらい柔らかくないと他に支障が出てしまうのかも知れませんが、シェルに貼って使用するには硬さが足りないような気がします。そこで、以前100円ショップで買った厚さ10ミリほどのEVA樹脂製のマットを使用することにしました。このマットは、カブのスキーキャリアのビンディングが当たる部分やボックス内の衝撃吸収用などに使用していますが、紫外線にも強く高耐久です。余りを使ったので左右で色が違いますが、部屋の中で試し履きした感じ、いいです。次回の試乗が楽しみです。ユニックス(UNIX) スキー ブーツ調整用品 ドクターパッド5mm厚 SB20-303価格:1,557円(税込、送料無料) (2024/3/8時点) 楽天で購入
2024.03.08

先週は喉が痛くてスキーに行く気になれず、新しく買ったフリーライドのプレートをK2ピナクル118に付け替えたり、スイッチバックをK2サミットに付け替えたりして家で遊んでいましたが、今週になって回復したので、モリちゃんを誘って川場スキー場と宝台樹スキー場へ行ってきました。初日の川場スキー場へ持っていった板は、昨年、前橋の畳屋さんにもらったK2のサミットです。先週までは、モリちゃんがこの板でBCクロカンをやりたいということでモリちゃんに貸していて、まだ自分では乗ったことがありませんでした。ライトテレマークが似合いそうな板なので、BCクロカンにも合うかなと思い、シーズン前にモリちゃんが家に遊びに来た時、ロシニョールの鱗板と共にモリちゃんの希望でNNN-BCの穴を開けてみたのですが、モリちゃんが乗った感じだとイマいちのようだったので、自分で試すのは止めて、NNN-BCの穴は塞いでボレー規格で新たに穴を開け直しました。長さ167センチと短めなので、先々週からハマっているショートターンの練習にも良いかなと思いました。今回、川場スキー場で初めて乗ってみたところ、見た目の黄昏感とは違ってコシがあり、軽快で面白い板だと思いました。1軸系のショートターンは、前回のかたしな高原で使ったB2やロシニョールの鱗板より細かく出来ました。また、今回のように吹雪いていて視界が悪く、部分的にアイスバーンのゲレンデで、自分に合った速度で安全に楽しむには、使い勝手が良いように感じました。軽くて取り回しがいいので、雪質の変化が激しくなる、これから春のツアーにも良さそうです。無名峰ダウンヒルの脇にはパウダーが溜まっていて、パウダーをちょこまかと滑るのも楽しかったです。気に入りました。2日目の宝台樹スキー場には今シーズン初めて、俎板TTSを乗せたDPSウィラー105を持って行きました。中古で買ったこの板に、自作の改良版俎板TTSを乗せてから、今回で乗るのは2回目です。昨シーズン中に1時間、丸沼高原スキー場の圧雪ゲレンデで改良版俎板TTSの具合を確認し、ビンディングの乗り味は気に入ったのですが、僅か1時間だけのゲレンデ滑走で、インビス化している俎板の取付ビスが若干緩むのが気になりました。初期型より俎板を5ミリほど厚くしたため、あるいは初期型と俎板の材質が若干違うようで、俎板の弾力によって緩みが発生していたのかも知れません。昨年の試乗から後、ワキシングするだけで棚に寝かしたままになっていたのですが、このままでは使う機会はやってこないような気がしてきたので、今回はパウダーでの試乗を期待して、宝台樹スキー場に持って行きました。結果、思惑通り、パウダーでの試乗ができました。ウィラー105のパウダーでの乗り心地は、期待以上でした。また、昨年の試乗より激しく乗ってみたもの、今回は俎板の取付ビスの緩みはまったく発生しませんでした。2回目の使用で馴染んできたせいもあるのかも知れません。これなら、自分が行く程度の軽いツアーなら問題なく使用できそうです。9時半のリフト始動に合わせて並んだわけではありませんが、人が少なかったこともあり、また、前日は強風でリフトが動かなかったようで、いつもの北側斜面には30センチほどのパウダーが溜まっていました。北側からスカイラインと順に、モリちゃんと前後譲り合いながら滑りました。昨年、丸沼の圧雪ゲレンデで乗った時は、なんだか冴えない板だと感じましたが、パウダーでは気持ち良い乗り心地でした。改良版俎板TTSの乗り味も、前回以上に快適に感じました。足上げ感覚が馴染みの感覚に似ていて乗りやすいです。1月初めに乗った自作TTSコンバータのゲレンデでの乗り味にがっかりして、まがい物いじりはもういいかなと思いはじめていましたが、俎板TTSのゲレンデパウダーでの使用感は期待以上でした。テックピンラインとレバーのピポット位置が自分に合っているのかも知れません。しかし、パウダーが荒らされて次第に凸凹になってくると、自分の滑降技術不足で、長さ188センチの板を持て余してしまいました。また、圧雪で乗ると、パウダーとの落差もあり、昨年乗った時以上につまらない板だと感じました。フラットキャンバーでロッカーは短く、サイドカーブがほとんどないためか、あるいは、前日に軽快な板に乗っていたためか、どんよりとした乗り味に物足りなさを感じました。ビンディングの取り付け位置がソール長310ミリ付近のブーツに合わせてあり、自分のブーツの大きさだとブーツセンターマイナス15ミリ弱と、若干後ろめなせいもあるのかも知れません。いずれにしても、長さが188センチあるので、それなりに重さもあり、春のツアーでテックピンの利点も活かせなそうなので、パウダーの時しか使い道がなさそうです。そんなことを考えながら、ちょうど1時間が経ったので、最後に谷コースを滑って休憩に戻ってきたところ、パウダー5のチケットを落としたことに気づきました。10年以上使っていたチケットホルダーのプラスチックが割れて落ちたようです。今シーズンの初めに見た時、すでに蓋の端が切れていたので、注意しなければとは思っていたのですが、パウダー5で時間に追われて滑る時にはコケてる暇もないので、ゲレンデで滑る分には大丈夫だろうとそのまま使っていました。しかし、今回は最後の一本で、派手にコケてしまいました。どうやらその時に落ちたようです。まだ、20時間券の半分も使っていなかったので残念ではありましたが、誰かが拾って喜んでくれればいいやと諦めることにしました。今年は雪が少ないので、このへんでゲレンデ練習を終了するのもありかなと思うことにしました。なんだかんだで、今シーズンも1月と2月で山とゲレンデ合わせて10回くらいは行けました。道具の面では試したかったことは概ねできたし、滑りの面でも、スキーヤーズラボのメルマガやSIAオフィシャルメソッドなどを読んで真似したいと思っていた部分が、いくらか改善できました。後は3月か5月に白馬に1回と、いつもの3月末の前武尊山と4月初めの至仏山、5月中旬の鳥海山へ行ければ満足です。しかし、モリちゃんが探してきてくれるというので、期待せずに待っていたところ、なんと、見つけてくれました!広大なゲレンデで、幅5センチ、長さ8センチしかない裏面白色のチケットを見つけることなど不可能だと思っていましたが、モリちゃんのおかげで、残りのシーズンもまだ県内のゲレンデでテレマークを楽しめそうです。
2024.02.29

自衛隊時代の同僚に誘われて、根子岳へ行ってきました。当日は非常に風が強く、奥ダボススキー場の第一ペアリフトは動いていなかったので、ゲレンデの脇を登らせ頂きました。今シーズンからスノーキャットは動いていないようで、ゲレンデトップからツアーコースを少し登ったところに柵ができていました。そこから上で放牧しているのでしょうか。避難小屋あたりまで雲の中でしたが、その上に出る頃には風も弱まり、雲海の向こうに北アルプスも見えてきました。実際に見ると、けっこう近く見えます。この景色が根子岳の醍醐味の一つのように思います。山頂から見える富士山も思ったより大きくて驚きました。駐車場から3時間ほどでキャットの終点に着きました。そこで、のんびりとおしゃべりをしながら、お昼ご飯を食べました。私は黒糖クロワッサンとデニッシュアンパンに先日から続けて飲んでいるザバスミルクのココア味、友人はフジパンのカレーパンと中にマーガリンが入っているアンパンと、梅干しのおにぎりを食べていました。おにぎりは少し凍っているようでした。この時期にしては暖かな陽気だと思っていましたが、実際はそれなりに気温が低かったようです。外にぶら下げていたペットボトルの水も少し凍っていたようでした。その景色と雰囲気で満足し、そのまま下っても良いかなと思いましたが、そこから山頂までは10分ほどなので、山頂まで行くことにしました。近年は雪が少なく、山頂付近は石ころが出ていることが多かったような印象がありましたが、今回は思ったより雪がついていました。前夜の雨は山頂付近では雪だったようで、風下側は10センチほど新雪が積もっていました。山頂で20分ほど景色を見たり四阿山方面に少し降りたりして楽しんだ後、主にツアーコースに沿って滑りました。登ってきた時の様子だと、ツアーコース上の大半は前日の高温と雨、夜間の冷え込みによってガリガリだったのですが、実際に滑ってみると、ところどころに新雪が溜まっていたり、ツアーコース上のクラストもいくらか緩んできていて、思ったより滑りが楽しめました。一部がモナカ雪になっている緩やかな斜面で、モナカ雪の滑り方を少し練習できたのも良かったです。今回の道具は、これから春本番に向けて、山でのテレマーク遊びに重宝するセンター78ミリのアナムを持ってきましたが、その選択もピッタリだったような気がしました。ゲレンデとは違い、山での滑りの楽しみと満足度は、道具によるところも大きいです。同じ道具で様々な山や雪面状況を滑るのも楽しいし、逆に、同じ場所を滑るにも、その状況に合った道具を選択できた時の喜びも、テレマークの場合は山スキーより大きいような気がします。最後に奥ダボススキー場の綺麗なゲレンデを気持ちよく滑らせてもらいました。最初から最後まで大満足のツアーでした。前回のゲレンデ練習の最後に、75ミリからNTNに乗り換えた時、強烈な違和感を感じて、慣れるのに1時間くらいかかったという話を書きました。最後にNTNに乗った状態から、また75ミリに乗り換えた時にも、何か違和感を感じるものなのだろうかと、その点も今回は少し楽しみにしていたのですが、山頂からいきなり滑り出しても、違和感はありませんでした。恐らく、テレマークを始めた頃からずっと使っているT2エコと、昨年春山で使うことが多かった、乗り慣れた鱗板だったせいもあるのかもしれません。
2024.02.17

モリちゃんと、かたしな高原スキー場へ行ってきました。今シーズンのスキー場練習はパウダー5を使って1時間滑って帰るというパターンばかりでしたが、シーズンも半ばに入って試したいことが色々と増えてきたので、今回は1日券を買って、オープンからクローズまで、4本の板と2つのブーツで滑りました。いつも時間に追われて滑っていたので、たまに1日券を買うと、ゆったり滑れて優雅な気分も味わえました。かたしな高原スキー場は平日のリフト一日券が、1000円分の食事券が付いて2900円と格安なので、1日使って道具を色々試すには最適なスキー場だと思います。道具を替えて滑る場合、駐車場からゲレンデまでが近いところが良いです。また、昼メシをきちんと食べると午後の疲れが全然違いました。今回はカツカレーを食べましたが、ボリューム満点で、しかも、甘酒とコーヒーが付いていたので、腹いっぱいになりました。どれも自分好みの味でした。湯の丸高原スキー場やスノーパーク尾瀬戸倉のように週に1回メンズデーやシニアデーを設けて安く1日滑れるスキー場はありますが、かたしな高原スキー場のように平日なら何曜日でも格安で滑れて、おまけに昼飯も付いてくるスキー場は、近場では他にないので、非常にありがたいです。みなさんそう思っているようで、平日にしてはけっこう賑わっていました。今回、朝一で乗った板は、昨年末に、かたしな高原スキー場のスキー指導員の方から購入したHartのGS用板に、師匠にもらったリンケンというステップインのビンディングをつけたもので、まだ気温が低くゲレンデが綺麗な状態で乗った結果、結構とばせて面白かったです。自分が持っている30本近い板のどれにも当てはまらない乗り味でした。また、リンケンという75ミリ規格の古いステップイン・ビンディングにも感動しました。普通にコケたくらいでは開放しませんが、派手にコケて足を捻りそうになると開放してくれました。75ミリ規格でこんなふうに開放してくれるビンディングは他に持っていないので、私にとっては貴重なビンディングだと思いました。また、今回このビンディングにつけて試してみた自作の流れ止めの具合も理想的なものでした。静止荷重ではきちんと流れ止めの役目を果たしてくれますが、派手にコケて、もんどり打って板が外れると、流れ止め自体が破損し、板を身体から離してくれるのです。これは、ゲレンデ用としては失格ですが、開放機構のあるNTNビンディングにつけて山で使う場合は有効ではないかと思いました。ある程度のGがかかると切れて板を身体から離してくるB&Dで販売されている雪崩対策用流れ止めの代わりとしても使えるのではないだろうかと思いました。2本目3本目は、まったく趣向を変えて、HARTより30センチ近く短いロシニョールのB2と鱗板に乗りました。HARTのGS用板は細くて長く、サイドカーブが緩い割に中回りも気持ち良かったですが、短くてサイドカーブがきつい板は、それとは別格に回りやすく、連続小回りに夢中になりました。パウダー5のように時間に追われて滑らなくても良いので、モリちゃんに動画を撮ってもらいました。後半は鱗板です。動画で撮って見ると、自分では小回りのつもりが、中回りになっていました。やりながらモリちゃんに色々とアドバイスをもらいましたが、ターン前半に意識を持ってくると後半がおろそかになり、下半身を意識するとストックワークがおろそかになったりで、なかなか修正できませんでした。もっとリズムを速くしていけるよう、またゲレンデで練習したくなりました。最後に乗ったのは、本日のメインディッシュ、ロッテフェラーのフリーライドをつけたK2のワークスティングスです。その目的は、前回初めて使ってイマイチな履き心地だったスコットのVoodooに、熱形成したTXプロのインナーブーツを入れて、その滑り心地を確認することでした。それなら前回と同じウィスコで試した方が良さそうですが、今回もまた悪い癖が出て、今シーズンまだ一度も乗ってないフリーライドに乗りたくなってしまい、かといってもう一台板を追加するのは後のメンテナンスも考えると面倒で、二つの変更を同時に試してしまいました。もっとも、目的はブーツのフィット感の違いを確認することですから、両優良ビンディングならどちらでも良いように思えたというのもあります。75ミリから乗り換えてすぐに感じた違和感は強烈なものでした。家で履いた時のフィット感は、熱形成していないVoodoo純正のインナーブーツとは別格に良い感じでした。しかし、実際に滑ってみると、前回以上に全体的に硬すぎて、センタリングに神経を使いました。前回、前々回と、同じビンディングと板を履いて、TXと比較した時に感じた違和感(足上げの重さ)は、蛇腹の硬さも影響していることが判りました。しかし、続けて1時間以上滑っていたところ、その違和感が急速に消滅していきました。初っ端に乗った時は非常に窮屈に感じましたが、基本に立ち返り、緩いゲレンデですり足の前後入れ替えと6.5関節を使った均等な上下動を意識して練習したところ、急斜面での身体の遅れも解消していきました。おかしなもので、続けて乗っているとそれが普通になってしまい、硬いブーツと重い足上げに身体が順応してしまったようです。75ミリのタルガを乗せた短い板から、最初期のフリーライドのような若干動きの渋い重いビンディングをつけた長めの板に乗り換えるというような、ブーツも含めた大きな道具の変更は、身体だけでなく意識にも大打撃を与えてくれました。ゲレンデではなく山では、登ったら練習する間もなく、すぐ滑らなければならないので、センタリングに神経を使う道具は安全上も好ましくありませんが、ゲレンデで乗るなら、その落差も楽しめるので、他人を危険に巻き込まない限りは、道具はBCクロカンでもNTNでも、楽しめれば何でもアリだなと感じた瞬間でした。日本のバックカントリーテレマーカーの第一人者、Aさんが、NTNは山に向かないと言っていたという話を人づてに聞いたことがあり、それはどういう意味なのだろうかと、この1年ほどずっと考えていました。Aさんが滑るようなエクストリーム系の斜面に限った話だろうか、それとも、斜面や山の難易度に関係なく山全般に当てはまる事なのか。あるいは、NTNといってもセカンドヒールを使うものから、TTSのようにヒールレバーを使うものまで色々あるから、特定のNTNに限った話なのか。昨年のGWにTAJの指導員のGさんや師匠と一緒に白馬大雪渓で滑った時に、お二人のNTNビンディングを使った滑りを見て、その理由が少し理解できたような気がしていたのですが、今回のゲレンデ練習では、それを補完するヒントが得られたような気がしました。
2024.02.15

今シーズンに入ってから合計5時間ほどテレマークスキーに乗って、いくらか慣れてきたので、昨年12月に購入した新しいテレマークブーツ、スコットのVoodooをおろすことにしました。インナーブーツを熱形成しない状態で、まずはどんな乗り心地か、ゲレンデと軽いツアーで確認してみました。板は、先週ホワイトワールド尾瀬岩鞍で使ったRMUのウィスコとリンクスです。Voodooを家で試し履きした感じだと、インナーブーツはスカルパTX に比べて柔らかく、シェルの形状はつま先部分がスカルパより広めで、ガルモント時代のエナジーとは蛇腹の位置も若干異なるようでした。スカルパのように足首を斜めに締めるバックルがないので、熱形成しない状態だと踵が浮いてしまうのではないかと心配しましたが、家で試し履きした限りではホールド感は良さそうでした。蛇腹の位置もエナジーより後ろめで、自分の足サイズと足指関節の位置に合っているように感じました。しかし、実際にゲレンデで滑ってみると、インナーブーツはエクスカーションのように柔らかく、バックルを締め気味にしても、足がインナーの中で動いてしまうようでした(その原因は別にもあることが家に帰ってインナーブーツを良く見てわかるのですが、その話はまたの機会にします)。インナーブーツの柔らかさとは反対に、足首から脹脛にかけてのシェルは硬く、足裏でスキーを感じるというより、足首から上の脛辺りの固定でスキーをコントロールする感じになってしまいました。また、蛇腹の位置と角度がスカルパと若干違うため、踵を上げて蛇腹を曲げて行った時の感覚に、スカルパとの違いを感じました。そのため、膝を曲げていく方向も、昨日履いたスカルパTXと若干異なってくるようでした。それが、切り返しで板をフラットにもってきた時の感覚にも違いを生んでいるようでした。特に、のんびりと大回りから中回りをした時に顕著に感じました。小回りだとリンクスのオートマチック性が生きてしまい、その違いを感じ難いようでした。先週、TXでこの板に乗った時より、非常に乗りづらく感じました。また、どういうわけか、ブーツの違いで足上げも重く感じて、同じビンディングと板にも関わらず、最初はセンタリングに苦労しました。先週TXでこの板に乗った時は、乗り始めからベストフィッティングしていて、すごく良い感触だったにも関わらずです。昨日、全く同じゲレンデとツアーで使ったボレーTTSより足上げが重く感じました。それでも、第六ゲレンデを4本滑るうちに、ゲレンデ滑降はそこそこ慣れてきたので、小1時間のツアーに出かけることにしました。上りはテックピンNTNのリンクスですから、昨日のボレーTTS同様、75ミリと比べてアドバンテージがあります。登り始めのテックピンの装着に関しては、屈まなければ装着できないボレーTTSに比べてリンクスはステップインでハメてレバーを引くだけですから中高年にはありがたいです。シールは3本の板(バーディクト、チャーター、ウィスコ)で共用している15年以上前のG3のアルピニストスキンですが、一昨年、コールテックスのグルーに張り替えたおかげで粘着力は良好でした。山頂で、昨日モリちゃんが飲んでいて美味そうに見えたザバスミルク・チョコレート味タンパク質20g入りを飲んで、居合わせた3人で20分ほどおしゃべりしてから滑り始めました。ツアーでリンクスを使うのは、昨年の平標山に続き2回目でしたが、休憩時にブーツでうろちょろして、ピン穴に氷が付着したせいで、テックピンの固定に少し手間取りました。また、ステップインの装着も、セカンドヒールの裏側に少し雪が付着したせいで、一発では決まりませんでした。今回は、一緒に登ってきた自衛隊時代の同僚のボーダーと一緒に一番右寄りのルートを取るつもりでしたが、ほぼ同時に出発したスキーヤーがその方向に滑って行ったので、私は昨日同様、アバランチルートの更に左側の、緩やかな斜面を滑ることにしました。しかし、そのあたりは昨日入った団体が滑りまくっていたので、既にボコボコになっていて、今回初めて履いたイマイチなフィッティングのブーツでは、昨日のように楽しめませんでした。新しく買ったブーツの滑り心地にちょっとしょんぼりしながら、今回はホタカスカイウェイではなく、スラロームコースを滑って戻りました。ゲレンデに入ると、新しいブーツにも少し慣れてきたのか、山のようなコントロール性の悪さを感じることなく、スラロームコースからロマンスコースの緩やかな斜面での滑りを楽しめました。ブーツの硬さが有利に働くのか、もしくは、山頂で飲んだプロテインが効いていたのか、昨日より筋肉の疲労がありませんでした。スコット SCOTT 23-24 テレマーク ブードゥー VOODOO NTN価格:102,410円(税込、送料無料) (2024/2/9時点) 楽天で購入
2024.02.09

モリちゃんと一緒にオグナほたかスキー場から前武尊山へ行ってきました。パウダー5を使って第六ゲレンデを4本滑り、今シーズン初めてのボレーTTSとシャム97HMの乗り心地を確認した後、リフトトップから登り始めました。50分ほどでヤマトタケルノミコトの像に到着し、お昼ご飯を食べた後、十二沢を滑りました。一昨日の降雪が30センチほど積もっていて、今シーズン初めてのパウダーが楽しめました。ただ、例年より1メートル以上は積雪が少ないようで、コース取りによってはまだ藪がうるさいようです。トップが広いシャム97はモナカ気味の雪だとトップが引っかかり抜けが悪いのですが、今回のようなパウダーなら操作性が良くて自分程度の技術でも楽しめました。ゲレンデに出た後は、ホタカスカイウェイでセンターハウスに戻りました。ボレーTTSはテックピンの位置がOMG-TTSや俎板TTSより高いため、それらと同じヒールワイヤー固定位置だと引きが強くなるのではないかとモリちゃんと以前に話していたことを思い出し、今回はブルーシリンダーをつけてみようかと迷ったのですが、今シーズン初めてボレーTTSを乗るので、まずは基準になる純正シリンダーで確認してからの方が良いと考え、今回は茶色シリンダーで行ってみました。その結果、ゲレンデで乗るにはニュートラルのヒールワイヤー固定位置で純正の茶色シリンダーが自分の用途(滑走スピードや乗り方)では丁度良いのではないかと感じました。
2024.02.09

1月中旬に風邪をひいて暫くスキーに行けませんでしたが、2月に入ってようやく体調が戻ってきたので、モリちゃんと岩鞍スキー場へ行って、1時間ほど滑ってきました。今回持っていった道具はリンクスをつけたRMUのウィスコです。リンクスには、オフシーズンに買ったSサイズのフレックスプレートを、純正状態の2.45mmから2.05mm付近まで薄く加工したものを装着してみました。メインプレートは昨シーズン発売されたエクストラ・ソフト・メインプレートです。(下の写真の一番上のものが加工したSサイズのフレックスプレートと、エクストラ・ソフト・メインプレートで、スタンダードと比べて色が緑っぽく見えます。)薄く加工したフレックスプレートには、足上げ初期のガタを少なくするため、ピボットストラップに当たる部分に厚さ0.75mmのプラバンを貼ってみました。エクストラ・ソフト・メインプレートと加工したフレックスプレートは、純正と比べてそれぞれ0.3ミリから0.4ミリほど薄いため、純正状態にガタの量を合わせるためです。足上げ初期のガタが多いと75ミリ的な乗り味にはなるのですが、バネに負荷がかかる前にメインプレートとフレックスプレートがベースプレートの側面とこすれるので、その部分の摩耗を早めてしまうのではないかと心配になったからです。このガタは、フレックスプレートがピボットストラップに当たるまで続くので、スリックピンの位置を前方に持ってくるほど多くなります。また、フレックスプレートは、固定する根本から先端にかけて、僅かに薄くなっていくように加工しました。今回、岩鞍スキー場で1時間試乗した結果、リンクスは最もお気に入りのNTNビンディングになりました。NTNビンディング全般の特性として、足上げ初期のガタがなく、ワイヤーがブーツの横を走る75ミリビンディングと比べて立ち上がりから強く足を引かれるように感じるので、75ミリから乗り換えるとセンタリングに神経を使う場合が多いのですが、エクストラ・ソフト・メインプレートをつけたリンクスの場合、違和感なく乗れて神経質さを感じません。また、つま先立ちになりにくく、足裏全体で内足を踏みやすいというNTNビンディングの良さも生きています。また、左右のガタがなく、ダイレクトに力が伝わるので、コントロール性が高いのも魅力です。しかも、板バネを使ったリンクスはコイルスプリングと比べて反応が速いので、特に、ショートターンの切り返しが気持ちいいです。プレート交換が現場でも素早くできて、乗り味の違いを楽しめるのも魅力です。NTNビンディングは、ロッテフェラーのフリーライド、フリーダム、22デザインズのアウトローとボレーのTTS、メイジョーと自作のまな板TTS、TTSアダプターを使っていますが、その中では最もお気に入りのビンディングになりました。(といっても、それぞれのビンディングには1シーズンに1回程度しか乗っておらず、まだ2シーズンしか乗ってないので、もっと乗り込まないと分からないというのが実際のところです。)それにしても、なぜエクストラ・ソフト・メインプレートと、加工したSサイズのフレックスプレートをつけたリンクスがこれほど乗りやすくなったのか、自分なりに考えてみると、プラバンを装着して純正状態に近づけたとはいえ、足上げ初期のガタがNTNビンディングにしては多いというのが理由の一つにあるような気がします。セカンドヒールとクロウの間にも隙間はあり、この隙間もまた、足上げ初期のガタの一部を形成していますが、この隙間は、柔らかい雪の上でもブーツをステップインする上で必要なガタのようです。クロウとスライドブロックの間にセカンドヒールが入ることでブーツが滑走モードに固定されるわけですが、ピポットストラップとフレックスプレートの間に隙間がないと、踏み込んだ時のストロークを十分に確保できなくなってしまうからです。いずれにしても、メインプレートとフレックスプレートを薄くしたことにより、足上げが軽くなったことに加えてガタが僅かに増したこともまた、75ミリから乗り換えた時に違和感なく乗れた原因なのではないかと思いました。なお、フレックスプレートの加工には電動サンダーを使用しました。最初は手作業で削ってみましたが、グラスファイバー製のプレートを薄くするのは思ったより大変です。電動サンダー 電源コード式 TAS-150A ビンテージブルー 電動研磨機 電動研磨器 サンダーポリッシャー サンダポリッシャー 山善 YAMAZEN トライビル 【送料無料】価格:4,280円(税込、送料無料) (2024/2/5時点) 楽天で購入 岩鞍スキー場から西俣沢や荒砥沢が見えましたが、まだ雪が少ないようでした。
2024.02.05

モリちゃんと一緒にホワイトワールド尾瀬岩鞍へ行って、1時間滑ってきました。前日の降雪で、岩鞍スキー場はミルキーウェイ全線、山頂からベースまで滑れるようになり、女子国体沢コースやチャンピオンABコースもオープンし、12コースが滑走可能になったようです。天気も雪質も良く、特にミルキーウェイ上部は爽快な滑り心地でした。今シーズンは乗る板を1つか2つに決めて、ゲレンデではテレマークスキーの技術向上のため練習に集中する予定でしたが、シーズンオフに新たに道具を仕入れたり改造したりしたため、シーズン始めはまずそれらを試したくなります。購入したブーツや加工したリンクスのプレートも試してみたいのですが、今回は自作したTTSアダプター3号機の試乗を行うことにしました。3号機を乗せた板はK2のワークスティングス181センチです。この自作TTSの利点は、OMG-TTSのように沢山穴を開けることなく、G3やボレーの4つ穴でTTSを構成できる点です。昨シーズンの初めに、2号機(テックピンラインとレバー支点との距離30ミリ)をK2ワールドピステに乗せて、スノーパーク尾瀬戸倉で試乗した時は、自分が持っているテックピンを使ったNTNビンディング4台(ボレーTTS、リンクス、俎板TTS、TTSアダプター)の中で、一番自分好みな乗り味だったのですが、支点距離を30ミリまで近づけると、足上げ時にブーツの底にワイヤーが干渉してしまうことが判りました。同じ支点距離で干渉を避けるには、ワイヤーの幅を広げるか、トゥーピースの位置を上げてブーツの底を高くする必要があると考え、シーズンオフに3号機を作成しました。支点距離45ミリ近辺に設定しているモリちゃんのOMG-TTSでも干渉しているようなので、サイズのでかいブーツで支点距離を近づけるには工夫が必要です。トゥーピースとワイヤー固定プレートが別体のOMG-TTSでは支点距離を近づけようにも物理的に限界がありますが、自作アダプターならピンライン真下にもってくることも可能なので、ワイヤーの干渉を考えて、適切な支点距離を設ける必要があります。ステンレス製のワイヤーの接点部分の幅を自分で曲げ直して広げるのは大変だし、広げると元の幅のベースプレートでは縦方向の変形に弱くなるので、3号機ではトゥーピースの位置を上げてみました。トゥーピースの高さ上昇に伴い、ヒールピースはボレースイッチバック純正からロッテフェラーコブラのものに変更しました(高さ約35ミリ)。3号機のトップシートからテックピン中心までの高さは約50ミリです。なお、ボレーTTSは約43ミリ、古いディナフィットのトゥーピースを使った俎板TTSは約35ミリです。ビンディングの高さを上げると、細板でバンク角を確保するにも有利です。ボレーTTSのようにビンディング自体に幅があるとセンター97ミリのシャム97でもビンディングが板からはみ出てしまい、それ以下の薄い細板ではビンディングが雪面に干渉してしまいそうですが、幅62ミリの板を切って作ったTTSアダプターなら、センター60ミリくらいの細板でも使えそうです。しかし、ボレーTTSやOMG-TTSのようにワイヤー支点がスキーのトップシートと接するTTSビンディングの場合、トゥーピースの高さを上げると相対的に実質の支点距離は離れてしまうので、それに伴う足上げ抵抗増加を補うため、3号機では支点距離を更に15ミリまで近づけてみました。しかし、結果的には3号機もワイヤーがブーツの底と干渉してしまいました。家でビンディングにブーツを装着して、手で踵を上げて確認した時は干渉しなかったのですが、実際にスキー場で乗ってみると、手でブーツの踵を持ち上げた場合より蛇腹が曲がるためか干渉してしまいました。支点距離を近づければ近づけるほど干渉しやすくなるのは当然なので、まずは足上げ抵抗のことは考えず、ビンディングの高さを上げて、昨年同様30ミリでの干渉具合を確認すれば良かったです。今回はシーズンオフに購入したボレーのロングトラベルシリンダーも同時に試したかったので、その都合でも支点距離を縮める必要があり、15ミリで試してみましたが、失敗でした。足上げ初期は他のNTNビンディング同様リニアに反応し、コントロール性が高いのですが、足上げ途中からワイヤーが干渉すると、そこを支点にバネ特性が変わってしまうように感じるので、なんとも嫌な感じです。この嫌な感じでも、ゲレンデで1時間も乗れば慣れてしまうのですが、本来TTSは山で使いたい道具なので、滑走初めにこのような乗り味では山では使いたくありません。また、支点距離の変更とシリンダーの変更を同時に行ったため、ロングトラベルシリンダーと普通の茶色シリンダーの違いも分かりませんでした。バイクでもスキーでも、セッティングを変えて素人が試乗する場合は一つの項目だけ変更して確認するのが常識ですが、時間券でチマチマ滑っていると、つい一度に複数の変更を確認したくなってしまいました。なお、今回使用したボレーのロングトラベルシリンダーは、ボレーTTSツアーやスイッチバック用の茶色より長く、ストローク量が大きいものです。今回試乗した自作TTSアダプター3号機は、ピンラインからワイヤー支点までの距離は15ミリと近いですが、トゥーピースの高さを高くすると相対的に支点は後方へ移動するので、足上げ特性はボレーTTSツアーのニュートラルポジション(高さ約43ミリ、支点距離52ミリ)の乗り味に近いものでした。高さ約36ミリ、支点距離約60ミリの俎板TTSをベクターグライドのオムニに取り付けて赤シリンダーで乗った時より足上げは重く感じました。それから、下の写真のように、高さを出せば見た目ではワイヤーの逃げになり、干渉が避けられると思いましたが、実際に乗ってみると、蛇腹下部分のソールが干渉してしまいました。次回は昨シーズンの試乗時と同様、支点距離30ミリの2号機で、トゥーピースの高さを50ミリに上げて、干渉の有無を確認する予定です。そもそも、この自作アダプターはB&DのTTSアダプターのように、板の穴を開け直すことなくG3やボレーの4つ穴でTTSが使えることを目的に作ったものなので、その当初の目的は1号機で達成できたわけですが、この自作のTTSアダプターはワイヤーを固定するプレートとテックピンステーを一体にする都合上、どうしても高さが出てしまいます。やはり、テックピンの高さが30ミリ以下のOGM-TTSのトゥーピースやディナフィットの最新トゥーピースを使い、テックピンラインとレバー支点との距離をギリギリまで近づけられる俎板TTSの方が、自分好みの乗り味に近づけるのではないかと、今回の試乗で判りました。しかし、自作の利点は、手元にある古い道具を流用して遊ぶことも含まれています。そう思えば、新たにトゥーピースを買うことなく、山スキー時代から15年以上使っているディナフィットのTLTトゥーピースや市販のワイヤーを流用して、俎板や古い板でTTSを構成すること自体が、自分の遊ぶ目的には合っているような気がして、敢えて理想の特性は実現しなくても良いかなと思わなくもありません。
2024.01.10

高校時代の同級生と、恒例の平標山へ行ってきました。今年は雪が非常に少ないようだったので、夏道に沿って平標山の家から山頂に向かいました。前日に20センチほど降雪があったようで、山頂から平標山の家までは快適に滑れました。まだ笹薮が埋まっていない箇所もあり、南面なので昨日の降雪は一部モナカ雪になっていましたが、マチュラオくんのポンツーンを持ってきたおかげで、思ったより楽ちんにテレマークターンが楽しめました。山の家から林道までは、ほぼ登山道に沿って降りました。この区間では、登山道の幅で極小テレマークターンを決めることが難しく、2メートルの幅が確保できる場所は時々テレマークターンを交えたアルペンターンで、それ以下の場所は主にボーゲンで降りました。シーズンオフにHD師匠から大量のボーゲン動画を見せられたおかげもあって、目的は異なるかもしれませんが、この区間もなんだか楽しめました。この時期の平標山には10年以上前からほぼ毎年訪れていますが、今年は過去最低の積雪量だったような気がします。しかしそれでも雪はちゃんと降っていて、山頂から駐車場まで雪切れはなく、山頂から車まで板を外すことなく、そこそこ滑りを楽しめました。近場でなかなか雪が降らず、今シーズンはどうなることかと思ってましたが、少雪でも平標山は貴重な山スキーエリアだと、今回あらためて思いました。
2024.01.03

モリちゃんを誘って、丸沼高原スキー場へ初滑りに行ってきました。昨シーズンはパウダー5の10時間券1枚で、主にゲレンデ練習を行いましたが、今シーズンは20時間券を買ったので、昨シーズンの倍はゲレンデ練習ができそうです。今回は初滑りなので、11時から12時まで1時間だけ基礎練習を行いました。初滑りに使った道具は、モリちゃんにもらったワールドピステ(188センチ)にモリちゃんから借りたスイッチバックをつけて、ブーツはガルモントのエナジーを持って行きました。リフトに乗る前にリフト乗り場の下の5メートルくらいの斜面で2回ターンしたら、エナジーの蛇腹が割れてしまいました。左右共に蛇腹の取付部からパックリ割れました。Sさんに売ってもらってから今年で10年目、買った時すでに中古だったので、もう寿命なのでしょう。でもまだシェルは健在なので、ダクトテープで塞いで使い続ける予定です。オープン当初の丸沼高原スキー場は主に人工雪とはいえ、中央ペアリフトから第5スーパーツインリフトを上がったバイオレットコースは、コースの端から端まで雪がついていて、雪質も滑りやすかったです。第二ペアリフトも動いていました。
2023.12.16

今週も運動不足解消のためハイキングに行こうかと思っていましたが、暑い日が続いていたので、モリちゃんの提案で、水上の諏訪峡でカヤックに乗せてもらうことにしました。今回は、カヤックが転倒した時にパドル操作と腰の返しで艇を起こすエスキモーロールの練習をする予定でしたが、一度転覆して頭まで水に浸かったら、思ったより水が冷たく、身体が冷え切ってしまったので、エスキモーロールの練習はもう少し水に慣れてからやることにしました。河原にある大きな石の上で日光浴をしないと身体が震えてくる寒さでした。前回の赤谷湖は、乗る前も湖上も暑かったですが、諏訪峡は河原に吹く風が涼しく、水に入らなくても河原でのんびりするだけで良さそうな感じでした。赤とんぼがたくさん飛んでいるせいか、蚊なども寄ってこないので、避暑にはこんな水辺が最適です。半日水遊びをした後、モリちゃんにもらったカップヌードル味噌味を食べて身体を温めてから、道の駅みなかみ水紀行館でさらに足湯で温まってから帰りました。沼田の手前まではバイクで切る風が涼しかったのですが、渋川あたりから日差しが強くなり、自宅についた頃には半ズボンで出していた足が真っ赤に焼けてしまいました。バイクで風を切って走っているとあまり暑さを感じないので、つい半袖半ズボンで乗ってしまいますが、注意が必要でした。
2023.07.19

今週も梅雨の晴れ間に県内の低山でハイキングしようと思っていましたが、先週、大高山に行った際、野反湖うらやまガイドの木村さんがブログで笹川流れの話を書かれていたことが話題に上がり、モリちゃんがカヤックをやらないかと誘ってくれたので、今週は赤谷湖でカヤックに乗せてもらうことになりました。私はカヤックに乗るのが初めてなので、まずは地上でモリちゃんから、転覆した時の脱出の仕方やパドルの扱い方などを教えて頂きました。1時間半ほど講習や準備をした後、ローソンの下の桟橋から出航しました。西川や赤谷川のバックウォーターからも乗り出せるそうですが、西川へ降りる道は現在、崖崩れで通行止めらしいです。まずは、オジカ沢ノ頭から平標山、そして大源太山から三国山までの国境稜線南側の広大な山域を源流に持つ赤谷川と、小出俣山や阿能川岳など旧谷川岳の前衛峰を源流とする小出俣川が赤谷湖に注いでいる湖の北側へ行ってみました。雪代が落ちた今は最も水量が少ない時期だそうですが、かなり深そうです。その後、稲包山などを源流とする西川が注いでいる湖の西側へ行ってみました。そこでカヤックを降りて、少し休憩しました。地上で事前に漕ぎ方(フォワードストローク)を教えてもらいましたが、実際に漕いでみると、つい腕に力が入ってしまい、うまくいきません。真っ直ぐに進まないのです。顔は正面に向けて、パドルと肩は平行に、脇は締めて、腕を使わず、体幹を使って肩を入れて上半身全体で漕ぐと楽とのことですが、腕漕ぎになってしまいシャフトを強く握り過ぎて親指の側面にタコができそうでした。今回、道具は全てモリちゃんに貸して頂きました。お借りしたカヤックは初心者でも乗りやすいフォールディングカヤックで、重さは20キロ前後と軽く、一人でも持ち上げて移動できそうでした。水上でかなり傾けても安定していて乗りやすかったです。モリちゃんが乗っていたシーカヤックは3分割式ですが、つなげるとけっこう重いので、移動の際は二人で持つか、カートが必要でした。その他に、下の写真のようなリバーカヤックも見せて頂きました。ダム湖というのはものすごく深そうだし、発電用の取水口に吸い込まれたりしないかとか、漠然とした恐怖を持っていましたが、実際は初心者には流れのない湖の方が安全に乗れるらしいです。高崎では最高気温が36度くらいまで上がった日だったので、赤谷湖の湖上は暑かったですが、湖に注いでいる西川に吹いている風は涼しくて気持ち良かったです。カヤックもテレマークスキーも、水をコントロールする重力系の遊びという点で共通する部分が多そうです。テレマークの場合は2本の足で雪とコンタクトするので、その根本にあって可動域の大きい股関節の扱いがポイントになるようですが、カヤックの場合はパドルとカヤック本体で水に接しているので、腰あたりからのローテーションが効率の良いパドリングのポイントになるようでした。個人的には、右肩を肩鎖関節脱臼(3型)しているせいで左肩の動きも規制されるのか、あるいは五十肩のせいなのか、それとも単なる運動不足のせいなのか、肘を開いたり肩より後ろに下げたり上げたりする動作をすると、左肩の三角筋と上腕三頭筋あたりが痛むので、カヤックで遊ぶにはこのへんのメンテナンスも必要だと感じました。
2023.07.09

ほっと群馬630で、野反湖うらやまガイドの木村さんが野反湖周辺の山を紹介していたので、モリちゃんを誘って野反湖から大高山へ行ってきました。今年の2月初めに白根開善学校から大高山を目指した時は、一ツ石までしか行けませんでしたが、今回は梅雨の中休みの好天に恵まれて、大高山まで行くことができました。ダムサイトにある第一キャンプ場を7時半頃出発し、三壁山を経由して大高山へ向かいました。途中、高沢山からカモシカ平までの景色が良かったです。 ダムサイトにはニッコウキスゲが咲いていましたが、ニッコウキスゲの群生地というカモシカ平は、まだチラホラとしか咲いていませんでした。ツリガネツツジは、たくさん見かけました。湖畔周辺の登山道、三壁山から高沢山、エビ山周辺はよく整備されていて非常に歩きやすい登山道でしたが、カモシカ平の先、1965のピークから大高山までは、倒木が登山道を遮っている箇所が何箇所かあり、微妙な高さの倒木をくぐるのに疲れました。また、湖畔から三壁山、エビ山周辺は赤トンボがたくさん飛んでいて他の虫は少なく、爽やかな風が吹いていて快適なハイキングが楽しめるのですが、カモシカ平の先のピークから大高山までは、倒れている大木の幹や根などが腐敗しているせいか植生の違いによるのか、小さな羽虫やハエなどが多く、休憩時には虫除けがあると良さそうでした。大高山の山頂は、南側への狭い展望しかなく、ギリギリ2月に登った白根開善学校から鷹巣ノ尾根の中間部の様子が見える程度で、北側の岩菅山や西側の小高山方面の景色は全く見えませんでした。秋になって広葉樹の葉が落ちれば、いくらか違ってくるのでしょうか。帰りは、高沢山からエビ山経由で第二キャンプ場へ下山しました。高沢山の途中から、一ツ石、その先に横手山の渋峠スキー場が見えました。野反湖畔にある第二キャンプ場は、トイレや炊事場などの設備が整っていて、快適なキャンプができそうです。特に、湖畔に近いテントサイトはベンチもあって、くつろげそうな雰囲気でした。
2023.07.05

テレマーク仲間4人で子持山へ行ってきました。午前8時に唐沢川上流の5号橋手前の駐車場に集合し、どこから登るか相談した後、7号橋の先から登山道に入りました。今回は、7号橋から沢コースを登って尾根に出た後、獅子岩経由で山頂へ行き、帰りは浅間山を回って7号橋の手前に下山するコースを選びました。5号橋の駐車場から唐沢川に沿って舗装道路を少し歩いたあと、7号橋の先で登山道を右に入り、沢沿いに少し登ると左側に屏風岩が見えてきました。屏風岩に沿って沢沿いを登っていくと、鬱蒼とした杉林から明るい雑木林に変わり、尾根に出ました。尾根を左に進むと獅子岩から山頂方面ですが、右に進むと展望台があり、獅子岩や浅間山が良く見えました。尾根に出るまでは虫も少なく、沢沿いを吹き下ろす風が涼しかったのですが、尾根に出ると日当たりがよくなり、暑くなってきました。尾根に出てから山頂方面に少し歩くと獅子岩と山頂の分岐に出ました。左に行くと獅子岩で、獅子岩の上に出るには鉄梯子を登ります。梯子から鎖場をトラバースして獅子岩の上に出る部分は、濡れていると滑り落ちそうで怖いです。モリちゃんによると子持山は、かつては標高2500メートル以上の円錐型の成層火山で、群馬で一番高かったらしいです。その後、噴火して上部は崩壊し、半分ほどの高さになってしまったようです。獅子岩は、子持山が噴火した時に、地下から火口へ吹き出た溶岩が固まって残ったもので、旧子持山の中心部にあたるそうです。上の写真に写っている壁のようなものは、獅子岩を中心として放射状に走っている岩脈が露出したものでしょうか。あの橋の上を渡ってみたくなりました。獅子岩から山頂方面は尾根沿いにも踏み跡がありますが、一段下がって尾根の北東側を巻いた方が歩きやすいようでした。その先、山頂への道は、途中、鎖が垂れた場所がありますが、概ね歩きやすい登山道が続き、獅子岩から30分ほどで山頂に到着しました。この時期、樹木が鬱蒼と茂っているので、山頂の見晴らしは良くないです。山頂の広場でお昼を食べている途中、右乳首の横あたりにチクッとした痛みを感じたので指先で触ってみると、ゴマ粒くらいの小さなものが付着しているようでした。直前に師匠がTさんの腕に付着していたマダニを発見し、カメラで撮影していたので、もしかしたらと確認してもらったところ、これもダニのようでした。無理に剥がさない方がいいということで、ヒル避けのアルコールを吹き付けた後、モリちゃんに絆創膏を貼ってもらい、そのままの状態で皮膚科へ行く予定でしたが、家に帰った後、シャワーを浴びる時に絆創膏を剥がしたところ、このダニも一緒に剥がれてしまいました。ネットで調べると、ヤマトマダニの若虫のようで、噛まれてすぐなら噛みこみが浅いので、ピンセットなどで自分で剥がしても問題ないようでした。まだ血を吸う前だったようで、傷跡も直径2ミリほどの赤みが残る程度で、6日経った現在は赤みも薄くなり、ほぼ消えてしまいました。痛みは刺された瞬間だけで、かゆみはまったくないので、刺されたのが背中なら、気づかなかったかもしれません。下の写真はルーペで拡大したもので、実物は直径2ミリほどです。マダニを媒介としたSFTSは非常に怖い感染症で、致死率も高いようなので、刺されてから14日間は様子を見た方が良いようです。昼食後、獅子岩方面に少し戻った分岐から浅間山へ向かいました。分岐から30分ほどで浅間山山頂に到着しました。浅間山から7号橋までの下りは、明るい森で気持ち良かったです。今回、5月末に富士山で試してスキーのストックとしてはイマイチだった廉価な4段折りたたみ式ストックを、初めてハイキングで使ってみましたが、ハイキングでは使いやすかったです。今回、同じものを師匠も使っていました。【楽天2位獲得】【高評価4.29点】ステッキ スティック トレッキング ウォーキングポール トレッキングポール 2本セット 折りたたみ 超軽量 トレッキングステッキ アルミ製 山登り 杖 ウォーキング ハイキング 登山 軽量 登山杖 折りたたみ式 収納袋付き 送料無料価格:2,982円(税込、送料無料) (2023/5/19時点)楽天で購入ハイキングは夏場の体力維持のために行っていたので、昨年まではなるべく負荷がかかるようストックは使いませんでしたが、一緒に行く仲間のペースが速くなってきたのか、最近は日帰りハイキングでも疲労感が大きくなってきました。そのため、今回はストックを使うことにしたのですが、ストックを使うと体感的にはストック無しの8割程度の体力で行けるような気がしました。特に下りは楽です。また、ストックをつくことで、膝の向きが自然になる位置に足を置くための補助にもなるので、歩き方の矯正によって膝痛防止にもなるような気がしました。4段式だと長さ35センチ程度に畳めるので、カブのリアボックスにも入るし、ベルクロテープもついているので鎖場で畳んでまとめるのも楽です。
2023.06.27

高校時代の同級生と八ヶ岳へ行ってきました。ここ10年ほど毎年この時期に、高校山岳部で一緒に山に登った友人が帰郷するので、それに合わせてハイキングや温泉に行っています。昨年は他の同級生も誘って3人で四阿山へ行きました。今年は稲子湯から東天狗岳へ上り、帰りに本沢温泉に入ってきました。稲子湯の駐車場を8時頃出発し、途中、しらびそ小屋で休憩し、3時間ほどで稜線に出ました。6月のあたまに行った立岩山も、星尾川上流の苔むした森が綺麗でしたが、北八ヶ岳ではダケカンバの新芽とシラビソとのコントラストが綺麗でした。北八ヶ岳の森は独特の香りがします。この香りはシラビソが発しているらしく、シラビソよりオオシラビソの方が香りが強いらしいです。中山峠から少し登ったところで休憩し、そこから1時間弱登った東天狗岳山頂でお昼にしました。お昼を食べた後、分岐から本沢温泉に下りました。本沢温泉の山小屋で1000円の入湯券を購入し、露天風呂に入りました。標高2150メートル、日本最高処野天風呂と書いてあります。鑓温泉より少し高いようです。温泉に入ったら足の疲れが取れたようです。しかし、なんだかダルくなりました。温泉成分が強いので、あまり長く入らない方が良いようです。なお、同じ本沢温泉でも、内湯は源泉が違うらしいです。(別料金)荒船山の山頂のクリンソウは見頃を少し過ぎていたようでしたが、本沢温泉小屋の少し下に群生していたクリンソウは見頃のようでした。千葉県に住んでいる友人は温泉に入る機会が少ないとのことで、稲子湯まで下って来たらまた稲子湯に入ろうと言うのですが、私は余計ダルくなるような気がしたので昼寝して待つことにしました。今回、一緒に行った友人は、中山峠から少し下ったところにある黒百合ヒュッテで、高校卒業後に半年ほど働いていたことがあり、私も高1の夏休みと冬休みに一緒にバイトしたことがありました。それ以降、八ヶ岳には冬山登山に何度か訪れたことはありますが、夏に来るのは34年ぶりでした。下の写真は、2006年の1月下旬に高校山岳部OBのOさんと一緒に硫黄岳に来た時のものです。山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰 2023価格:1,210円(税込、送料無料) (2023/6/23時点)楽天で購入
2023.06.23
![]()
2022年のシーズンオフは、モリちゃんとほぼ毎週、赤城山と榛名山を中心に近場の山へハイキングに行きましたが、今年は荒船山周辺を集中的にハイキングしようと企んでいました。その理由は、春先に読んだ本『酔いどれクライマー 永田東一郎物語』に出てきた、大正時代後期から昭和初期にかけて活躍した登山家・大島亮吉氏の随筆『荒船と神津牧場附近』に影響されたためです。随想の中で大島氏は、「こんなつまらないところだけれど、私にもひとつこんな、何度でも行って少しもあきないというところをもっていることはうれしい。そして私がこのあたりに時たまの遊行をなすことは、じつに私にとって山への愛を高めるひとつの手段なのだ。」と書いています。「新編」山紀行と随想 (平凡社ライブラリー) [ 大島亮吉 ]価格:1,540円(税込、送料無料) (2023/6/22時点)楽天で購入荒船山は家から一番近い登山口まで1時間程度で行ける山ですが、私はこれまで一度も行ったことがなく、他の山から眺めて、「えらく平らだな」と思うことはあっても、山頂に行ってみたいと思ったことはありませんでした。内山峠を通過する時、その岸壁は何十回も見ているし、頂上には木がモサモサ生えているので、山頂が平らといっても飛行場のような平原ではないだろうし、そうなると、その平らさは実感できないだろうと思ったからです。神津牧場についても同様で、中山峠の道の駅で売っている神津牧場のソフトクリームは食べたことがありますが、わざわざ現地に行ってみたいと思ったことはありませんでした。牧場に行くなら、実家から自転車でも行ける距離に長坂牧場がありますし、そこのヨーグルトは絶品で、それよりうまいものは望んでいませんでした。しかし、この随想を読んでから、神津牧場にも行ってみたいと思うようになりました。私も大島氏のように、搾りたての濃い牛乳を一気飲みしてみたいと思いました。「ニュームのバケツから、その搾りたてのままを厚手のガラスの大コップへ一杯になみなみと注いでくれた牛乳の、なんという新鮮さ、なんという芳醇さ、冷えた身体に生あたたかい牛乳のほんとうのうす甘い味をもって、のどをぐいぐいとおるときのうまさ。 ああ、美しい、きよらかなこの信州境いの山上牧場の春浅い朝に飲む、この芳醇甘美な一ぱいの牛乳!私は都会にいては米のとぎ汁みたいな牛乳は飲まない。けれどこの牧場へやってくると、いつも毎朝、毎夕絞り立ての牛乳を、二合ばかりはいる大コップに一杯ぐっとのむ。」現在、私は豆乳ばかり飲んでいますが、もともと牛乳が大好きでした。数年前まで、一日1リットル以上は牛乳を飲んでいました。朝でも夜でも、喉が乾いたら牛乳を飲み、パンもご飯も牛乳がお供でした。牛乳を飲むと心が落ち着く感じがしたので、外出先でもパックの牛乳を飲むことが多く、山へ行った時などは長期常温保存ができる缶の牛乳などを飲んでいました。家の冷蔵庫には常に2リットルのストックがないと不安で、いわば牛乳中毒だったのかもしれません。現在も豆乳は常に6リットル以上ストックを持ち続けていますが、豆乳の消費量は一日500ミリリットル以下です。豆乳を飲まないと落ち着かない、ということもありません。ようやく、乳離れができたようです。牛乳のことはともかく、これから秋にかけて荒船山から神津牧場周辺を歩いてみたいと思っていたところ、テレマークの師匠からタイミング良く、立岩から荒船山へのハイキングのお誘いを頂いたので、ご一緒させて頂きました。当日は、南牧村の星尾にある立岩登山口を8時頃出発し、直登コースから立岩のコルに登り、尾根を少し戻った東立岩に寄ってから、標高1265メートルの西立岩で休憩を取りました。東立岩から南側の展望は西立岩より良かったです。下の写真はコル手前のトラバースです。その手前の鎖場が、今回のコース上で一番長かったような気がします。立岩から荒船山南端にある経塚山までの尾根は、一部にヤセ尾根もありますが、危険な箇所はありませんでした。ただ、黒滝山への分岐手前の尾根を西側から巻いている途中で踏み跡が不明瞭になり、少し迷いました。その後、荒船山の最高点、標高1422メートルの経塚山で少し休んでから、荒船山の大地を北に向かってスタスタ歩き、艫岩展望台でお昼にしました。途中、クリンソウの群生地があり、クリンソウを見ながら湿地帯の堺に沿って、少し東側に入りました。山頂大地は微妙にうねっていて、樹木が濃く茂っているので、平原といった感じではありませんでした。しかし、艫岩から北側の展望はなかなか良かったです。浅間山と黒斑の下あたりに見える若干薄い緑の傾斜地が神津牧場なのでしょうか。こちらも、期待していたような天空の平原という感じではないようでした。山腹をくねった国道254号線を長野県側に辿った内山トンネルの真上には平らな場所がありましたが、よく見ると太陽光パネルが敷き詰められていました。科学の力がこんな僻地も浸食しているようでした。大島亮吉氏が訪れていた昭和初期とはずいぶん景色が変わってしまったようです。艫岩展望台で30分ほど休憩した後、経塚山入り口まで戻り、そこから往路と別れて、星尾峠に向かいました。星尾峠から星尾川の右岸コースを辿って登山口に戻りました。左岸コースは荒れているとあったので右岸コースをとりましたが、右岸コースも崩落した箇所が多数あり、何度かルートを外れました。田口峠分岐から登山口まではコースタイムより時間がかかったような気がしました。初めての荒船山は、実際山頂に行ってみると、思った通りというか、思ったより平らではありませんでした。ハイキングは立岩の方が面白かったです。さらに、立岩登山口に向かう途中にある南牧村と南牧川の景色の方が印象深かったです。酔いどれクライマー 永田東一郎物語 80年代 ある東大生の輝き価格:1,980円(税込、送料無料) (2023/6/22時点)楽天で購入
2023.06.22

7年ぶりに富士山へ行ってきました。Mさんが亡くなってから、富士山に誘ってくれる人もおらず、わざわざ富士山まで行って滑る意味もないような気がして、足が遠のいていました。富士山の滑降に適した5月中旬から6月上旬にかけて、毎週のように富士山へ滑りに行っていたこともありましたが、それもMさんが誘ってくれたからでした。Mさんの話が聞きたくて、参加していたような気がします。その話というのは富士山の歴史についてです。富士宮口から登った時には、山頂にある浅間大社奥宮の片隅に置かれている首のない仏像を見ながら、廃仏毀釈運動によってこれらの仏像が破壊されたことや、富士山の土地が天領から神社に払い下げられた経緯など、何も知らない私にも分かるように説明して下さって面白かったこともありますが、その歴史にも増して興味深かったのは、Mさんがそのことに対して非常に憤っていたことでした。それは、現在の富士山におけるスキーやパラグライダーの規制にも関係する話のようでした。(下の写真は7年前に撮影したものです。現在はどうなっているのかわかりません。)また、吉田口から登った時には、江戸時代に在家の修験者が当時の政治を批判して烏帽子岩で入定したという話や、その後に流行した富士講の話など、富士山の山岳信仰が高まっていった経緯なども話してくださったような気がします。今回は、2016年の6月中旬に最後にMさんと行って以来、およそ7年ぶりに富士山を訪れて、吉田大沢を滑ってきました。滑ったと言っても、まともに滑ったのは標高差でほんの200メートルほどでした。計画の不備と体力及び滑降技術不足で、Mさんと行った時のような、充実した山スキーにはできませんでした。リトルカブで朝3時に家を出て、途中、富士吉田市街に寄り道してしまったため、8時半頃富士スバルライン5合目に到着し、9時頃登り始めました。けっこう良いペースで登っていると思っていたのですが、吉田口山頂の久須志神社に到着したのは14時になってしまい、山頂直下は須走口側も吉田大沢もクラストが始まっていました。もう1時間早かったら、快適な滑降が楽しめたような気がして、非常に残念です。やはり、現在の自分の体力では9時出発では遅すぎました。山頂に近づくにつれて風が非常に強くなり、特に白山岳のコルは風の通り道のようで、耐風姿勢をとらないと飛ばされそうでした。コルから吉田大沢に少し降りると風は弱まりましたが、雪は硬かったので9合目までアイゼンでクライムダウンし、さらに8合目まで斜滑降で降りました。ようやく表面が柔らかくなってきたところで、砂利の混じった薄汚れた雪の上を、200メートルほどテレマークターンを楽しみました。雪渓末端は7合5尺附近だったと思います。持っていった道具も、状況に合わないものばかりでした。Mさんと一緒に滑った数ルートの快適な富士山での滑降の記憶が強く残っていて、気温が高ければ3ピンの細板とエクスカーションでのライトテレマーク装備で十分かと思っていましたが、選択を誤りました。チープアイテムのテストを兼ねて、道具を選んだのが失敗でした。板とストック、ブーツのインナーは、今回、山で初めて使用するものを持って行きました。本来、慣れた山で試用してから富士山に持ってくるべきでした。板は、昨年末にヤフオクでシールとセットで2万円で購入したロシニョールのゲレンデ用板に浅い鱗を掘ったセンター62のステップソールに3ピンのスーパーテレマーク、ストックは数か月前に楽天で購入した2980円の折りたたみ式のストック、ブーツのインナーは約20年前に購入した冬山登山靴スカルパベガのもので、このインナーは今回持っていったガルモントのエクスカーションの純正インナーよりカフが低く、歩きやすいだろうと思い、試しにエクスカーションに入れてみたのですが、エクスカーションのシェルに入れると踝のホールドが純正のインナーより悪くなり、使用感が良くないです。このブーツとインナーの組み合わせをどうしても今シーズン中に試したくて、富士山に持ってきてしまいましたが、ゲレンデで試してからにすれば良かったです。この、3ピンを付けた鱗板は、ゲレンデで30分ほど使用したことはあるものの、山に持ってきたのは初めてで、標高3500メートル以上のクラストした斜面でエクスカーションで使うとブーツとインナーのミスマッチも重なり、扱い難く感じました。クラストといっても、表面2、3センチほどのモナカ雪だったので、T2エコとボレーのベクターBCなら楽しめたかも知れません。マズシャスのアナムでも、三角岩より下ならそれなりに楽しめたような気がします。しかし、お気に入りの板を火山礫の交じる富士山の斜面で使うのは嫌だし、長さ183センチのベクターBCは、カブのキャリアに積むと道交法の高さ制限に引っかかってしまうので、どっちみち持ってくることは出来ませんでした。(下の写真だと高く見えますが、長さ160センチの板を積んで、路面からスキートップまで190センチほどです。)ストックも、スーパーカブのリアボックスに入れる都合で、4段折りたたみ式の安物を持ってきましたが、初使用にも関わらずグリップの接着が剥がれて10センチほど下にズレ落ちてしまい、登りでストレスになりました。ただ、グリップのズレはボンドで貼れば良いだけだし、安い割に非常に軽く、小さく折り畳めるので、これから秋にかけてのハイキングでなら十分に使えると思います。また、道具が同じでも、状況判断を優先し、山頂に拘らず、8合目あたりで切り上げて滑り始めれば、快適な滑降が楽しめたような気がします。今シーズン初め、スーパーカブ110にボードキャリアを取り付けた友人と、来年は一緒に富士山へカブで行ってみようかと思っていたので、その予行練習も兼ねて、とりあえず山頂まで行ってみましたが、今回の経験で、スーパーカブでアプローチして富士山から山頂滑降を楽しむには、少なくとも群馬の自宅を深夜2時前に出ないと厳しいかなと思いました。今回の富士山春スキーのアプローチにスーパーカブを利用したいと思ったのは、昨年『スーパーカブ』というライトノベルを読んだことも影響していました。主人公の冴えない女子高生が、スーパーカブを通して人生を豊かにしていくという話で、これほどスーパーカブの魅力を伝えてくれる本を読んだのは初めてでした。主人公たちのスーパーカブに対する愛情が半端ではありません。その、モノに拘る姿勢に共感しました。[新品][ライトノベル]スーパーカブ (全8冊) 全巻セット価格:5,676円(税込、送料別) (2023/5/19時点)楽天で購入これを読んだ時、北杜市から甲斐市、甲府市から富士吉田市あたりをスーパーカブで走りたいとなと思いました。実際スーパーカブで走ってみて、北杜市から国道20号で甲斐市に向かうあたりや、笛吹市から富士吉田市に向かう国道137号バイパスは非常にスピードが出せて、試運転にはピッタリだと思いました。ちなみに、早朝や深夜の国道140号・清里高原-南牧村区間も怖いほど飛ばせますが、動物の飛び出しには注意が必要です。今回も南牧村で、車に轢かれた大きな鹿の死体や小動物の死体を目撃しました。カブだと小動物でも重大事故になりそうです。今回、自宅から富士スバルライン五合目まで、行きに5時間半、帰りは甲府市内で事故渋滞にはまったので6時間ほどかかりました。往復距離は約450キロ、使用したガソリンは7.5リットルでした。一昨年に鳥海山へ行った時より燃費が悪くなっているのは、ドライブスプロケットを1丁落として減速比を上げたことと、高低差のある山で酷使したのが影響しているようです。今回は道具のテストや来シーズンの予行など欲張り過ぎたようで、テレマークの方が不満の残る山行になってしまいました。ただ、先週の鳥海山のような爽快な滑降で今シーズンを締めるのも良いですが、今回のように修行のような単独山行もまた、色々感じることがあり、来シーズンにつながることもあるような気がしました。【楽天2位獲得】【高評価4.29点】ステッキ スティック トレッキング ウォーキングポール トレッキングポール 2本セット 折りたたみ 超軽量 トレッキングステッキ アルミ製 山登り 杖 ウォーキング ハイキング 登山 軽量 登山杖 折りたたみ式 収納袋付き 送料無料価格:2,982円(税込、送料無料) (2023/5/19時点)楽天で購入
2023.05.19

2年前にリトルカブで行った鳥海山は、私の少ないBCクロカンツアー経験の中で、最も印象深い山行として思い出に残っています。自宅から鳥海山までのツーリングや、スキーを運搬するためのキャリア製作も含めて、BCクロカンでの鳥海山の極上ザラメ滑降や、夕日に沈む飛島を眺めながらの鉾立でのテント泊など、ほとんど全てが初めての経験で、非常に心が踊ったことを覚えています。また、細板師匠Tさんとの出会いも、BCクロカンを続ける上で、大きな影響を受けました。昨年も、バルブステムシールを交換したスーパーカブ70で鳥海山へ行く予定でしたが、予定していた日程では天候が悪く、行きませんでした。鳥海山へのカブツーリングが二度目だったので、初回ほどやる気が沸かなかったことも理由としてあります。今年はタイカブで鳥海山へ行きたいと思っていましたが、キャリア制作が間に合わず、今回はモリちゃんのご厚意で、車に乗せて行ってもらうことができました。結果的には、2年前にも増して、充実度の高いツアーになりました。今回の目的は、2年前に天候が悪くて登れなかった矢島口と猿倉口からのBCクロカンツアーです。一日目、5月11日の午前中は上空に寒気が残っていて風も強く、七高山山頂直下の舎利坂は正午を過ぎてもガリガリだったので、虫穴から唐獅子平避難小屋方面に向かって東面を滑りました。風が当たりにくく、日差しが朝から当たっていた東面は、山頂直下からBCクロカンでも滑れる快適なザラメでした。GWから鳥海山の雪渓を滑り周っているという松本から来たベテランテレマーカーに、ルートのことを色々と教えて頂きました。山頂から霧ケ平に向かって気持ち良い斜面が続いていて、どこまでも滑って行きたい衝動に駆られますが、あまり滑ると祓川に戻るのが大変なので、1850あたりまで滑って登り返し、もう一本滑ってから1950あたりまで登り返してトラバースをかけ、矢島口に戻りました。下山後、祓川駐車場で北面を滑った方の話を聞くと、午後になっても北面の雪は硬く、シュプールの破片が凍って石のようになり、滑り降りるのが大変だったとのことでした。二日目は猿倉口から七高山を目指し、前日より1時間ほど早く猿倉登山口を出発しました。山頂へは30分ほど早く、11時半頃到着しました。今回も、前日同様、虫穴附近から東面を滑りました。百宅口登山道尾根より一本南側に広がる雪渓(S字雪渓)は面ツルですごくきれいだったのですが、そこを滑るのは次回のお楽しみにして、百宅口登山道附近の尾根を滑りました。前日は硬かった尾根上の雪はザラメになっていて、BCクロカンでも快適に楽しめました。来シーズンは、S字雪渓や、さらに南にある白沢雪渓、大股雪渓も滑ってみたくなりました。13時前に猿倉口に到着し、鳥海荘の温泉に入って、山形側から群馬に帰りました。鳥海荘を出たのは14時過ぎでしたが、その日の内に自宅の戻れました。帰りはモリちゃんのハイブリッド車を運転させてもらい、ドライブも楽しめました。同じ秋田県でも、カブで行くのとは全く違った鳥海山を味わえました。今回持って行った板は、今シーズン用に購入したB×Bの鱗板です。鳥海山を二日間滑ったことで、この板はBCクロカン用の板の中で、最もお気に入りの板になりました。硬めの雪も滑りやすく、BCクロカンの楽しみを広げてくれる板だと思います。この板に鱗を掘って安く譲ってくれた白馬のMさんに感謝したい気持ちになりました。一日目はノーマルの黒ゴム、二日目は赤ゴムで滑りました。この板には赤ゴムが合っているようでした。細板師匠Tさん今回はマズシャスBC50モリちゃんもアルピナの細板
2023.05.13

昨年の暮れに、兄からタイ製のカブ(WAVE125i)をもらいました。2013年モデル(AFS125-MSFC CSF)で、走行距離は9万キロを越えています。もらった当日まで兄が毎日通勤で使っていたもので、購入当時から燃費に大きな変化はないそうですが、半年程前からエンジンに異音が出てきたらしいです。マフラーが社外品に交換してあり排気音がうるさいせいか、もらった時に試乗した限りでは、私にはその異音が聞き分けられませんでした。もらった時は12月末とまだ寒い時期だったので、その後は乗ることもなく、そのまま4ヶ月ほど放置していましたが、暖かくなってきたので久しぶりにエンジンをかけてみたところ、話の通り、確かに耳障りな音が混じっているようでした。国道17号バイパスを試走してみたところ、最高速は85ccにボアアップしたリトルカブとは比べようもないほど速く、加速も良く、排気音と風切音が大きいせいか走行中の異音はさほど気になりませんが、アイドリング中の異音はかなり大きいようです。バッテリーやチェーン、エンジンオイルは定期的に交換していたそうですが、その他エンジン関係はノーメンテで、クラッチも9万キロを超えた現在まで無交換とのことでした。カブのクラッチは一般的なバイクと違い、遠心クラッチとミッション用クラッチが分かれているので、クラッチ板は長持ちするのかも知れませんが、9万キロ以上も使えるとは知りませんでした。異音は出てきたものの、125ccという小排気量で、しかもほぼノーメンテの原付きバイクが、9万キロ以上も走ったこと自体が驚きです。私も10代の頃から15台ほどバイクを乗ってきましたが、9万キロも走ったバイクはありません。車と違い、バイクの場合は1万キロ乗ればけっこう乗った気がして、どのバイクも2万キロ前に手放していました。現在所有しているリトルカブとC70は、これから自分の寿命が来るまで乗る予定ですが、今回もらったWAVE125iはすでに9万キロを超えているので、これからのメンテナンス次第で、どれだけ乗り続けられるか非常に楽しみになってきました。ということで、気になる異音を改善すべく、自分のできる範囲で整備することにしました。といっても、異音対策をした経験もほとんどないので、まずは参考のためにネットにある異音動画を聴き比べてみました。大きく分けて、タペット音、ピストンの首振り音、カムチェーン異常、クランクベアリング異常の4つの異音例の動画を聴き比べてみたところ、その中では、カムチェーン異常とクランクケースからの異音(クランクベアリング異常)と似ているような気がしました。タイカブは3万キロを超えたあたりからクランクベアリングの破損が多いという情報もありました。しかし、クランクベアリング交換となると非常に面倒だし費用もかかるので、まずは通常の定期点検を、手軽に出来るものから行ってみました。まずはバルブクリアランスの調整を行いました。9万キロまで一度もバルブクリアランスを調整したことはなかったそうなので、調整前に現状のバルブクリアランスを計測し、9万キロでどれだけバルブクリアランスが変化するのか確認してみました。結果、9万800キロ程走ったWAVE125iのバルブクリアランスは、吸気側が0.16ミリ、排気側が0.17ミリでした。基準値は0.05ミリなので、その3倍程度まで開いてしまっていたようです。結局、約10年で9万キロ以上乗っても、バルブクリアランスは0.17ミリ程度までしか開かず、そして、基準値の3倍以上開いていても、WAVE125iの燃費や最高速には大きな影響はなかったようです。遠心クラッチと手動クラッチの違いはあるものの、基本設計が同じというグロム125のエンジンの場合は、バルブクリアランスの基準値は排気側が0.16ミリということで、WAVE125iもその程度までは許容範囲なのでしょうか。使用に従ってバルブシートにカーボンが堆積するなどしてバルブクリアランスが開いてきても、走り方によっては10万キロくらいまでは調整しなくても大丈夫なのかもしれません。調整後、エンジンをかけてみると、予想通りというか案の定、大きな異音は消えませんでした。そこで、次はカムチェーンテンショナーを確認することにしました。この音は、動画の異音例のように、カムチェーンが暴れている音のようでもあります。異音が出て以降、オイル交換時にオイルに鉄粉が混じっていたという話も聞いたので、もしかしたらカムチェーンが暴れてケース内のどこかを削っているのかも知れません。ネット情報を見ると、6万キロくらい走ったWAVE125iのカムチェーンはかなり伸びているようなので、テンショナーに不具合がなくても、9万キロ以上も走っていれば本来ならカムチェーンも交換した方が良いような気分になってきました。いずれにしても、オイル交換時の鉄粉の出処は気になります。一度クランクケースカバーを開けて、中を見たくなってきました。その前に、まずはLクランクケースカバーを開けなくても手軽に点検できることからということで、カムチェーンテンショナーのプッシュロッドとその先に付いているブッシュの摩耗具合を見てみることにしました。この部品も定期的に点検した方が良いらしいです。プッシュロッドのブッシュはC50やC70と同じ部番で、価格は160円程度です。プッシュロッドを外すため、クランクケース底と横のボルトを外し、スプリングを外してみましたが、プッシュロッドが落ちてきません。以前点検したリトルカブとC70の場合は、スプリングが飛び出すと同時にロッドも落ちてきたような気がしましたが、やはり、ブッシュが割れて引っかかるなどしてロッドが落ちてこないのでしょうか。カムテンショナーアームがブッシュにめり込んで変形しているのか、プッシュロッドの穴や摺動部分に異物でも噛んでいて、動きが悪いために落ちてこないのか。いずれにしても、ロッドが外せなければその先のブッシュも点検できないので、Lクランクケースカバーを開けることにしました。Lクランクケースカバーを外すには、Lクランクケースカバーと一体になったジェネレーターから出ているコネクターを外す関係で、フロントパネルとシートの前側の黒いカバーを外して左側のサイドカウルを外さなければならず、このカウルが日本のレーサーレプリカのように簡単に外れるようには作られていないようで、取り外しが非常に面倒でした。ネット情報をもとに、シートの前側のカバーやキーの下側のビスを外してフロントパネル、サイドカウルをズラしてジェネレーターのカプラーを外し、フロントスプロケットカバーなども外して、ようやくLクランクケースカバーを外すことが出来ました。また、左側のクランクケースカバーを外す場合、リトルカブのフライホイールとは違ってオイルを抜く必要があります。そのため、まずオイルを透明な容器に排出してみると、まだオイル交換後に100キロも走っていないというのに、少しキラキラするものが混じっていました。また、オイルが乳化しているようにも見えました。雨でも毎日通勤に使っていたということで、レベルゲージなどのパッキンが劣化し、そこから水が侵入していたのかも知れません。そして、左クランクケースカバーを取り外し、カムチェーンテンショナーを目撃し、異音の原因らしきものが判明しました。カムチェーンテンショナーアームの先に付いているはずのカムチェーンローラーが無いのです。(下の写真はフライホイールを外した状態で撮影したものです)中心部の軸受を残して消えており、カムチェーンがその軸を削った痕がありました。その軸受自体も半分ほど削れており、このまま乗り続けたら、あと少しで軸受はカムチェーンによって切断され、その破片がエンジンの中で暴れまわり、間違いなくエンジンは壊れていたと思います。こんな状態で、カムスプロケットの歯飛びを起こすこともなく、走り続けられたことも驚きでした。また、カムチェーンローラーが無くなったことで、テンショナーアームが極端にカムチェーン側に傾いたため、プッシュロッドが想定以上にせり出し、上部に露出しているミッションギアに接触して削れていました。プッシュロッドに焼きが入っているのは、ギアに接触したためでしょうか。写真の上側が新品のカムチェーンテンショナーアーム、下側が壊れたものです。それにしても、直径40ミリ近くあるはずのカムチェーンローラーはどこへ行ってしまったのでしょうか??Lクランクケースカバーを外す時、透明なポリエチレン製の容器にオイルを排出した時、オイルの中に黒くて長細いゴムの破片が多数混じっていましたが、それがカムチェーンローラーの破片だったのでしょうか。残ったオイルには細かい鉄粉が多数含まれていたものの、Lクランクケース内にカムチェーンローラーの破片は無いようなので、他に移動してしまったようです。カムチェーンテンショナー関係の部品は全て新品に交換する必要があるので、消耗品のガスケットなども含めて、モノタロウで純正部品を注文しました。タイカブの部品が通販で買えるのは非常にありがたいです。部品が揃ったので、カムチェーンローラーと一体になったカムチェーンテンショナーアームとその軸受のカラー、その反対側にあるカムチェーンガイドローラー、カムチェーンテンショナーロッド、スプリング、シーリングワッシャーなどを交換しました。部品注文のためにWAVE125iのパーツリストを見たところ、初代WAVE125Sはカムチェーンテンショナーの方式がAFS125-MSFCと異なっていたようで、一般的なバイクのようにカムチェーンリフターを通してスライダーを押す方式だったようです。AFS125-MSFCの場合は、カムチェーンテンショナーロッドやスプリングなどは国内カブと同じ部番でした。カムチェーンテンショナーアームはグロムと同部番で、価格は国内カブのものより高いです。なお、カムチェーンテンショナーアームやその対にあるガイドローラー取り付けボルトのトルクは、国内スーパーカブ110(JA-10)のサービスマニュアルを参考にしました。Lクランクケースカバーをもとに戻し、カムチェーンテンショナーアームの先にあったはずのガイドローラーと削れた軸を探すために、Rクランクケースカバーも外してみました。Rクランクケースカバー内のオイルストレーナーには細かい鉄粉が詰まっていました。と同時にその下部にはガイドローラーの軸と思われる破片もありました。せっかくRクランクケースカバーを開けたので、クラッチ板の摩耗具合も点検すべきですが、別に注文したクラッチ板やクラッチプレートがまだ届いていなかったので、ひとまずオイルを入れてエンジンを始動し、異音が解消されたかどうか、確認することにしました。緊張しながらエンジンを始動してみたところ、気になっていた大きな異音は解消されたようでした。
2023.05.07
![]()
ある女性起業家の成功体験が描かれているようだった。また、天職を見つけるヒントについても書かれた本だった。そういった意味で、中高生の課題図書にしてもらいたい本だと思った。私が感動したのは、主人公の里奈という女性が、自分のために流す涙より、自分より恵まれていない人に対して流す涙と怒りが大きい人のように思えたからだった。会ったことはないが、それはキリストを連想させた。年齢を重ねても、このような人格者は稀だと思う。なぜ、里奈のように本当の母親の愛情を知らない子供がこのように育ったのか最初は疑問に思ったが、最後まで読んで、なんとなく分かったような気がした。子供は、実際に育ててくれた人たちを見て育つということだろう。たとえ血が繋がっていなくても。前半では、幼い頃から里奈の面倒を見てくれる人はおらず、自分で自分を育てたように見えなくもないが、それも、叔母の幸恵の愛情を受けていたからこそ出来たことで、やはり里奈は、幼いながらも幸恵を見習って育ったということなのだろう。そういった意味では、本当の母親の愛情を知らないとはいえ、里奈の境遇は恵まれていたと思う。この本には、主人公以外にも親ガチャでハズレを引いた子どもたちが大勢出てきて、10代半ばの少女たちが自力で生きていく方法を模索している様子が描かれている。世間では少子化対策が議論されているようだが、まだ生まれていない子どものことより、すでに生まれている子供をどう育てるかのほうが重要なような気がした。そして、里奈と幸恵のように血の繋がりがなくても、他人の子供に深い愛情を注げるような人間に育てた方が、後々、この国に住む人たちは幸せになるような気がした。そういった意味で、子育ての方法についても書かれた本のようだった。一見、この本に描かれている世界は不幸の掃き溜めのように見えるのだが、実際は、幸恵を見守るスナックのママ志緒里から幸恵、そして里奈へと受け継がれるものによって彼らの芯はブレることがなく、周囲を幸福に導いているように見えた。そこが魅力的だった。里奈の物語 [ 鈴木 大介 ]価格:2,090円(税込、送料無料) (2023/5/4時点)楽天で購入
2023.05.04

ケチくさい話が続いて恐縮ですが、3月の末に小至仏山へ行った時、ハイクアップが終わって山頂でシールを剥がしたところ、板にグルー面を残したまま、シールの基材(毛が植えられた部分)が剥がれてしまいました。グルーがついている白い布と、シールの毛が植えられた基材をくっつける接着剤が劣化して剥がれたようです。グルーの張替え時に熱を加えすぎて同じような状態になったことがあります。このシールは昨年の12月に中古の鱗板をヤフオクで購入した時に付いていたもので、かなり古いもののようです。グルーの状態は、粘着力が弱まっているものの、まだ使えそうでした。幅が72ミリの板についていた張り流しタイプなので、その板だけでなく、ランドネXや、それより若干細いB×Bの鱗板や3ピンを付けたTRBAの鱗板、若干太いマズシャスのアナムなど、多くの板で流用していました。今シーズン最も使用したシールです。一般的には、基材が剥がれてしまったら寿命を迎えたということで、もう捨てるべきなのかも知れませんが、シール面はまだ使えるので、補修する事にしました。柔らかい材質と使用目的を考えると、コニシの「SUプレミアムソフト透明」あたりが最適だと思い、まずはそれで接着してみました。ボンド ウルトラ多用途SU プレミアムソフト 透明 25ml価格:658円(税込、送料別) (2023/5/4時点)楽天で購入このボンドは、ポリプロピレンやポリエチレンなどにも使え、水や衝撃にも強く、マイナス30度から80度まで対応しており、完全硬化後も弾力性があるそうです。G17などゴム系接着剤とは違い、接着面の片面に塗るだけでよく、臭いもG17などのように強くないので使いやすいですが、25ml入りで近所のホームセンターだと500円くらいするので、G17などの一般的なゴム用接着剤と比べて高価です。接着後、尾瀬の緩い登りで使用した限りでは、剥がれる事はありませんでした。しかし、「SUプレミアムソフト透明」で接着した方は問題なかったものの、当然もう片方も同様に劣化しているため、中間部が剥がれてきたので、思い切って全部剥がして貼り直しすることにしました。前回「SUプレミアムソフト透明」を使って張り合わせた方は、剥がれがシール全体の半分弱、約70センチ程度だったので、25ml入りのチューブ四分の三くらい使えば接着できましたが、もう片方は全部剥がしてしまったので、25ml入りのチューブだと2本は必要になりそうです。来シーズンはグルーのリニューアルも必要になりそうなシールの補修に1000円もかけるのは、ちょっと悩みます。そこで、試しに100円ショップで売られているいくつかの接着剤を使ってみることにしました。使用したボンドはダイソーで売っているプラスチック用ボンド25ml入り(透明)と、家に余っていた靴のソールを張り合わせるボンド15ml入りの残り10mlほどと、同じく家に余っていたコニシのGPクリア15ml入りの残り5mlほどで、片方のシールに合計40mlほど使用しました。GPクリアと靴のソール用接着剤も100円ショップで購入したものです。それだけでは間に合わないので、残りは「SUプレミアムソフト透明」を使用しました。片方のシールに4種類の接着剤を使用したことになります。結果から言えば、どのボンドでも接着はできましたが、プラスチック用ボンドは基材を透過してグルーを溶かすようで、グルーに粘つきが生じてしまいました。靴のソール接着剤と、もう片方のシールに使用したコニシの「SUプレミアムソフト透明」で接着した方は、粘つきは発生しなかったので、プラスチック用接着剤に混ざっている溶剤がグルーを溶かしてしまったようでした。実際、ダイソーのプラスチック用接着剤とGPクリアは「SUプレミアムソフト透明」と比べて、臭いがきつく、その臭いがほぼ無くなった時点で再確認すると、粘つきは若干収まっていました。靴のソール張り合わせ用は、溶剤の量が少ないのか、臭いは若干弱いものの、G17などと同様、両面に塗ってから10分ほど放置し張り合わせる必要があるので、片面貼付後すぐに接着可能な「SUプレミアムソフト透明」と比べて使う量は単純に2倍必要になり、手間もかかります。また、すでに近所のダイソーやセリアでは売っていませんでした。単なるゴムや革の接着なら、100円ショップでも売っているG17やプラスチック用接着剤でも良さそうですが、シールの場合は接着力だけでなく耐水性や柔軟性も求められるので、その3倍から4倍ほどの値段でも、「SUプレミアムソフト透明」が良いのかもしれません。100円ショップで売られているプラスチック用接着剤で中間部を接着したシールは、まだ山で使用していないので、次回の山で試してみようと思います。シールはエッジを出さないで板の幅いっぱいでカットした方が登高性能が高く、シビアな状況で使う場合はその板専用のシールが必要ですが、複数の板で使いまわす場合は、そうもいきません。上の写真のように板のサイドが10ミリ以上出ていても、3月末から4月の至仏山などでは十分使えます。長さも板の四分の三あれば十分です。上の写真のように三分の二程度の長さでも、GWの白馬大雪渓なら葱平手前の急斜面でも使えました。(念のため、スキーアイゼンも兼用しましたが)
2023.05.04

毎度ケチくさい話で恐縮ですが、10年以上使ったパタゴニアのソフトシェルジャケットの圧着シームが剥がれてきたので、100円ショップのアイロンテープで補修してみました。ダイソーで売っている6ミリ幅のアイロンテープで補修し、昨日の大雪渓ライトツアーで使った限りでは、再圧着部の剥がれはありませんでした。昨日は風が非常に強かったので、向かい風で登っている途中で再圧着した右半身だけでなく左半身も剥がれて真っ二つに裂け、びんぼっちゃまスタイルになってしまうのではないかと心配していましたが大丈夫でした。生地の剥がれを予想して予備に持って行ったアクシーズクインのゴアテックスレインウェアの出番はありませんでした。古いジャケットを補修しながら使用することで、なんだか環境に優しいことをやっているような気分になって、非常に清々しいです。その気分をユーザー自ら感じてもらうために、パタゴニアはディメンションジャケットのような自社で修理不可能な圧着シームを取り入れたのかもしれません。春先から秋にかけて山行ごとに洗濯機でジャブジャブ洗っているユニクロで買ったウインドブレーカーは、枝に引っ掛けてもコケても決して裂けず撥水性も保っていますが、その20倍の値段のパタゴニアジャケットのように、補修する楽しみというのは与えてくれません。天気の良い日に山にも行かず、西日の当たる部屋で、アイロン片手に、ちまちまとした作業をしていると、こんなケチくさい作業がつくづく、自分には合っているんだなぁと思えてきました。
2023.05.03

テレマークの師匠と、TAJ指導員のGさんと一緒に白馬大雪渓へ行ってきました。当初はBCクロカンで行く予定でしたが、ヤマテンによると午前中は寒気が残って気温が低く、風が非常に強い予報で、前日に雪も降ったようなので、快適な滑降を優先し、今回もテレマークで行きました。板は、今回もマズシャスのアナムです。2年前に師匠とBCクロカンで白馬大雪渓に来た時は、マズシャスのエオンで葱平まで鱗で登りましたが、今回は気温が低かったこともあり、林道で早々シールを貼りました。今年は白馬も雪が少ないと聞いていたので、林道はほとんど歩きかと思っていましたが、半分くらいはスキーが使えました。大雪渓のデブリや落石も少なく、雪面はきれいな感じでした。あられの混じった強風を真正面に受けて、時々耐風姿勢を取りながら、ゆっくり登っていましたが、おしゃべりをしながら歩いていたので、けっこう早く葱平手前の急斜面取り付きまで到着したような気がしました。それ以降は、スキーアイゼンを付けたり、ツボ足アイゼンに代えたり、それぞれの登り方で登り、登りきった後、岩室附近で大休止しました。そこでまたモリちゃんの知り合いとも会い、おしゃべりをしているうちに陽が傾いてきたので、そこから滑ることにしました。小雪渓は気持ち良い雪でしたが、葱平からの急斜面は陽が陰ってきたせいか表面がクラストしてモナカ気味になり、前回のように快適というわけにはいきませんでした。BCクロカンで来なくて良かったと思った瞬間でした。急斜面を過ぎると、適度に緩んだザラメになり、気ままな滑降が楽しめました。白馬尻近辺まで来ると雪面が凸凹してきましたが、師匠はゲレンデを滑るように両板の真ん中にピタリと乗って垂直に上下動していました。テレマークのイントラであるGさんも、リズム良く安定したテレマークターンを刻んでおられました。山頂までは行けませんでしたが、滑りの方は二人のテレマークの先生の滑りを間近で見ることが出来て、充実度の高いツアーでした。白馬に来たついでにヤマトヤに行って、欲しかったNNN-BC用の赤ゴムを購入しました。一応、BCクロカンの道具も持ってきていたので、今日はこの赤ゴムを大雪渓で試してみる予定でしたが、なんだか1日でお腹いっぱいになり、満足してしまったので、試乗はまた次回の楽しみにとっておくことにしました。前日も翌日も、そしてその翌々日も、究極のテレマークターンを追求し続ける師匠と比べて、週一の滑降でお腹いっぱいになってしまう私のテレマークに抱く愛情は10000分の1にも満たないのですが、一緒に滑るとその情熱が伝染するようで、また更に、テレマークで滑るのが楽しくなりました。
2023.05.03

4月も下旬になり、近場で滑れる場所も限られてきました。ということで、今週もモリちゃんとTさんと一緒に尾瀬へ行ってきました。今週はBCクロカンで行こうと2日前まで思っていましたが、前日の雨で、山ではまた雪が降ったようだったので、余裕をもって今週もテレマークで行くことにしました。コロコロと毎回滑走道具を変えるのは楽しいですが、慣れた道具の方が安心感があります。それでなくてもこの時期、山の雪質がコロコロと変わってくれるので、慣れた道具でも大きな変化が楽しると思い、先週と同じアナムで行きましたが、おかげさまで、なかなかの悪雪をイメージ通りに滑れて楽しめました。先シーズンまではあまり乗ることがなかった板ですが、今シーズンは尾瀬に4度連れてきて、良い相棒になってきました。長さ175センチ、センター78くらいの板は、この時期の激しい雪質の変化に柔軟に対応してくれて、初心者には扱いやすいです。BCクロカンは、来週、戸倉ゲートが開いてからのお楽しみにしたいと思います。予報通り、鳩待峠まではそこそこ良い天気でしたが、至仏山の山頂は雲に包まれており、朝方は気温も低く、先週までと比べて季節が戻った感じでした。稜線の風も強そうだったので、オヤマ沢田代手前で方向を変えて、悪沢岳に向かい、その南斜面を滑りました。5ターンほどは快適なオープンバーンが続き、その後は急斜面になります。3月下旬なら、そのまま笠科川につながるワル沢を滑って行けそうですが、下部はすでに雪切れしているし、自転車は鳩待峠なので、その後は1935からワル沢右岸斜面を覗いたり、1766に続く尾根を覗いたりしながら、時々良さそうな斜面をつまみ食いして、鳩待峠に戻りました。尾根上に10センチほど積もった新雪は、急速な天気の回復と気温上昇で水分を含んだ重雪になり、一部は先週までの快適なザラメと、ストップスノーが混在していて、最後まで気の抜けない楽しい雪でした。先週より2時間以上早く戸倉のゲートに到着し、渋滞が始まる前に前橋市内を抜けて、18時前に自宅に到着しました。このくらいの時間に帰って来られると、道具の片付けも明るいうちに出来るし、気分的にも疲れが残らず良いです。尾瀬は今週で終わりにして、翌週からは遠征しようかと思っていましたが、斜面を選べばまだ尾瀬も滑れそうなので、ゲートが開いてからも行ってみようと思います。
2023.04.20

先週の小至仏山が良かったので、今週もモリちゃんを誘って行ってきました。先週のザラメ具合なら、いよいよ今シーズン本番の、待ちに待ったBCクロカンでの至仏山滑降が楽しめるのではないかと先週半ばまでは期待していました。山の鼻の山小屋でバイトしていた時、毎日昼休みに至仏に滑りに行っていた時のように、裏山散歩気分で至仏山でBCクロカン出来たら最高だろうなと前々から思っていました。あの頃はまだテレマークを始めていなかったので、山スキーの登下降ではシールを張る必要がありましたが、今ならステップソールで山頂まで行けそうな気がします。先週の条件なら、エオンで山頂までシールを張らずに行けるのではないかと思っていたのですが、先週末に山では20センチほど雪が降ったようで、条件的にはBCクロカンで山をほっつき歩くのは厳しいような気がして、今週もセンター78の鱗板アナムで行くことにしました。現地に来て、実際に滑ってみて、それが正解だったと分かりました。午後になると新雪は重くなり、アナムでなければ楽しめなかったと思います。行きは戸倉ゲートから先、道路にも10センチ弱の雪が残っていて、自転車でのアプローチも初っ端から押し歩きでした。といっても、私の場合、自転車でヒルクライムしても、歩きより大幅にタイムアップするわけではないので、歩いて行っても行きの時間はたいして変わらないのですが、帰りのことを考えれば、自転車を持っていった方が良さそうでした。昼間はかなり気温が上がる予報だったので、帰る頃には道路の雪も解けてくれることを期待して。実際、行きに2時間以上かかったアプローチも、帰りは20分くらいで降りてこれました。歩きと自転車で登るスピードがたいして変わらないといっても、鳩待峠までの10キロの距離を自転車を押して歩くというのは気分的に疲れるもので、雪がつながっていれば津奈木橋の一つ上のカーブの路肩スペースに自転車を置いて、そこからスキーで登る予定でした。前回、モリちゃんとMくんと3人で来た時は、そこから登りました。しかし、新雪が20センチ程度降ったとはいうものの、先週末と比べて明らかに雪は減っていて、すでに登り口の笹薮が立っており、その先、雪切れで板を外すのも面倒だし、藪こぎも嫌だなということで、そこから登るのは諦めました。しかし、トボトボと自転車を押して歩いているうちに、なんだか左の大地が白く見えてきて、モリちゃんと相談の末、左の大地に取り付くことにしました。通常登る尾根より一つ北の尾根です。こちらの尾根の方が1866に向かってスッキリ登っている感じがします。登り口は橋の少し手前で、小さな沢から入りました。1時間半ほどで、1866を南側から巻いている夏道に沿ったトレースにぶつかりました。時間的には鳩待峠まで自転車を押して行くよりだいぶ早かったようで、津奈木橋の先で抜かれた若い男女ペアや、私たちより10分ほど早くゲートを出たグループより先に到着した感じでした。帰りも、標高1400メートルまで滑って来れました。先週も天気は良かったのですか、今回は更に、雲一つない快晴で、午前中はカスミもなく、富士山まで見渡せました。宝川源流、谷川方面の雪は先週よりかなり減った感じで、この様子だと、今シーズンのGW芝倉沢は厳しそうでした。1866までは先週よりだいぶ早く着いたので、時間的には今回は至仏山山頂まで行けそうでしたが、歩きでゲートを出た石川県から来た方々と抜きつ抜かれつしているうちに、モリちゃんが足を痙ってしまったので、今回も小至仏山までにしておくことにしました。今シーズン最初に小至仏山に来た時と同様、小至仏山山頂から1段目まで滑ってトラバースし、1935の左肩を巻いて、若干登って、行きのトレースに合流しました。小至仏山からのオープンバーンの雪は、先週に比べてイマイチな感じでしたが、1866から下の樹林帯の雪はなかなか良かったです。調子に乗って、右の尾根で遊び過ぎてしまい、行きの尾根に戻るのが遅れて下部で雪切れしてしまい、苦労しました。笹の上を滑ったり、木を跨いだりして、春スキー本番の様相でした。道路の雪は帰りにはほとんど解けていました。先週より若干早く、戸倉ゲートに到着しました。モリちゃんのイギリス製高級MTB荒地走行不可のステッカーが貼ってある私の中国製MTBこの時期、ゲートが開く前の至仏山のアプローチに使う自転車は、泥除けがあった方が良いと思います。雪解けの水が所々道路に出ているので、泥除けがないと前輪からの巻き上げが不快です。さて、来週こそはBCクロカンで至仏山へ行けるのでしょうか。
2023.04.11

BCクロカンの練習に、モリちゃんと奥利根方面へ行ってきました。モリちゃんの装備は、先月購入したクリスピーのBERとアルピナの鱗板とロッテフェラーの3ピンケーブルというライトテレマークで、私はクリスピーのジョクレンとマズシャスのエオンのBCクロカンを持って行きました。トップシートの色が白っぽいエオンは、83-62-70ミリという細身のプロポーションの割に太く見えます。長さ165センチと、短いせいもあるかもしれません。今年はまだ、赤沢スキー場で1回乗っただけなので、細板鱗の本格シーズン前に慣れておくのが目的です。ザックを背負った滑りに慣れるため、30リットル程度のザックを背負って滑る予定でしたが、体調がいまいちだったので、すぐ降りてくるつもりで空荷で登りました。しかし、ハイクアップしているうちに回復してきたので、結局、予定していたところまで登ってしまいました。雪面は少し荒れていたものの快適なザラメで、細板初心者の練習にはピッタリな条件でした。緩斜面で心を落ち着けて自分の滑りを観察してみると、右足が後ろにきて右足首がより大きく曲がる右ターンでは、20数年前に骨折した右足首の曲がり方が左足首に比べてスムーズに動かないため、より楽な方に屈もうとして膝が内側に入りやすいようでした。足先の方向に膝を真っ直ぐに曲げるよう意識したところ、その方がフラットを作りやすく、先落としを促しやすいようでした。また、板の重なりも減ったようでした。プラブーツを履いているとブーツ内で回内回外はしないし曲がる方向は足首のヒンジで決められているため、内外転もしにくく膝の方向が狂うことは少ないようですが、革靴だと、つい楽な方向に曲げてしまうようです。センター62の細板でも、雪の状態が良いと適当に滑れてしまうのですが、条件次第では非常に難しくなるので、自分の滑りを整えていく必要が出てきます。また、板の太さが5ミリ太くなるだけでも、だいぶ楽になるので、次回の山にどの板を持っていこうか悩ましいところです。マズシャス MADSHUS 板 バックカントリースキー PANORAMA M62 N210300201 ≪大型配送商品≫ 【クロスカントリースキー店舗】価格:44,000円(税込、送料別) (2023/4/7時点)楽天で購入フィッシャー FISCHER バックカントリースキー ロッテフェラーBC ブーツ BCX GRAND TOUR WATERPROOF S38521 【クロスカントリースキー店舗】価格:36,080円(税込、送料別) (2023/4/7時点)楽天で購入ロッテフェラー ROTTEFELLA バックカントリースキー ビンディング 金具 NNNBC マグナム BC MAGNUM 10200180 【クロスカントリースキー店舗】価格:12,375円(税込、送料別) (2023/4/7時点)楽天で購入ロッテフェラー ROTTEFELLA テレマークスキー ビンディング 金具 スーパーテレマーク SUPER TELEMARK 75mm WITH CABLE SHORT 10100075 【クロスカントリースキー店舗】価格:20,790円(税込、送料別) (2023/4/7時点)楽天で購入
2023.04.07

先日の小至仏山の雪が良かったので、また小至仏へ行ってきました。といっても、最初から小至仏山へ行く予定ではなく、今日こそは至仏山まで、と密かに思っていたのですが、先週の自転車の疲れが残っていて、左膝の外側に痛みがあったので、鳩待峠までのヒルクライムで5回くらい休憩を入れたところ、鳩待峠に着いたのが10時過ぎになってしまいました。それから準備をして10時半近くに鳩待峠を出発し、途中でまた休憩しまくって、バウムクーヘンとデニッシュあんぱんをたらふく食べて、緑茶とコーヒーをがぶ飲みし、ハイクアップのペースものんびり登っていたら、小至仏山手前で13時半になってしまいました。その頃から、上州武尊方面の雨雲が北側に流れてきたので、早めに滑り始めることにしました。早めにといっても、前回同様、14時過ぎです。今回は、小至仏山山頂から南東方向のボウル状の斜面を滑りました。3日前に滑ったラインの更に南側になります。200メートルほど高度を落としてから真北にトラバースし、ワル沢の左俣に入りました。今回はゲート手前に20台以上の車が停まっていたし、私たちの滑り出しは最終グループに近かったので、すでにワル沢上部はシュプールでいっぱいでしたが、左俣にはまだノートラックの斜面が残っていて、気持ち良く滑れました。冒頭写真の一番左側が自分のシュプールです。至仏山東側に広がるワル沢の大斜面は、1月後半の厳冬期も含めて20回くらい滑っていますが、山頂から左俣に向かって滑ったことはなく、左俣を滑ったのは今回が初めてでした。小至仏山からの方がスッキリしていて滑りやすいように見えました。ワル沢の渡渉は、2年前より若干上流で行いました。そこから鳩待峠への登り返しはステップソールで楽に登れました。今回、前回と、板はマズシャスのアナムを持ってきました。滑走技術が未熟なこともあり、若干キャンバーが強いこの板はしっかり乗らないとエッジを引っ掛けやすいような気がして、昨シーズンまでその利点を味わう機会が少ない板でしたが、今シーズン、ビンディングをタルガアッセントからスイッチバックに替えて使ってみたところ、軽くて鱗の効きも良く、なかなか使える板だと感じました。富士山や、雪のない根子岳を滑ってソールはボロボロですが、これからは大事に使いたいと思います。
2023.04.03

この時期、近場で滑れる大斜面ということで、至仏山へ行ってきました。今年は雪が少ないようで、道路の除雪は鳩待峠まで終わっていました。津奈木橋より先、道路上に残雪や凍結箇所もありませんでした。2年前の4月初旬に来た時は、鳩待山荘前の広場脇に自転車を置かせてもらいましたが、さすがにまだ3月なので山荘前の除雪は終わっておらず、2台の大型除雪車が除雪真っ最中でした。作業の邪魔にならないよう、下の駐車場のトイレ裏に自転車をデポし、9時半過ぎに鳩待峠を出発しました。風もなく、暖かな日和だったので、途中で2回ほど昼寝をしたり、ネットでバイクの部品を買い物したりしながらのんびり登っていたら、小至仏に到着した頃には14時近くになってしまいました。年々登るスピードが遅くなっており、すぐ近くに見える山頂が遠いです。時間的にも気分的にも、そこから至仏山頂まで行く余裕がなくなり、小至仏山頂から滑ることにしました。雪は快適なザラメで、気持ち良く滑れました。森林限界手前でトラバースをかけて、登ってきた尾根に合流し、ほとんど登り返すことなく、鳩待峠に戻りました。ゲートから鳩待峠まで今年も自転車を利用したわけですが、昨年、芝倉沢で見た時より、相棒の自転車キャリアはバージョンアップしているようでした。3年前の芝倉沢までは、キャリアに山道具を装着するのに10分くらいかかっていましたが、今回は1分以内に完了していました。昨年、ステーに補強を入れたせいか、重荷による振れもほとんどなく、ライディング時も荷物が安定していました。ちなみに、このキャリアはスチール棚を流用した自作らしいです。
2023.03.31

先々週、川場スキー場でモリチャンに教えてもらったエクスカーションの必殺技を試したくて、クローズ寸前のオグナほたかスキー場へ行ってきました。先週の戸倉もかなり雪解けが進んでいましたが、今週になって更に暖かくなり、オグナほたかスキー場もクローズ後のような積雪量になっていました。センターハウス右の、ほたかスカイウェイ末端の急斜面や第四ゲレンデはすでに雪がなく、閉鎖されていました。第七リフトから直に降りるエキスパートコースやスラロームコースも、地面が見えていました。唯一、第一ゲレンデと第六ゲレンデは良い状態を保っていました。ただ、今日からの雨で、26日のファイナルまで持つかどうかといった感じでした。肝心のエクスカーションの滑り心地に関しては、ゲレンデでは文句なしでした。歩き心地を試すため、ゲレンデでパウダー5の残りを使い終わってから、前武尊までハイクアップして見たところ、歩きの方も思ったより悪くない感じでした。これなら春の長距離ツーリングにも重宝するだろうと思い、調子に乗って西俣沢まで足を伸ばそうと家の串の取り付きまで来たところ、右足のつま先に圧迫感を感じるようになりました。フィット感が良い分、つま先の余裕が足りない感じでした。また、左踵に靴擦れの予兆が出てきたので引き返すことにしました。滑りの方では感触が良かったのですが、歩きの方は、靴擦れ対策が必要な感じでした。帰りの十二沢は、恐らくノーマルのエクスカーションならワンステップターンなど使いながらゆっくり降りてくるような雪の状態でしたが、モリチャン仕様のエクスカーションは、これがエクスカーションかというくらい滑りやすかったです。私は履いたことがないですが、かつてスカルパにはT2とT4の間にT3というブーツがあって、多くの支持を得ていたらしいです。このエクスカーションも、柔らかさと足裏感覚を残しながらホールド感が向上していて、まるでT2とエクスカーションの良い所を取ったかのような履き心地で、私は非常に気に入りました。別のバージョンを試したりして、これからの山テレマーク本番に備えたいと思います。さて、今シーズンのテレマーク遊びもいよいよ佳境に差し掛かってきて、行きたいところも色々と浮かんでくるのですが、新たにタイカブが手に入り、これに色々と手がかかりそうなので、資源をどう分配しようか悩ましい限りです。スコット(SCOTT)エクスカーション 75mm(EXCURSION 75mm)2017-18モデル価格:39,600円(税込、送料無料) (2023/3/23時点)楽天で購入
2023.03.23

2ヶ月ほど前に、「高崎と片品を結ぶ高速バス“かたしな・高崎スノーライナー”運行開始記念キャンペーン」というのをFM群馬で聞いて応募したら、高速バスの往復券とスノーパーク尾瀬戸倉の1日リフト券がペアで当たったので、モリちゃんを誘って行ってきました。バスは高崎駅東口のヤマダ電機の前から出るので、家から駅まではチャリで行きました。バスの出発時間は7時半なので、家を7時頃に出ました。通常、片品方面に車でスキーに行く時は、6時には家を出ないと渋滞にはまるので、今回は1時間ほど家を出る時間が遅く、なんだか妙な気分です。7時過ぎに家を出てスキーに行ったことは、2014年豪雪の時に観音山を滑った時以外、過去に無いような気がします。水上や片品に住んでいれば、家を8時に出てスキーをするというのも普通なのかも知れませんが、朝、家をゆっくり出発してスキーをするというのは、泊まりでスキーに行ったような贅沢な感じがしました。7時半に高崎駅東口を出たバスは、旧354から環状線を通って高駒線に出て高崎ICから高速に乗りました。市内は混んでいましたが、高速に乗ったらけっこう飛ばしていたので、かたしな道の駅には予定より20分ほど早く、8時50分頃着きました。そこからスノーパーク尾瀬戸倉へはマイクロバスが出ていて、(というか私一人のためにわざわざ迎えに来てくれて)、9時20分頃スキー場に到着しました。山に登るには遅い時間ですが、ゲレンデで滑り始めるには良い時間です。家からチャリを使ってバスでスキーに行くというのは今回が初めてなので、なるべく荷物を少なくするため、BCクロカンで行くことにしました。BCクロカンなら家からブーツを履いて行けますし、もう春の陽気なので、スキーとストックの他は荷物はほとんどなく、15リットルのザックに緑茶とミルクティーのペットボトルとサングラスと帽子一つ持って行きました。そんな手軽な装備で行けるのも、なんだか贅沢な気分になります。今回持って行った板は、今シーズン用に新たに購入したB×Bの鱗板です。初滑りで少しと、2月に赤沢スキー場で4本ほど乗っただけで、まだ乗り慣れていないので、これからの時期に向けて、乗り込むのが目的です。10時から15時までほぼ1日乗った結果、昨シーズンまで主に使っていたマズシャスのイオンより汎用性の高い板だとわかりました。アイスバーンだと鱗部分のエッジが大きくビベリングされているイオンではほとんどエッジがかからず不安ですが、ノーマルソールの板に鱗を加工したこの板は安心感があります。また、山のグサグサ雪では、センター61のイオンだと潜り込んでしまうことがありましたが、トップが105でセンターが70あるこの板では、ゲレンデのグサグサ雪くらいでは足を取られることもなく安定していました。長さ160というのも、革靴でこの太さの板を扱う場合にバランスが良いような気がしました。ブルーモリスのランドネXと比べると、ランドネXの方が短い分取り回しが良く乗りやすいですが、アイスバーン気味の斜面と高速ではB×Bの方が安心感があり、また、鱗の効き具合もこちらの方が上です。午後に、第3高速ペアリフト上のハイクアップエリアを登ってみましたが、ピステンがかかった斜面でも結構登ってくれました。今シーズンの春山では、この板を主にBCクロカンで使ってみようと思います。一方、モリちゃんは今回、新たに購入したクリスピーの革靴BERを乗り込むのが目的のようでした。朝一はブルーモリスのトラディショナル、途中でハンマーヘッドが乗ったベクターBCを試していました。私が聞いて見たかったのは、モリちゃんがいつも使っている革靴シドポーレンとの違いです。クリスピー代理店のミヤコスポーツのサイトを見ると、どちらも歩き重視の革靴のようですが、カフの高さと値段と発売年が新しいことからして、BERの方が滑走性能が向上していると勝手に思い込んでいました。まほろばの石木田さんの動画でも、BERはフニャ靴と言いながら、山でするどいショートターンを決めていますし、フニャ靴でも関節を自由自在に固められればプラブーツのように滑れるというような話を書いておられたような気がします。また、シドポーレンとBERの比較では、シドポーレンの方が歩きやすい革靴のような話だったと思います。しかし、モリちゃんの感想を聞くと、少し様子が違うようでした。モリちゃんによれば、シドポーレンの方がソールがしっかりしていて、ネジれに対しては強いようなのです。確かに足首部分に関してはBERの方がしっかりしているようなのですが、甲の部分に関してはBERはシドポーレンよりフニャフニャらしいです。BERは靴紐の穴がシドポーレンより一つ多く、指が曲がる部分より前に一つあるので、紐を締めればノーズの長いシドポーレンより強度が高いように見えるのですが、モリちゃんによればシドポーレンの方がその部分の剛性は高いそうです。実際、モリちゃんの滑りを見ていても、シドポーレンを履いた時の方が安定しているような気がしました。BERでコケた時に足元を見ていたら、ビンディングが外れたのかと見間違うほど、甲部分がネジレていました。見た感じでもソールの素材が柔らかいように見えます。全体的にシドポーレンより強度が上がっていれば、センター98のベクターBCも乗れるのではないかと試してみたようですが、ゲレンデの硬い斜面ではダメな感じでした。ロッカー板はプラブーツで乗ると雪面状況を選ばず非常に乗りやすいのですが、それは接地面が少ないことによる非常に小さな振れを無意識にプラブーツが吸収してくれるからではないかとモリちゃんはおっしゃっていました。モリちゃんが板を替えに行っている間、私はダイナミックコースと十二平ゲレンデでショートターンの練習をしてみました。リズムを早くしようとすると、テレマークのようには切り返せず、疲れました。ビンディングのバネの反発を利用できるテレマークビンディングと比べて、小さなゴムの抵抗しかないNNN-BCビンディングでは、連続の切り返しに足の筋力のバネを利用する必要があるようでした。師匠の動画の基礎練習にあったように、重力を利用して均等に6関節を曲げ、リズム良く筋肉のバネを利用すると、面白いようにショートターンも決まりました。しかし、リズムが崩れると慣性と筋肉のバネを利用できず、余計な筋力を使ってしまうような感じでした。今回、モリちゃんと一緒に革靴で滑ったり歩いたりして、75ミリの柔らかい革靴とBCクロカンの革靴を比較してみると、BCクロカンの革靴の方が滑りには向いているのような気がしました。ソールが硬いのでねじれに対して強く、滑っていて安心感があるのです。強いエッジングが可能という表現はその通りで、アイスバーンでは足首が負けるものの、春雪のように柔らかければ、エクスカーションなどのプラブーツと同様にエッジ操作が可能です。しかし、歩きに関しては、安全靴のようにつま先部分が硬いBCクロカン用のブーツは甲部分に少し違和感があり、足指を曲げた時に甲に硬さを感じます。見た感じではBERの方が歩きやすいようでした。なにはともあれ、実際に75ミリの革靴を履いて滑ったり歩いたりしたことのない私には、確かなことはわからないので、来シーズンは75ミリの革靴を購入してみたいと思いました。今回、初めて高速バスでスキーに行って見て、バスでスキーに行くというのも、良いものだなと思いました。面倒なのは、家から駅までですが、今回は荷物が少なく、チャリにスキーケースがつけられるよう工夫して行ったので、スキーの運搬に関してはそれほど苦にはなりませんでした。これにプラブーツという荷物が増えると、ちょっと面倒な気がしますが。自分で運転せず、公共機関を使ってスキーに行ってみると、スキーに行った後の疲労感が全く違いました。スキーの疲れのほとんどは、運転によっって発生しているということがよく分かりました。自宅から車で高速を使って行くなら、高速バスに乗った方が金銭的にも疲労度も利点があります。片道2000円くらいなら、来シーズンも使ってみたいなと思いました。クリスピー(CRISPI)STETIND GTX BC SC7650価格:52,800円(税込、送料無料) (2023/3/16時点)楽天で購入
2023.03.16

パウダー5が余りそうなので、川場スキー場から奈女沢へ行ってきました。アプローチは川場道の駅からシャトルバスで行きました。道の駅から川場スキー場まではたいした距離ではないのですが、スキー場の立体駐車場は薄暗くて気味が悪いし、山道の運転が苦手な人にはありがたいです。シャトルバスの運転手は非常に運転が丁寧で、電車に乗っている時のように眠気に誘われました。9時から1時間ゲレンデを滑って奈女沢に入り、12時半のバスに乗って帰る予定でしたが、ゲレンデでスキーを履く段になって、モリちゃんが新たに購入したクリスピーの革靴BERとテレブルドッグの相性が悪いことに気づき、モリちゃんが家にエクスカーションを取りに行っている間、私は一人で斜め横滑りの練習をすることにしました。数日前に、師匠からもらった動画を繰り返し見て部屋の中で練習していたせいか、あるいは、春の滑りやすい雪だったせいか、それとも近場のスキー場でアプローチにエネルギーを消費していなかったからか、2年前に白馬五竜スキー場で師匠と一緒に一日中斜め横滑りした時より、うまく行きました。うまく行ったといってもパラレルが崩れてイの字にならず、下半身がリラックスしていて荷重が均等に板に伝わっているという感覚と、上体が進行方向に向いて固定されているという状態に過ぎませんが。エクスカーションは足裏感覚がT2に比べて感じやすいので、斜め横滑りで内足荷重がしやすく、フィードバックもやりやすいように思いました。教程にもある斜め横滑りの練習は、短くて硬い板と荒れた雪面ではやりにくいですが、今回のようにきれいな雪面と、今回持ってきた長さ172センチ、センター78の柔らかい板、スティンガー78ではやりやすいという、道具とゲレンデ状況の影響もあると思いました。ただ、右ターンにおいて内足になる右足首は、昔骨折した影響で部屋でやっても曲がり難く、動きが滑らかにはならないので、雪上で滑らかに滑れるわけがありません。そういった身体の状態を知った上でゲレンデ練習しないと、いつまでたっても教えられたようには滑れないということがよくわかりました。1時間ほど横滑りしている間にモリちゃんが戻ってきたので、もう一時間ゲレンデで滑りました。後半はモリちゃんにロシニョールの板、BBRをお借りしました。トップが140もあり、センターが78まで絞られているので、強いクセがありそうな見た目ですが、実際に滑ってみると日陰の硬い斜面ではスティンガー78より滑らかにリアが流せて滑りやすかったです。後半1時間弱、BBRでゲレンデを滑った後、20分ほどハイクアップして、奈女沢に入りました。上州武尊の南面にある奈女沢は、もう春の雪でした。暑くてしょうがないので、水とミルクティーを600ccも飲んでしまいました。こんな陽気ならスキー場までスーパーカブで来たら更に気持ち良かっただろうなと思いました。川場スキー場の登山届け受け付けカウンターにはたくさんの人がいましたが、皆さん剣ヶ峰や本峰方面へ向かわれているのか、奈女沢には誰もいませんでした。今回は、すでにザラメになっていることを見越して、ブーツはエクスカーションで来ましたが、上部のザラメ斜面はエクスカーションでも快適に滑れましたが、後半はストップスノーで難儀しました。エクスカーションのインナーは滑っているうちに柔らかくなってきてシェルの中で足がふんわり浮いているような感覚になり、しっかりホールドが必要な場面で頼りないです。特に、シェル出しをして内踝が膨らんだ右足側が緩くなります。それはそれで楽で良いのですが、アイスバーンやモナカ雪、ストップスノーでは心もとない感じです。今回、山の微妙なコンディションでもエクスカーションで比較的安定して滑れる工夫をモリちゃんに教えて頂いたので、次回オグナに行く時にでも試してみたいと思います。コルからスキー場に戻る斜面は雪切れ寸前で、次週はもう少し上からでないと戻れなそうでした。13時頃、スキー場に戻ってから、パウダー5についいるドリンク券で、オレンジコーヒーなるものを飲みましたが、非常に不味かったです。サービスドリンクにも各スキー場の特色が出ていて面白いです。今シーズン一番美味しかったのは丸沼スキー場のセンターハウスで飲んだホットコーヒーで、二番目は岩鞍スキー場の中間にあるオクタで飲んだモカコーヒーでした。三番目は宝台樹でもらった果汁100%のオレンジジュースで、オグナのセンターハウスのホットコーヒーはイマイチでした。
2023.03.09

テレマーク仲間3人で日白山へ行ってきました。前日、前々日も天気が良く、気温も上がったので、難雪を予想し、ベクターBCを持って行きましたが、思ったより良い雪でした。というより、程よく締まった滑りやすいパウダーでした。自分としては、今シーズン2番めに気持ち良い雪でした。実際に滑っている時間は30分にも満たないのですが、何故か山で滑ると充実感があります。日白山がますます好きになりました。
2023.03.02
![]()
Meidjo2.0を乗せたアトラスの試乗のため、宝台樹スキー場へ行ってきました。パウダーサーチを見ると、藤原では20日夜から21日夜にかけて30センチほどの降雪があったようです。しかし、実際の22日の宝台樹スキー場の未圧接エリアの新雪は15センチ程度でした。パウダー5を使って宝台樹スキー場でゲレンデパウダーを楽しむ場合、リフト運行状況に合わせてスタートした方が良さそうです。平日は、第1ペアリフトは8時45分から、第9クワッドリフトは9時半から動くようなので、パウダー狙いで滑るなら9時スタートでも良いような感じでした。なお、今回は翌日が祝日のためか、第7ペアリフトが動かなかったのが残念でした。ゲレンデで初めてアトミックのアトラスとMeidjo2.0を使った感想は、なかなか良かったです。ゲレンデなら2.0でも不具合はなく、ゲレンデパウダーならアトラスも楽しめそうでした。先月の末に、初めてMeidjo2.0を山で使ってみたところ、プレートの下に雪が詰まって凍結したり、ヒールピースのクライミングサポートに不具合があったりで、イマイチな感じでした。ヒールピースは2.1以降のものに交換すれば良いのですが、雪詰まりは状況によっては山で使う場合に芳しくありません。The M Equipment ザMエキップメント MEIDJO 2.1 FULL UPGRADE KIT フルアップグレードキット バックカントリー価格:27500円(税込、送料別) (2023/2/23時点)楽天で購入アトラスという板に関しても、重いパウダーでの乗り心地が初心者向きではなく、K2のポンツーンやヘルベントの方がコントロールし易く、乗っていて楽しいように思いました。しかし考えてみれば、初心者の私がいきなり山に持って行き、30分くらい滑っただけで、その板の特性を判断できるはずがありません。まずはゲレンデで、少なくとも1時間くらいは乗らなければ分からないことも多いはずです。そんなわけで、ようやく今回、ゲレンデパウダーを主体にMeidjo2.0を乗せたアトラスで、2時間ほど滑る機会がやってきました。重くて深いパウダーではコントロールしずらく印象が悪かったアトラスですが、15センチ程度の薄いパウダーだと非常に良く走り、スピードが出て面白いです。また、パウダー後の荒れた雪面でも安定感がありました。スピード系という点では、手持ちの板だと長さ192センチのピナクル118と似た乗り味でしたが、小回りはピナクル118の方が良く利きます。アトラスもピナクルもフロントロッカーは長いですが、アトラスはテール付近までキャンバーがついており、テールロッカーが長いピナクルに比べて安定感がある一方、サイドカーブが緩いためか、ゲレンデの圧雪バーンで滑ってみると、センター115のアトラスはキレが悪く、小回りがイマイチでした。その点、サイドカーブがはっきりしているセンター118のピナクルの方が圧雪で切れて面白いです。こちらの方が、ファット板としては、いくらかゲレンデでの汎用性が高いようでした。いずれにしても、アトラスとピナクルはスピードに乗りやすい板なので、私の技術では、オープンバーンか、ゲレンデパウダーで楽しむのがベストかなと思いました。Meidjo2.0の足上げ感覚については、圧雪ではシングルスプリングのプレロード3で、ピナクル118に乗せているスイッチバックX2と同等程度な感じでした。リンクスのエクストラソフトプレートの方が柔らかいですが、反発力の立ち上がりはリンクスの方が速いように感じ、それを利用すると楽に乗れる気がします。アトラスをゲレンデで乗ることで、ようやく今シーズンのために購入した板の、ひと通りの試乗が済みました。来月からは雪の状態と目的に合わせて、手持ちの板を使い回して楽しみたいと思います。一方、モリちゃんは、今回3台の3ピンの板を持参し、テレブルドックを乗せたサロモンのBBRという、トップが140mmでセンターが80程度まで絞りこまれた異型の板をエクスカーションで試乗していました。パウダーから圧接バーンまで非常に汎用性の高い板のようでした。特に、ショートターンの乗り味が良さそうでした。22-23 The M Equipment ザMエキップメント MEIDJO 3 メジョー3 NTN-TECH規格テレマークビンディング 単品販売不可 バックカントリー価格:89100円(税込、送料別) (2023/2/23時点)楽天で購入
2023.02.23

テレマーク仲間3人で、赤沢スキー場へ行ってきました。今回の目的は主に細板の練習です。今回持って行った板は、先日購入したフィッシャーのハーフエッジ、ダブルキャンバーの板、アウトバウンドクラウン-Sバウンド(長さ179センチ、サイドカット70-60-65)と、マズシャスのエオン(165、83-62-70)、RAC(160、105-69-95)、TRAB(170、100-71-83)と、ウエストが60から70の板を持って行きました。最初の3本はBCクロカンのビンディングがついており、TRABの板はハードワイヤー3ピンです。ウエスト60というと、今では細板の部類に入るようですが、『日本テレマーク教程』を見ると、90年代までは、ウエスト60は平均的な太さで、70というとファットの部類に入ったそうです。その説明を前日に読んだせいか、最初に乗ったウエスト71のTRABは、安定して乗りやすい感じがしました。ブーツがエクスカーションだったせいもあると思います。上部の赤沢の壁には先週よりもパウダーが溜まっていて、予想していたより良い雪でした。3ピンとエクスカーションで初めてパウダーを滑りましたが、ゲレンデのように木がない斜面なら、エクスカーションでのパウダーも意外と楽しめるということがわかりました。これから練習を重ねて、山でもエクスカーションでパウダーを楽しめたらいいなと思いました。1時間ほど滑った後、ブーツと板をBCクロカンに替えました。板はマジシャスのエオンです。この板は、ノーマルキャンバーで柔らかく、癖もないので、細板の入門にはピッタリのような気がします。サイドカットもセンターこそ62ミリと細いですが、トップは83あるので、小回りも利きます。サイドカーブはR40以上らしいので、サイドカーブなりに乗ったのでは半径40メートル以内の旋回は出来ないはずですが、テレマークターンなら小回りが出来ますし、ターン後半で荷重すると切れ込んでくる感覚もあります。おまけに片足1.2キロという軽さなので、持ち運びも楽です。とりあえず、BCクロカン乗り始めということで、乗り慣れたエオンで2本ほど滑って革靴の感覚に慣れたあと、続いて乗ったのはRACの鱗板です。エオンと比べるとキャンバーが強くサイドカーブがきついためか、革靴で乗ると最初は違和感がありました。RACの鱗はネガの手製の鱗ですが、業者が加工したものより深いので、ポジ鱗のエオンより抵抗があり、フラット時に強い減速感があるので、若干股を締めて足裏全体で荷重しないと前につんのめりそうになったり、股裂き現象に陥りやすいような気がしました。8本ほど乗って、ようやく慣れてきて、切り替えも滑らかになってきたので、更に癖がありそうな板に交換しました。最後に乗ったフィッシャーのアウトバウンドクラウンは、購入後初めての試乗です。自分で買った初めてのダブルキャンバー(ソールを合わせた時の隙間は47ミリほどで、めいいっぱい握っても7ミリ程度の隙間があります)の板ということもあり、身構えて乗りましたが、予想していたより乗りやすかったです。しかし、気を抜くとターン初期に外足アウトエッジを雪面の僅かな凸凹に引っ掛けたり、内足のテールを流して外足で踏んでしまったりしてコケました。また、長さ179センチでサイドカットが70-60-65と、ほとんど棒のような板なので、エオンやRACのようなショートターンが出来ません。直前に乗ったRACの板とはセンターは9ミリしか変わらないのですが、トップの幅は乗りやすさに大きく影響するようでした。昼頃になり、雪面が荒れてくると、その違いは歴然でした。トップが70ミリだと雪面のカービング跡にハマってしまいます。エオンだと、ある程度雪が緩んでいれば気にならないのですが、アウトバウンドは溝の影響を受けやすいようでした。積極的に前荷重してトップから入れていこうとしても、足の下にエッジがないので、荷重がフロントからテールに移動する過程で抜けてしまうのか、切れのあるターンは最後まで出来ませんでした。もともとそういう目的の板ではないのかもしれません。定常通り、滑らかに上下動して体重移動とエッジ操作を慎重に行えば、NTNと同じように同時操作のテレマークターンでも、なかなか安定して乗れるような気がしました。この板が自由自在に操れるようになれば、手持ちのBCクロカン板はどれも楽に乗れそうです。また、ゲレンデ脇を少し登ってみたら、ネガ鱗の割に良く登るので、春先に緩いツアーで使ってみたい気がしました。と言っても、具体的に思い浮かばないのですが。武尊牧場スキー場跡のクロカンコースで練習出来たら面白そうですが、ここは競技者専用で、部外者は一切利用出来ないのでしょうか?後半は、細板の練習に合わせて、モリちゃんのレッスンを受けました。Tさんはフィッシャーの75ミリの革靴、私はクリスピーのBCクロカンの革靴です。革靴の場合、フラット直後にエッジを入れてしまうと、センター60くらいの細板でも雪面が硬い場合は足首にかかる負担が大きくなり過ぎて、ガクガクしてしまうようです。外脚の内エッジと内足の外エッジは流してやるような意識が必要とのことでした。それは、エクスカーションのようなカフが浅いプラブーツでも、雪面が硬い急斜面や、雪が緩んでいても、センター90以上の板を履いた時に実感できることでした。今回は午前中だけの練習でしたが、一緒に練習してくれる人がいたおかげで、充実した練習ができました。マズシャス MADSHUS 板 バックカントリースキー PANORAMA M62 N210300201 ≪大型配送商品≫ 【クロスカントリースキー店舗】価格:49500円(税込、送料別) (2023/2/19時点)楽天で購入
2023.02.19
全971件 (971件中 1-50件目)

![]()
![]()