Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2007/09/03
XML
カテゴリ:
 マイケル・ジャクソン氏( 写真右 (C ) The Whisky Magazine )が8月30日、英国の自宅で心臓発作のため亡くなったという悲しい知らせが入ってきました。Michael Jackon

 マイケル・ジャクソンと言っても、あのお騒がせ歌手のマイケルではありません。同姓同名ですが、英国の著名なお酒(とくにウイスキーとビール)の評論家です。新聞にはビール評論家としているところが多かったようですが、僕にとってはウイスキー評論家としての方が馴染み深い方です。

 ジャクソン氏はモルト・ウイスキー好きの方なら、おそらくほとんどの人が持っている「モルトウイスキー・コンパニオン」( 写真左下 =邦訳は小学館刊)という有名な本の著者で、「ウイスキー・マガジン」の編集者でもありました。

 彼は「モルトウイスキー・コンパニオン」の中で、スコットランドのウイスキー蒸留所から生産されたシングルモルトの銘柄(現在では閉鎖されている蒸留所も含めて)のほぼすべてをテイスティングし、初めて100点満点で採点しました。

 すなわち、ジャクソン氏は「モルト・ウイスキー界のロバート・パーカー」(ワイン好きの方ならご存じですよね)のような存在でした。僕もご多分にもれず、モルト・ウイスキーを飲み始めた頃、銘柄選びの際、このジャクソン氏の本を一つのよりどころにさせて頂くなどとてもお世話になりました。Malt Whisky Companion

 ある銘柄のモルト・ウイスキーが旨いかどうか、どの程度旨いかを点数化するという行為には、プロのバーテンダーの間にも賛否両論ありました。そもそも個人的嗜好にも左右される味わいを、特定個人の五感(好み)で評価していいのかという根元的な問題もあります。



 確かに特定の個人が付けた評価は、絶対不可侵のものではありません。僕もジャクソン氏の評価には「ちょっと違うんじゃない?」と思う銘柄もありました。そして、あくまで最終的には自分自身が感じる旨さ(味覚)を物差しにしてきました。

 しかしそれでも、彼のシングルモルトの評価は、数多くのウイスキー愛好家を納得させるものがありました。モルト・ウイスキーを一部の愛好家ものから一般大衆のものに変えるきっかけをつくった方でした。

 「ウイスキー・マガジン・ライブ」ではたびたび来日した親日家でしたが、僕は直接お会いしたことはありません。それでも数多くのモルト・ウイスキーに近づくきっかけをつくってくれた恩人には違いありません。

 享年65歳。ほんとに若すぎる死です。心から冥福を祈りたいと思います。

こちらもクリックして見てねー! 【人気ブログランキング】





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007/09/18 08:09:22 AM
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:追悼:マイケル・ジャクソン氏死去/9月3日(月)  
穣美 さん
こんにちは♪
マイケル・ジャクソンさん亡くなられたのですね(ρ_-)o
この本を取り上げているシングルモルトの本を読んで、いつか読みたい…と思っていました。
ウィスキーを楽しむ為にはいい目安になりますね☆
若すぎる死…残念です。ご冥福をお祈り致します…
(2007/09/03 07:56:37 AM)

Re:追悼:マイケル・ジャクソン氏死去/9月3日(月)(09/03)  
こんばんわ、おひさしぶりです!
ああぁびっくりしましたぁ、マイケルジャクソンが!って思ったら別のおんなじお名前の方がいたのですね。お酒の評論家にいたとはしりませんでした。いい風貌をしてるかたですね。
うらんかんろさんもこの方のように
お酒・カクテル・ばあーの好評論家さんです♪
(2007/09/03 11:52:19 PM)

穣美さんへ  
 穣美さん、こんにちはー。

>こんにちは♪ マイケル・ジャクソンさん亡くなられたのですね(ρ_-)o この本を取り上げているシングルモルトの本を読んで、いつか読みたい…と思っていました。ウィスキーを楽しむ為にはいい目安になりますね☆ 若すぎる死…残念です。ご冥福をお祈り致します…。

 改めてこの「モルトウイスキー・コンパニオン」を読んでみましたが、やはり中身のぎっしり詰まった凄い本だと思いました(マイケルは、肝硬変になりそうなくらいたくさん飲んで、きっちりコメントを付けています)。定価は3000円とちょっとお高いですが、その値打ちはあります。ぜひ買ってみてください。 (2007/09/04 08:12:25 AM)

まつもとちあきさんへ  
 まつもとちあきさん、こんにちはー。

>こんばんわ、おひさしぶりです! ああぁびっくりしましたぁ、マイケルジャクソンが!って思ったら別のおんなじお名前の方がいたのですね。お酒の評論家にいたとはしりませんでした。いい風貌をしてるかたですね。うらんかんろさんもこの方のようにお酒・カクテル・ばあーの好評論家さんです♪

 お誉めの言葉、有難うございます。僕は、「いいものはいい(旨いものは旨い)」「よくないものはよくない」と独断で好き勝手に言ってるだけで、一般大衆への影響力はまったくありませーん(笑)。どんなに頑張ってもマイケルのような影響力のある、立派な評論家にはなれませ~ん(爆)。
(2007/09/04 08:22:18 AM)

Re:追悼:マイケル・ジャクソン氏死去/9月3日(月)(09/03)  
カピタン さん
すいません。不勉強で存じ上げませんでした。

タイトルを見て「ついにあの歌手も放蕩三昧で死んじゃったか!」と思ってしまいました。

最近,ちゃんとしたモルト飲んでません。余市くらいかなあ。 (2007/09/05 10:37:28 PM)

カピタンさんへ  
 カピタンさん、こんにちはー。

>すいません。不勉強で存じ上げませんでした。タイトルを見て「ついにあの歌手も放蕩三昧で死んじゃったか!」と思ってしまいました。最近,ちゃんとしたモルト飲んでません。余市くらいかなあ。

 かつて、バー業界にいた人間としては、それは迂闊でしたね。今からでも遅くないので、ぜひ読んでみてくださーい。実際に味わえずに文章だけを読んでるだけなんですが、それでもシングルモルトの奥深さを十分に感じられるガイドブックだと思います。 (2007/09/06 07:57:53 AM)

酒のMJ 歌のMJ  
播州人 さん
命の水を自らの命をすり減らして飲み続けた氏に哀悼の意を表する次第です。

と、安ウィスキーに酔う晩秋ならぬ初秋の明け方… (2007/09/07 04:42:28 AM)

播州人さんへ  
 播州人さん、初めまして。ご訪問&書き込み有難うございました。

>命の水を自らの命をすり減らして飲み続けた氏に哀悼の意を表する次第です。と、安ウィスキーに酔う晩秋ならぬ初秋の明け方…

(2007/09/07 11:47:00 PM)

ご冥福をお祈り致します  
kozy さん
お亡くなりなっているとは、今はじめてしりました。
ちょうど、この年のウイスキーライブで、この方にこの本にサインを頂いてどうしているのかなぁ?
と思っていたら・・・
残念でなりません。 (2008/04/19 11:43:20 PM)

kozyさんへ  
 kozyさん、ご訪問&書き込み、有難うございました。

>お亡くなりなっているとは、今はじめてしりました。ちょうど、この年のウイスキーライブで、この方にこの本にサインを頂いてどうしているのかなぁ?と思っていたら・・・残念でなりません。

 ご覧のように趣味的なことばかり、好き勝手に書いているページですが、お時間がありましたら、また遊びに来てください。 (2008/04/20 07:59:50 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「続・うなぎ茶漬け」 New! はなだんなさん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
きんちゃんの部屋へ… きんちゃん1690さん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: