Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2012/08/03
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【おことわり】

◆カクテル ―― その誕生にまつわる逸話(2012年版:ABC順)(17)

 50. ジン&ビターズ(Gin and Bitters)


【レシピ】 ジン(30~60)、アンゴスチュラ・ビターズ1~4dash(グラスの内側を濡らす=量はお好みで)、レモン・ピール、氷(オンザロック・スタイルの時)
【スタイル】 ビルド(ストレート・スタイル)、ステアまたはシェイク(オンザロック・スタイル)
【グラス】 シェリー・グラス(ストレート・スタイル)またはロック・グラス(オンザロック・スタイル)

 19世紀半ばに英海軍内で誕生したという説が一般的である。将校用のアペリティフ(食前酒)として、今日に至るまで長く愛飲されている(一般水兵のアペリティフは昔からもっぱら、ラムの水割りだった)。

 19世紀半ば当時は、軍艦内での冷蔵設備が十分ではなく、海軍ではもっぱら氷なしのストレート・スタイルで、常温で味わっていたと伝わる。その後、一般庶民にも広がり、1870年までにはロンドンの街場のPubやBarでも人気が出るようになったという(出典:Wikipedia英語版)。

 英国発の映画や小説では、「ジン&ビターズ」が小道具として使われることが多い。007シリーズのジェームズ・ボンドは「黄金の銃を持つ男(The Man With The Golden Gun)」で「ビフィーター・ジンに、たっぷりのビターズを」と言って、このカクテルを注文している。またアガサ・クリスティーは、名探偵ポワロ・シリーズの「Triangle at Rhodes」で、登場人物にこのカクテルを飲ませている(出典:同)。

 「ピンク・ジン(Pink Gin)」との異名を持つが、現在では、ストレート・スタイルで味わう場合を「ジン&ビターズ」、オンザロック・スタイルの場合は「ピンク・ジン」と、それぞれ区別しているバーテンダーもいる(出典:Wikipedia日本語版)。

 欧米で紹介しているカクテルブックは意外と少ない。確認した限りでは、サヴォイ・カクテルブック(1930年刊)が欧米での初出。

【確認できる日本初出資料】 カクテル(混合酒調合法)(秋山徳蔵著、1924年刊)。

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51. ジン&イット(Gin and It)

【レシピ】 ジン(40)、スイート・ベルモット(20)=いずれもよく冷やしたもの ※ベルモットはジンの上にそっとフロート 
【スタイル】 ビルド   【グラス】 カクテルグラス(他のグラスでも可)

 19世紀中頃、欧州で生まれたカクテルで、「マルチネス・カクテル」とともに、マティーニの原型とも言われる。「It」とは英語の代名詞ではなく、イタリアン・ベルモット(スイート・ベルモット)のことを意味する。

 製氷機がない時代に考案された古典的カクテルなので、常温で味わうのが本来のスタイルだが、現代のBarでは、飲みやすさを重視して冷やして味わうことが多い。ステアではなく、ビルドでつくられるのが一般的。英国やイタリアでは現在でも人気があるカクテルという。

 イタリアのベルモット・メーカーである「マルティニ・エ・ロッシ社」(現・バカルディ・マルティーニ社)はこのカクテルに自社のベルモットを使うようPRし、「マルティニ・カクテル」と名付けたが、現在でも「ジン&イット」の方で定着している。

 知名度はそこそこあるカクテルだが、欧米では収録している本は意外と少なく、確認した限りでは、ミスターボストン・バーテンダーズ・ガイド(1940年版)が初出(後の改訂版にも収録)。

【確認できる日本初出資料】

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52. ジン・トニック(Gin And Tonic) 【2016~19年改訂新版】で記述内容を更新しています。 そちらを ご覧ください。


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Last updated  2021/07/03 11:07:16 AM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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