ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 18, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「いつの日にか僕のことを想ひ出すがいい」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)

 舞台はメキシコで、アメリカとの国境にほど近く、治安の悪い地域。主人公はアラフィフ母。アメリカに出稼ぎに行ってきますと国境へと向かったはずの息子が行方不明になる。殺人事件に巻き込まれた可能性があることが判明するも死体は発見されない。彼はまだ生きていると信じて、母は息子を探す旅に出る。
 日本では東京映画祭で上映ずみ。 https://2020.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3304WFC07
 邦題は「息子の面影」、英語の題は「Identifying Features」。

 すばらしかった。脚本も撮影も演技もお見事。もっと評価されていい映画。

 あんまり下調べせずにいきなり鑑賞したら、予想を裏切る展開に驚く。ぼくはてっきり、実は息子は生きてて最後には親子が再会し抱き合って号泣、また以前のように田舎で慎ましく暮らしはじめましたとさ、めでたしめでたし、な幸せな結末となるものとばかり思ってた。甘かった。

 旅の途中で出会う人たちのキャラも良かったし、そして大自然、小自然、やっぱりメキシコは美しく愛おしい国であることには違いない。

 監督はFernanda Valadezさんというお方。後ろ姿をひたすら映す手法とか、空や湖を意外な視点から切り取ってゆっくりと撮影したりとか、あと役者たちにはひたすら静かに感情表現をさせるとか、この人、タダモノではない。ぱちぱち。





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最終更新日  Dec 18, 2021 10:19:34 PM
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