ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 27, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「人は誰でも幸せ探す旅人のやうなもの」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 1980年代のナポリが舞台。大家族の日常や非日常、悲喜こもごも。
 このパオロ・ソレンティーノさんとかいう監督の作品は過去に何度か観ようと試みたことがあるけれど、ぼくは彼の作風はどうも苦手でいつも挫折してしまう。今回のこの作品は(も)評論家さまたちから絶賛されてて「映画賞確実」らしいのだけど、適度に期待して鑑賞に臨む。(ネットフリックス)

 風景や町並みが美しく撮れてるし、音楽も良かった。サッカー(マラドーナ)や映画に関するくだりも悪くはなかった。でもやっぱりぼくにはダメだった。物語的に非常にわかりにくいうえ、まったりしすぎ。早送りボタン(あるいは停止ボタン)を押したい衝動と闘いながら観た。
 起承転結の均衡が悪く、そもそも誰が主人公なのか後半になるまで判明しない。どうやら次男坊の「自分探し」のお話らしい。つまりお題は青春とか思春期とか。

 もともとイタリア映画に精通している人(あとはたぶんフランス映画や日本映画も)はあれこれ高評価をくだすだろうけど、ぼくはそこまで絶賛はできず。名作であることに反対するつもりはないものの、自分の好みではないので三つ星。

 家族や親戚や近所の人たちなど個性的な登場人物らに彩られながら賑々しく展開しつつ、どんどん人数が減っていき、最後の場面ではおひとりさまで映画は幕を閉じる。





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最終更新日  Dec 28, 2021 12:49:40 PM
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