PR
Freepage List
さきほどまで NHKBS で映画『ゴジラ』のディジタル修正版を観ていた。本田猪四郎監督、円谷英二特撮監督の最初のゴジラ映画(1954年)である。出演は宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬,他。
この作品、私はリアルタイムで観ている。9歳か10歳だった。八総鉱山小学校の講堂兼体育館でだ。この講堂は本格的な銀幕(スクリーン)と映写室を備えていた。土曜日の夜には社員の娯楽のための無料の映画館に変わるように初めから設計されていた。
『ゴジラ』は、公開年度から推測して、小学校開校のかなり早い時期に上映された一本だったと思う。60年以上経って思い出してみると、講堂のどのあたりに席をとって観たかまで思い出すのだが,肝腎の映画のシーンはところどころしか憶えていない。じつは今夜TVを観たのは、どのシーンを憶えているかを確認しようと思ったからだった。
鮮明に記憶していたのは、ゴジラが東京湾から上陸して、列車を破壊し口に銜えるところ。そして平田昭彦扮する化学者が発明した”オキシゲンデストロイヤー”でゴジラを死に追いやる最後のシーン。あるいは街中を市民がパニックになって逃げるシーン。
意外だったのはゴジラの顔が丸っこかったことだ。もうすこし尖っていたようなきがしていたのだが、あるいは私の記憶が、その後、実際の白亜紀の恐竜のイメージによって変形したのだろうか。それとも、第2作目の『ゴジラとアンギラス』以降、シリーズとして制作されていくうちにスクリーン上で次第に変わっていったのだろうか。
私は東宝作品の円谷英二特撮ものは、たとえば「ラドン」や「マタンゴ」や「モスラ」なども観ているが、その種の映画は弟と彼の同級生の二人につきそって「モスラ」を観たのが最後だ。先日亡くなられたザ・ピーナッツのお二人がインファンランド島(そんな名前だった気がする。つまり小人島という意)の妖精になって出演していた。「モスラ~や、モスラ~。ドンガ、ガッター、モスラ~」(?)と歌っていたのを思い出す。
まあ、そんなわけで懐かしい『ゴジラ』が、ディジタル修復されたきれいな映像で楽しめたのだった。戦後9年目の1954年のいまだ物資のとぼしい時代の映画作品を、現代の目で批評しても意味はない。海外で出版されているいわゆる怪奇映画・B級映画史の書物には、日本映画の『ゴジラ』は燦然として栄光に輝いているのである。
ダスティン・ホフマン監督の『カルテット… Mar 13, 2026
気になったシーンのある映画リスト Feb 1, 2026
映画『ザ・ロスト・キング 500年越しの運… Oct 22, 2025
Comments