東方見雲録

東方見雲録

2003.05.02
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カテゴリ: 2003
普段よく見かけるが、花をみたことがない木もある。
ウバメガシがそうだった。

公園や庭の刈り込みものとしてよく使われる。
細かな枝が多く、切ればそこから新芽が吹いてくる。
葉も密である。そんなことから刈り込みもの向きの木といえる。

春になると枝の伸張速度は一番である。他の木が芽を膨らましているころ、この木はニョキニョキ枝を伸ばし形を乱し始め、4月も半ばを過ぎると相当の乱れ姿となる。
普通だとこの辺で早めの刈り込みをする場合もある。
丁度そのころが開花時期のようだ。

近所で、あまり手入れをされない木があって、花らしきものがあったので、近づいてみると、小さな黄花を垂れ下げている。


実に地味な花であった。花の姿より、開花に遭遇した感激であった。

花をみる機会がなかったのは、暴れた姿が気になり、奥の花を見落としてきたのだと思う。

花木と違い、この木は鑑賞性の評価は低いが、実用としては高級品を生み出す。
炭の最高峰、備長炭はこのウバメガシから作られるのだ。

このウバメガシを絶やさないため、択伐方式が長く続けられている。若木を残したり、ウバメの生長を阻害する他の雑木を伐採したりする管理方式だ。元金に手をつけない、持続型の資源利用が今でも行われている。すばらしい知恵の伝承。

コナラの萌芽更新による薪炭林が二次林としての里山文化なら、備長炭は照葉樹林の里山文化遺産といえるであろう。

おすすめサイト
里山の暮らし
http://shinrin.cool.ne.jp/sub127.html
http://www.kishu-binchotan.jp/


2022.05.14.画像追加





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Last updated  2022.05.14 17:41:12
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Re:きになる木・ウバメガシ(5/2)  
備長炭は、私も枕や、部屋に置いたり、色々と、使っています。<br>でも、ウバメガシの木だとは、知らなかったので、<br>とても、勉強になりました。<br><br>今、ウチでは、もみじの花が、咲いていますよ~♪<br><br> (2003.05.03 01:57:24)

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