東方見雲録

東方見雲録

2003.06.01
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カテゴリ: 2003
今日は東京東部を円弧移動をする。

午前中、3種の活動案内を作り終え、昼過ぎ葛西臨海公園にポピーを見に行く。
久しぶりに自転車で緑道をいく。

緑道までの途中、小学校脇を通る。
朝から聞こえた放送に賑やかな音楽。今日は小学校の運動会だ。台風一過、校庭全域が沸き立っている。不安から安堵の後の感激爆発といった感じ。歓声に誘われて覗くと、騎馬戦の最後の生き残り戦の最中だった。戦いはあっけなく赤の勝ち。赤の陣営から一斉に歓声が沸きあがる。

間欠的に沸き起こる歓声を後に、緑道に入る。もう運動会の賑わいはない。静かな緑の帯。
木々も落ち着きが出てきた。煩かった添え木もなくなり、下草が刈り込み後とあってすっきり、どっしりといった雰囲気。花はないが、台風後の風が清々しい。

立体交差橋を越えたころ、遠くから、先ほど聞いた放送音。ここも運動会らしい。

緑道近くの学校、ここはひと気がない。ここは静寂とした庭で紫陽花が青く咲いている。


大観覧車を横目にメインストリート。以前は寄りがたかったが、ふれあい鯉のぼりや腐葉土のおつきあいから、すっと立ち寄れた。

この公園、何度か仕事で係わっている。海浜公園との絡み、パークトレインなど、思い出の仕事もある。

今日の目的地はポピーのある大規模花壇。松戸・八柱の腐葉土の嫁入り先見学だ。
事務所によるとちょうどポピーの花摘みイベントを開始するところであった。
にわかカメラマンになり、花摘みを楽しむ家族連れを東京湾やクリスタルビューをバックに写真に収める。

3時から水元で所用があったので、武蔵野線で移動。
古巣、八柱を過ごし、一路水元へ。

水元の桜土手から花菖蒲園を一瞥。ぽつぽつハナショウブが咲き始め。明日からの天気次第では次の土日あたりには一番花が見られる状態か。
土手の桜並木は提灯で飾られ、お祭りモード。


段取りやら、打ち合わせやらの所用を終え、プラザを出ようとすると土砂降り。台風の余波。不安定な天気が戻る。

雨が一時止んだ隙をついて一気に駅に。

車中、横殴りの大粒の雨が車窓に。遠く西の都心方向は明るい。雨で手前の風景はゆがみ、はるか向こうの高層ビル群は天空の都市として明るく浮かび上がっている。

船橋を過ぎたところであろうか、景色がくっきり夕日に映えた。先ほどまでの雨は止み、車窓の水滴も吹き飛ばされ、高性能レンズみたいなシャープな風景に。


夕日に照らされたダイナミックに横たわる群雲はターナーの世界。久しぶりの光と色の風景。都心の向こうには奥多摩の山々もみえる。すこし南に視界を移すと、富士山もくっきり。葛西の観覧車もシルエットに加わる。
このポイント写真に収めたいと思うが、電車は都心に向け走り続ける。一瞬の邂逅だった。

電車はデズニー前を行く。


葛西臨海につく。夕日は最後の全容を見せていた。
まぶしい夕日に観覧車がゆっくり回る。先ほどから乗っていた人は最高の風景画を堪能したに違いないと思いつつ、自転車で移動。

陽も沈みはじめ、観覧車のライトが新たに風景に加わる。
夕日に照らされた観覧車をみようと振り返ると、虹。鈍色の雲の緞帳の前に色は薄いが虹がたっていた。

荒川土手まででると夕日の姿はなく、虹もなくなっていた。
あの虹、一瞬の邂逅であった。

風景は観覧車のダイヤモンドスターの繰り返しの色変化が主役となっていた。







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Last updated  2022.05.10 08:52:18
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