東方見雲録

東方見雲録

2003.06.05
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カテゴリ: 2003
上野の森に久しぶりにいく。
桜の頃とは違ったにぎわいだ。今日は文化の森といった雰囲気。
この森には文化施設が数多くあるが、そこに行き交う人でにぎわっている感じだ。

職場の研修がここであった。今月、勇退される幹部の方の記念講演的な研修である。

江戸の緑地政策から現在の緑地政策に至る流れを学ぶ。
江戸以来、東京の都市計画は防災と遊観を目的に水と緑とを基本軸になされてきたようである。

近代国家になって、西欧に追いつき追い越せの国策の下、緑部門は都市計画上の体系的な立場を確たるものとしてきた。しかし、現実の緑の環境は後退せざるを得ない場面も多かったようだ。
緑の創出にあたっては自主財源を持たなかったことから現在厳しい状況下に置かれている。
管理部門においては、戦前には独立採算的な経営がなされ、多彩な運営がなされていたという。


平明な言葉の中に、未来を切り拓く決起、発奮の思いが込められていた。

研修も終わり、森をぶらつく。
ここでもヘブンアーチストや若者グループのパフォーマンス。
行き交う人の流れに、一つの輪ができている。
この輪、道や水の流れの脇にできた憩いの場、公園の存在に似ている。

そんな思いで輪を離れると、向こうに変わった色の樹木が目に入った。ノムラカエデの色に似ている。暗い紅紫色。が、木姿ちがう。
近寄って見るが、見た気はするが名前がすぐには思い浮かばない。図鑑との照合用に葉を1枚いただく。日があたらないところは、緑の葉をしている。

帰って本で当たってみると、ベニバスモモのようである。
緑あふれる中、あえて紅葉にして存在をアピール。貴重な存在の木である。
花も美しい。春、花で確かめてみたい木である。


アーモンドの花に似ている。こう思うのは、ともに同じバラ科だから当然といえば当然だが、それより今日研修が行われた施設とアーモンドとのつながりからくる連想によるものかもしれない。





それ以前の建物で働いていたころ、建物脇に真っ白な花をつける木があった。その白さが印象的だった。種類も確認しないうちに異動。その後、建て替えでなくなった。

その後何年かして、水元に異動になり、その時の木が気になった。はっきりしない。自分のイメージで白のアーモンドと決めてかかった。あの白をもう一度と、アーモンド苗を水元のプラザに植えた思い出がある。この施設といえば、白い花・アーモンド、それ本当?とひっかかるのである。
今思えば、あの白花、ハナモモだった可能性もある。

そんなひっかかりの花・アーモンド。
ネットで検索すると、白い花としては大濠公園のものがあった。


公園整備を自主財源で整備した公園の例として。
この公園、公園周辺を宅地開発分譲することによって、整備財源を確保したのだ。

今ではこのような手法は無理であろうが、財源を獲得する姿勢には学ぶべきものがある。

生産・消費と拡大一途の近代化。それとともに反比例するかのように後退した緑。
これからは、生産・消費の後の循環の時代。
だとするならば、消費税の使い道の一定割合を環境部門に特定するとか環境税的なものを創設する道も一案ではと素人的に思ったりした。

今年は日比谷公園開園100周年。
今日の話には、これを機に、緑の新時代の幕開けとなって欲しいとの願いもこめられていたかもしれない。

写真引用・おすすめサイト
ベニバスモモ
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/beniba-sumomo.html
大濠公園のアーモンド
http://members15.cool.ne.jp/~keiko65/monthly/03/0312amondo.htm
アーモンド
ウキペディア  アーモンド
2022.05.27.画像等追加





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Last updated  2022.05.29 20:16:02
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