東方見雲録

東方見雲録

2003.08.02
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カテゴリ: 2003
これ、水元の耕作体験での話。

今日は夏休みの自由体験活動。2家族、7名の参加。
メニューとしては5つほどあったが、チョイスされたのは、田の草取り、タデアイの生葉染め、水鉄砲づくり、綿紡ぎの4つ。

田の草取りの男の子の親子が体験された。
体験水田での草取りは、普通の農家の草取りと多少異なる。

水田の周辺の湿地は雑草だらけ。ここではヨシを刈り取る程度で他はほぼ残す。
水田の中はある稀少植物とイネのみ残し他は取り除く。
そんなルールで維持している。

理由は水元で野草観察されている方々への配慮からだ。


田んぼでその植物を見たとき、男の子の発した言葉。
それが「ウニみたい」だった。


その稀少植物とは、ミズネコノオという植物。
全国的に減っているらしく環境省のレッドデータ植物である。

ミズネコノオは「水猫の尾」という意味で、花が猫の尾に似ていることから名づけらたもの。

水元では現在田んぼになっている脇の水路にわずか自生していた。
これを守ろうと相談所でボランティアを募った。
平成10年8月。第1回目の活動。野草グループの方が参加され、ミズネコノオを追いやっているアシカキやヨシを除草。その年、無事数十株が開花・結実した。
野草グループのリーダーの方は、ミズネコノオの生育期に水が枯れるのがこの植物の衰退の原因、という主張された。

夏に水を落とす花菖蒲水田ではなく、稲作水田にすれば稀少植物は増えるんではと思い、翌年2月、耕作体験のための水田を相談所で作ることにした。

耕作体験ヤードとしての水田、畑、花壇を「ガーデニングボランティア講座」を催し、参加者と一緒に作った。


平成11年夏、ミズネコノオは復活した。小さな水路だが、一面に広がった。
田んぼへの水遣りのたびに水路ににも水を補給していた。

田んぼのイネが落ち着いた頃、水路にはマツバボタンのような水草がたくさん湧いていた。それがミズネコノオの幼苗とは知らなかった。
それが徐々に大きくなり、まさに今日のウニのような姿になり、水に大小の玉を作っていた。それはミズネコノオだった。
9月ころ開花した時は感激。薄紫の小さなお花畑を1人楽しみ、写真におさめた。



昨年は田んぼを拡張した縁に多く見られたが、今年は、田んぼ全域。日当たりのいい周辺には見られない。
イネが育てば日照不足となる。
田んぼのウニにイネの共存。
そのためには一部を日当たりのいいところに移植してやる必要があるかもしれない。

そんな心配をよそに、子ども達は水鉄砲で水元の夏を楽しんでいた。


ミズネコノオの幼生葉 利助おじさんの探検絵日記より拝借

おすすめサイト
ウキペディア情報:ミズネコノオ ​ こちら



http://members15.cool.ne.jp/~keiko65/yamaaruki2/kaeda/0929mizunekonoo.htm
http://eco.pref.yamaguchi.jp/rdb/html/10/100146.html
追記 2024.01.28
関連日記:2023.07.17   こちら
関連日記:2023.11.13   こちら





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Last updated  2024.01.28 07:47:00
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