東方見雲録

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2023.07.08
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カテゴリ: 教育



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関連サイト:小学校PTA活動に限界を感じる。PTA活動の何が問題か。解決策はどうか。あれこれ考えてみた   こちら
なぜPTA活動は不人気なのか。
いわずもがな。PTA活動がなぜ不人気、毛嫌いされているのか、保護者の視点に立って書いていきたいと思います。
地域によっても活動は様々だとは思いますが、共感できる部分も多いのではないでしょうか。

1.PTAの仕事のやらされ感が半端ない。
小学生のお子さまをお持ちの保護者は、毎年4月はハラハラされるのではないでしょうか。大体4月の1回目の参観日の日に合わせて、PTAの役員決めのセレモニーがあります。



クラスの役員決めでも顕著にその傾向は見られ、ほとんどの場合はくじ引きで決めることとされています。
仕事と偽って、参観日も含めて子どもを欠席させ、くじ引きすら引かないという方もいらっしゃいます。

2.PTAの仕事は大変だとしか聞こえてこない。
ほとんどの保護者の方はPTA活動には消極的です。なので、執行部や部長等の役職に就いていただける方というのは、そうそういるものではありません。

成り手がいないということは、とても危機的状況なので、当然知人・友人などから勧誘していきます。

しかしです。
現在の執行部の方々は、執行部の活動を行ってきたことに対して強い誇りを持っています。このため「仕事は大変だよ」ということを暗に伝えつつ、執行部に入らない?と勧誘します。

そりゃ誰も入らないですよね。

口が裂けても、簡単にできる仕事だから気軽に入りませんか、との勧誘はしないのです。
これまでの活動を自分で否定してしまいますから。

3.そもそもPTAがどのような活動をしているか分からない。


PTAの役に付いている方は、いつも忙しそうに動き回っているけれども、実際何をされているのか分からない。このような声が聞こえてきます。

実際、PTAの仕事は裏方の準備、後片付けの仕事がほとんどです。PTA行事は当たり前ですが、学校行事の一翼をPTAが担っています。

しかし、一般の保護者にはその活動が何を意味しているのか、いまいち理解されていません。

4.毎年同じ人が執行部にいて、偉そうにしている又は厳しい。
これは語弊があったらいけませんが、実際に私が昨年度まで一般の保護者だったときに、このように見えていたということはありません。



執行部に私が入ってみて、純粋に思ったことは、皆さま真剣にPTA活動を行っており、率直に頑張っているなという印象です。

5.平日、学校にきて作業をしなくてはならない。
これは実際にそうだと思います。
ただ執行部の方々みんなが一斉に平日結構な頻度学校に来ないといけない、というほどではありません。

しかしながら、現実問題としてお父さん、お母さんに限らず仕事をされている保護者の方は平日の日中にそう何度も学校に行くことはできません。

そのため、必然的に特定の仕事をされていないお母さんが学校にきて事務作業を行っているという現実があります。

6.一度執行部に入ると、抜け出せない。(やめることができない。)
これはコメントがしづらい部分ですが、本人が例えば1年で執行部を抜けたいなと考えれば、全然抜けることは可能です。
必ず次の役員を連れてこなければならないということもありませんし、もちろんペナルティもありません。

むしろ、大方知り合いからの勧誘によって執行部に入る方がほとんどだと思いますし、子どもが在学中の間は執行部にいようかなと考える保護者の方も多くいると思います。

執行部での年数を重ねると色々と詳しくなりますし、顔も広がります。
色々な人に頼られることも増えるため、周りから見ると、もしかしたらあの人ずーっとやっているな、と思われても仕方ありません。

それが、一度入ると抜けられないとの誤解を生んでいるものと思います。





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Last updated  2023.07.08 12:00:10
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