東方見雲録

東方見雲録

2024.04.27
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カテゴリ: 文化
【スターバックス成功の理由】「サードプレイスを作ったから」ではない!若者に受け入れられた真の要因
歴史的なイノベーションとして、引用されることの多いスターバックス。しかし、スターバックスがなぜ、コーヒーの新しい歴史をつくることができたのかについては、あまり知られていない。Kyoto Creative Assemblageは、歴史的なイノベーションをケーススタディとして取り上げ、新しい世界観をつくるための手がかりを得る。いわばイノベーションの“探偵”業務こそがそのミッションだ。今回は、多くの大学の教壇に立つ『探偵!ナイトスクープ』初代探偵・越前屋俵太氏(京都大学経営管理大学院研究員)と、京都大学経営管理大学院で「文化の経営学」を専門とする山内裕教授が、スターバックスの歴史的成功を調査する。その成功は、人々の潜在ニーズを満たしたからではなく、社会の変化を嗅ぎ取り、新しい時代を表現したからだった。



アメリカで学生運動が花開いたのが、バークレーなのです。バークレーのとなりのサンフランシスコのヘイト・アシュベリー地区は、資本主義社会に変わる新しい社会システムを実験した場として知られています。それが1967年の社会現象「サマー・オブ・ラブ」です。

 このとき、全米からヘイト・アシュベリーに、ヒッピーと呼ばれた若者、それにあこがれた若者が集まりました。バークレーは大学の街でもあることから、サマー・オブ・ラブに触発された学生が中心となって独自の文化を形成していきます。メインカルチャーへの反発、「カウンターカルチャー」です。つまり、バークレーやサンフランシスコは、60年代の文化の最先端になったのです。そこにピートさんのスペシャルティ・コーヒーが登場し、豆の産地や焙煎にこだわったコーヒーが若者にヒットしたのです。

 ピートさんが提供したのは、単においしいコーヒーというわけではありません。物質ではなく、文化的に洗練されているということを自分のアイデンティティとすることが、若者にとって、最先端の自己表現だったのです。
引用サイト:ダイヤモンドオンライン  こちら


日本海新聞 0422





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Last updated  2024.04.27 09:00:09
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