東方見雲録

東方見雲録

2024.06.04
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カテゴリ: 郷土




 計画案を巡っては白扇と最大債権者の米子信金がそれぞれ別のスポンサーと支援先による案を提示。その後も双方が譲らず、債権者による投票へと至る異例の展開をたどってきた。

 投票は17人の債権者のうち議決権を行使した13人が対象。計画案が認可されるには▽議決権者の過半数の同意▽債権総額の2分の1以上の同意-の条件をいずれも満たす必要がある。

 両案に反対を含む3択で投票が行われ、白扇側によると、両案ともに5人が支持。反対は1人で、白票や期限内に届かなかった無効が2人だった。米子信金を含む金融機関が信金案を支持したとしている。

 信金案はホテル・旅館運営再生事業などを手がけるリロバケーションズ(東京都)に不動産を売却し、事業譲渡した上で旅館再生を図るもの。これに対し、白扇案では鶏肉加工販売の「大山どり」(同市淀江町)がスポンサーとなり、同社が債務の返済などの費用として5億円を貸し付ける方針を示していた。

 白扇側の代理人を務める安田寿朗弁護士は、地元関連の取引先が白扇案を支持したとし、「(金融機関は)経済合理性を考慮していないのではないか。両案を過不足なく評価したのか疑問が残る」と述べた。

 一方、同信金の御堂河内哲常務理事は「概要について詳細が分からず、今後に関しては弁護士を含めて対応を協議したい」とした。 同信金に次ぐ規模の債権がある鳥取県信用保証協会は「従業員の雇用の継続と確保、風評被害を最小限に抑え温泉旅館として存続させることを考慮し、リロバケーションズが支援する皆生温泉の他の旅館の経営状況も踏まえて判断した」とコメントした。

 次回の債権者集会は7月22日に開かれ、信金案のみが議決対象となる。再生計画が成立しない場合、破産手続きに進むことも想定されるが、その場合も裁判所の許可があれば現状と同じく営業は継続できるという。

引用サイト:日本海新聞   こちら



 民事再生を目指す債務者の白扇、最大債権者でメインバンクの米子信用金庫の再生計画案を巡る決議の焦点は、米信案が債権者数の過半数の票を獲得し、可決されるかどうか、その1点だった。

 単独でも「債権額の過半数」を保有する米信。自らの案を取り下げない限り、白扇案は「可決される可能性がゼロ」。他の債権者に対する個別説明ではそう訴え、「頭数」でも過半数を目指してきた。

 結果は有効投票11票のうち5票止まり。それも同数で並んだとはいえ、投票を控えて白扇の旧経営陣を含む4人が、手続きの不備で議決権がない「自認債権者」となったことを考えれば、実質的には相手を下回る結果だったと言える。

 白扇側の代理人弁護士が記者会見で公表した内訳が興味深い。米信案を支持した中心が他の金融機関や公的機関を含む大口債権者だたのに対し、白扇案は債権額が少ない地元の取引業者だった。

 会見に同席した白扇の前経営者は「地元の熱い応援をいただいた」と言葉を詰まらせた。営業を続けながら再建を目指す中、パートを含む従業員53人で、民事再生を理由にした離職者はゼロ。債権者集会を控えたこの日も、大勢の宿泊客を笑顔で見送った。

 次回の債権者集会で改めて決議される米信案は「法人の清算」を伴い、従業員の雇用継続でも不透明感がつきまとう。再生手続きの廃止、破産移行、競売も視野に入る中、消去法ではなく、双方の協議で、これからの旅館の在り方を探ることが、皆生温泉の評価にもつながる人気旅館の再生の道ではないか。(米子総局報道部・吉川真人)

引用サイト:山陰中央新報   こちら

関連日記:2023.12.29の日記 こちら

追記 2024.07.12 日本海新聞







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Last updated  2024.07.12 06:38:43
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