東方見雲録

東方見雲録

2024.06.06
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カテゴリ: 建築



設計を務めたのは、国内外で活躍する日本の建築家坂茂である。

設計コンセプト「アスペンらしい建築」

このコンセプトを基に、スキー体験をするかのような動線計画によって、本美術館は設計された。
・・・・
アスペン美術館の建築的特徴としては、次のような点が挙げられる。

街と調和する外観
スキー体験的動線計画
木が編み込まれたような格子状の外観

大空間をつくる木造スペースフレーム
随所に用いられた紙管


スキーリゾート地として有名なアスペン。敷地の周辺の建物の屋上からは、アスペンの山々とスキーゲレンデが見渡せる。

これを見た坂茂氏は、スキー体験をするような動線計画を持つ美術館にしようと考えた。

一般的な美術館の動線計画
道路 → 入口 → ロビー → ギャラリー
本美術館の動線計画
道路→ 入口 → 展望エレベータ → 屋上 → 下階ギャラリー または
道路→ 外部大階段 → 屋上 → 下階ギャラリー
スキーでは、まずリフトで山の頂上に登り、周囲の景色を楽しみ、スキーで滑っていく。

本美術館でも、まず外部階段か展望エレベータによって屋上まで登り、周囲の景色を楽しみ、下の階にあるギャラリーへと降りていく。




3階の天井には、大空間を作り出すために、木造のスペースフレームが採用されている。



坂茂氏が建築に頻繁に用いる「紙管」。

アスペン美術館でもこの「紙管」が随所に用いられている。

引用サイト: こちら

関連日記:2022.10.05の日記  禅坊靖寧(せいねい)   こちら

関連サイト:建築家の坂茂の建築作品13選 こちら





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Last updated  2024.07.09 05:29:31
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