東方見雲録

東方見雲録

2024.07.07
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カテゴリ: スクラップ


2024/7/3 04:00
9月の自民党総裁選で党員・党友票を合わせた「地方票」の比重を高めるよう要求する言動が党内で相次いでいる。派閥裏金事件による党勢低迷への危機感が全国に拡大する中、次期衆院選を見据えた「選挙の顔」選びに、地方の声を強く反映させようとの思惑だ。ただ一部の「ポスト岸田」候補は国会議員票の獲得を重視しているとみられ、反発も予想される。

 「総裁選で地方票の比重を高めることが必要だ」。6月10日、盛岡市。岩手県連の臼沢勉幹事長は、政治刷新車座対話のため訪れた党本部の小渕優子選対委員長に、総裁選のルール見直しを求める要望書を手渡した。小渕氏は「重く受け止め、党改革の一つとして取り上げたい」と返答した。

 ▼自動的に割り振り

 総裁選の1回目の投票は、国会議員票と地方票を同数で扱い、合計得票数で争う。どの候補も過半数に達しない場合は、上位2人による決選投票を実施。国会議員には1人1票が与えられ、いずれかの候補に改めて投票する。一方、地方は47都道府県連ごとに1票が与えられる。その1票は、上位2人のうち、1回目で得票数の多かった方の候補にそれぞれ自動的に割り振られる。

 このため地方票で上回っても、国会議員票を多く集めた候補に軍配が上がるケースが生じる。2021年の総裁選決選投票は、河野太郎デジタル相が地方から39票も得ながら、議員票で圧倒した岸田文雄首相が制した。

 12年の決選投票は国会議員票だけで行われたものの、地方票を含む1回目で1位だった石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)が、安倍晋三元首相に逆転された。

 ▼「周知期間が必要」



 とはいえ決選投票で各都道府県連が持つ1票を自動的に割り振らず、改めて党員投票を行うような対応には技術的な課題がある。党関係者は「即日開票できなくなる」と説明する。

 ルール改正を担う党改革実行本部のトップをポスト岸田候補の一人、茂木敏充幹事長が務めることに対し、閣僚経験者は「果たして公平なのか」と疑問を呈する。

 地方票は知名度の高い候補に集まりやすい傾向がある。茂木氏は、次の総裁にふさわしい人を聞いた6月の共同通信世論調査で2・4%。自民支持層でも6・1%にとどまる。今月2日の記者会見では、ルール改正には「一定の周知期間が必要になる」と述べ、慎重姿勢をにじませた。

 対照的に世論調査で断トツの石破氏は、自身の経験から「党員が良いと思った人が国会議員票で覆されるのが良いとは思わない」と語る。

 最適解が見つからない中、ベテラン議員は「地方より国会議員票を頼りにする候補者は反対するだろう」と悲観的だ。
引用サイト:山陰中央新報   こちら


日本海新聞 0703





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Last updated  2024.07.07 08:00:13
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