東方見雲録

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2024.08.02
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カテゴリ: 政経




 車への過度な依存から脱却し、車がなくても中心市街地や郊外で生活できるまちづくりを目指す米子市。伊木市長は対談で、市循環バスの充実やJR境線の駅周辺の規制緩和など、公共交通への転換を促す取り組みを紹介。中心市街地の人通りを増やし「にぎわっている姿を市民や観光客に見てもらい、さらににぎわいを増やしたい」と語った。

 藤井氏は、自治体が意思を持って交通の転換を促せば、大きな効果を上げると指摘。ただ、車の利用が習慣化した市民の意識を変えるのは容易ではないとも述べ、「無理やりでも公共交通機関を使ってもらう仕掛けが必要。公共交通無料デーや無料ウイークを設けてイベントを連動させてはどうか」と提案した。伊木市長は「それぐらいのインパクトは必要」と、具体化に前向きな姿勢を示した。

 伊木市長は、JR米子駅前の県道の車線を減らし、歩道を拡幅する社会実験構想にも言及。歩道にオープンカフェを設けるアイデアに対し、藤井氏は「道路で街の景観を楽しみながら飲食を楽しむのは最高。ぜひ実現してほしい」と後押しした。

 路線バスの維持についても話題になり、伊木市長は市民の半数が月2回乗車すれば黒字転換できると強調。「(公共交通の利用で人通りが増え)個性ある店が増えれば、街の個性が出てくる。山陰の商都としてチャレンジできる街をもう一度つくりたい」と語った。(北尾雄一)

日本海新聞 0724

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Last updated  2024.12.12 06:50:23
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