東方見雲録

東方見雲録

2025.02.04
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カテゴリ: 環境
2004.02.04の日記   こちら

先駆的事例拝見:エネルギー源はオカラ!? 逆転の発想で大量の「アンモニア」を生み出す仕組みを発見


この手法は、奈良・唐招提寺の千手観音のように酵母の周りに何千本もの酵素という手が伸びてくるというイメージから、米国の雑誌で「アーミング技術」と名付けられた。植田教授らも、気に入ってその名称を使用している。

「キノコ、アメフラシ、ヘビなどは、生きるためにいくつものアミノ酸を分解する酵素を持っています。その遺伝子を酵母の中に入れると、アミノ酸を分解してアンモニアにする酵素が酵母表面にたくさん出てくるのです。前処理した食品廃棄物にそれを当てれば、あとは勝手にアンモニアへと変換してくれる。この変換部分に、エネルギーは使用しません」

植田教授が材料として着目した食品廃棄物が、大豆残渣(ざんさ)である「オカラ」だ。日本ではオカラ自体を食べることもあるが、諸外国では“ごみ”として扱われている。


オカラを事前に処理することで、アンモニア生成に使える溶液に変えている

提供:植田教授

また、諸外国においてオカラは地中に埋めて処分されるのだが、元は植物とはいえ地中に埋めると分解され、地球温暖化の原因となる二酸化窒素(NO2)を発生する厄介者でもある。

「大豆残渣は他の食品廃棄物と比べて、廃棄量が桁違いに多い。これをアンモニアに変えることができれば、大豆を食べ、その残りカスをアンモニアに変え、アンモニア燃料電池でエネルギーとして使用できる。その際に出てくる水素を集めれば、水素自動車を走らせることもできます。アーミング技術を用いれば、大豆残渣のタンパク質の88%をアンモニアに変えることができます。いいサイクルが生まれるのではないかと考えたのです」

世界で発生する年間大豆残渣は2億6000万t以上にも及ぶ。その88%をアンモニアに変えられるというのだから、夢のある話だ。

植田教授は、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)のCOI-NEXT(共創の場形成支援プログラム)で育成型プロジェクトリーダーも務めている。そこでは、この「アーミング技術」を使った一大プロジェクトが進行中だ。

「貧栄養な土地で根粒菌(こんりゅうきん※4)の介在の下、大豆を育てて食料不足を解消し、食べた大豆から出るオカラを『アーミング技術』でアンモニアに変える。そのアンモニアから作るエネルギーで水素自動車を走らせると共に、大豆を育てるというサイクルの実現に取り組んでいます」


プロジェクトが進めば、エネルギーと食の世界的な課題を解決に導くサイクルが実現できる
提供:植田教授

引用サイト: こちら





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Last updated  2025.02.04 00:00:16コメント(0) | コメントを書く


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