東方見雲録

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2025.03.15
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カテゴリ: 生命


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関連サイト:世界でも類見ない厳格ルール、日本で臓器提供数増えず…「4割」実は前向き
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意思表示「1割」 厳格なルール影響
 脳死は、脳全体の機能が失われ、元に戻ることはなく、やがて心臓が停止する状態だ。呼吸など脳の一部の機能が保たれ、回復の可能性がわずかでも残る「植物状態」とは異なる。

 脳死状態になったとき、私たちには臓器を「提供する権利」と「提供しない権利」がある。提供できるのは、心臓、肺、肝臓、腎臓、 膵臓(すいぞう) 、小腸、眼球でいずれも臓器移植でしか治療できない患者に届けられる。

 国内では近年、脳死下の臓器提供数がようやく増え始め、2023年、24年は約130件になった。ただし人口100万人あたりの脳死提供者(ドナー)は1.05人(23年)で、米国と比べ29分の1と依然として先進国で最低水準だ。一方、2月末時点で約1万6800人が移植を望んでいる。

 なぜ日本の移植医療は停滞したのか。1968年、札幌医科大の和田 寿郎(じゅろう) 教授(当時)が国内初の心臓移植を実施したが、ドナーの大学生が本当に脳死状態だったのかなどが問われ、殺人容疑で告発された。最終的に嫌疑不十分で不起訴となったものの、国民に脳死下の移植医療に対する強い不信感が生まれた。

 さらに、97年に施行された臓器移植法では、本人の書面による意思表示と家族の承諾を必須とするなど、世界でも類を見ない厳格なルールが敷かれ、臓器提供数は増えなかった。
・・・・


 「日本人は、親からもらった体や遺体を大事に扱うという文化があり、脳死を受け入れにくい面がある」と主張する研究者もいる。だが、日本人の死生観や宗教観が意思表示に影響しているかは、はっきりとしない。国際調査によると、キリスト教や仏教などの主要な宗教は、臓器提供を否定していない。





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Last updated  2025.03.15 08:00:13
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