東方見雲録

東方見雲録

2025.04.07
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カテゴリ: まちづくり



引用サイト: こちら

MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)は、東京都渋谷区渋谷から神宮前に所在する低層複合商業施設である。

全長約330 mからなる。立体都市公園制度を活用して整備され、施設屋上に移設された「渋谷区立宮下公園」、その下層に位置するPark-PFI制度を活用して誕生した商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」、および原宿側端部に開業したホテル「sequence MIYASHITA PARK」で構成される。渋谷と原宿・表参道の中間地点に位置している。
引用サイト: こちら

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PFI 立体公園 こちら

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1990


1963


1947


宮下公園はむしろ「選択肢がなかった」人々がたどり着いた場所なのである。

 氏の主張では、社会的弱者の「排除」と商業施設による特定層の「選択」を同等視することで、

「都市空間における権力構造や経済的利益の問題」

が曖昧になってしまっている。交通インフラの変化が夜行列車の減少を招いたように、それも政策判断の結果であり、宮下公園のホームレス排除も自然な流れではなく、明確な政策判断と経済的な思惑による結果だ。

 政治的バイアスを抜きにしても、当時の報道を追うことで、ホームレス排除と公共空間を資本に供する意図は明らかに浮かび上がる。

「みんなが居心地の良い場所を作れない」という諦めは、現状の問題を固定化し、正当化するリスクがある。これは、夜行列車の議論における「速さと効率だけが正常な進化」という考え方に近い。

 結局、氏の「多様性は偽善的な言葉に過ぎない」という冷笑的な諦めは、批評家として建設的視点を放棄しているようにもみえる。

 もっとも、これを冷笑的と捉える方が時代遅れなのかもしれない。評論家・速水健朗氏は、『日本経済新聞』2025年2月27日付電子版で『ニセコ化するニッポン』を取り上げ、こう述べている。



速水氏のいう「インパクト」とは何か。それは、氏が「多様性は偽善的な言葉に過ぎない」と断言する冷徹な語りの力強さではないか。
・・・・
「Z世代の主張はこれだ」と提示され、それに納得して立ち止まるわけにはいかない。本当に、誰かの居場所を作るためには、誰かを排除しなければならないのか。

 確かに、ここ数年もてはやされてきた多様性が絶対的な真理であるかのような風潮に、違和感や反発を覚える人は多い。多様性を唱える人々の多くは、立派な肩書きを持ち、現実感に乏しく、どこか浮世離れしている印象を与えていた。そうした状況に対し、現実に苦しむ人々が反発を抱くのは当然だろう。このため、多様性は偽善的だという語りが説得力を持つのも理解できる。しかし、氏が見落としているのは、

「何かを排除しなければ誰かの居場所は作れない」



・選択と集中
・包摂と多様性

を対立軸として捉えること自体が、解決策の幅を狭めてしまっている。実際、公共空間においても商業的成功と社会的包摂は両立し得る。MIYASHITA PARKの再開発でも、商業施設と共存しながら、異なる経済階層が利用しやすい価格設定や、地域コミュニティが関われるスペースの確保など、工夫の余地はあったはずだ。

 渋谷区も、公園に住んでいたホームレスを排除するだけでなく、受け入れの方法を提示していた。しかし、それでもこのプロジェクト全体が、まちづくりにとって都合の悪い存在を取り除くという視点から抜け出せなかったように見える。

 谷頭氏の主張は、こうした複雑な経緯や選択の可能性を十分に掘り下げていない。そのため、「排除は仕方がない」という結論を補強する役割を果たしてしまっている。結局のところ、氏の「諦め」が、視点を歪ませているのではないか。





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Last updated  2025.04.07 08:00:17
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