東方見雲録

東方見雲録

2025.06.17
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カテゴリ: 土木


 ルート帯案は、産業の活性化▽信頼性の高いネットワークの確保▽広域周遊観光の促進▽救急医療機関への速達性の向上▽交通安全の確保―の五つの政策目標に加え、生活や自然環境、渋滞への影響、事業費の規模などを踏まえ選定した。
 案①は東側ルートで延長約20キロ。国道431号の道路空間を活用し全線高架構造とする。案②は中央ルートで延長約20キロ。山陰道の米子ジャンクション(JCT)付近から市街地を抜け、国道431号周辺を通過する。案③は西側ルートで延長約24キロ。山陰道の米子西インターチェンジ(IC)付近から中海上を通り、市街地を極力回避する。
 ①は事業費約4300~5300億円。工事の交通規制による影響が最も大きく、全線高架化で事業費や維持管理費も最も高額となる。米子市の国道431号にあるケヤキ並木の撤去が必要で、自然環境への影響が懸念される。
 ②は事業費約3500~4500億円。都市拠点と物流施設の双方へのアクセス性が最も向上する。ケヤキ並木や米子水鳥公園(同市彦名新田)を回避するため、自然環境への影響が小さい。高架化する区間も短いため、事業費や維持管理費が安価となる。
 ③は事業費約3700~4700億円。境港市から鳥取大医学部付属病院(米子市西町)への速達性は最も向上する。地域分断や集落への影響、移転物件数は最も大きい。
 有識者会議では、ルート帯案と意見聴取の実施が了承された。同省は委員の意見を反映したアンケートを作成し、米子、境港両市、日吉津村で全戸配布する。そのほか関係自治体や団体へヒアリングなどを行い、3案を比較検討し次回の会議で一つに絞り込む。

引用サイト:日本海新聞  ​ こちら ​​



関連日記:2024.11.18の日記  国交省局長「次の段階へ」   こちら






検証 3ルート帯案 米子-境港間高規格道路(下)中央ルート帯案
コスト、自然環境面優位 人口集中地区へ影響

中央ルート帯案は、山陰道米子ジャンクション(JCT)付近から市街地を抜け、夜見・富益工業団地付近から国道431号と同じルートを進む。延長は約20キロで、山陰道を利用する区間は約2キロ。東側ルート帯案と同じく境港市から米子道の米子インターチェンジ(IC)を最短で結び、速達性が向上する。

 東側ルート帯案に比べ、人口集中地区の通過区間が短く、他の2案に比べ米子市の中心市街地や沿線企業、工業団地へのアクセス性が高まる。同市の国道431号にあるケヤキ並木や米子水鳥公園(同市彦名新田)を回避するため、自然環境への影響も小さい。

 東側ルート帯案に比べ高架構造となる区間が短く、事業費は約3500億~4500億円と最も安くなる。人口集中地区への影響は大きいが、地域分断や集落への影響は西側ルート帯案に比べると少ないとしている。

 ある県議は、中央ルート帯案が事業費が最も安くなり、大きな問題になりかねない自然環境への配慮ができていることを挙げ、「3案を見た限りではこれが本命では」と強調する。

 別の行政関係者も「境港から米子ICを最短でつなぐ東側か中央の2択。コスト面を考えるとより現実的なのは中央だ」と分析。一方で「100点の案は一つもなく、どれを選んでも賛成、反対が生まれる」と懸念する。

 国土交通省は今後アンケートを作成し、米子、境港両市、日吉津村に全戸配布する。関係自治体や団体への聞き取りなども行い、3案を比較検討し、次回の有識者会議で一つに絞り込む。次回の会議は年内に開催予定だが、米子―境港間の高規格道路が議題に挙がるかは未定。

 計画段階評価後は、詳細ルートや構造を検討する都市計画決定手続きと環境影響評価に進み、都市計画決定後に国交省の直轄事業採択を目指す。



 (この企画は、黒阪友哉、木村朋花、堀田裕史が担当しました)
引用サイト: こちら





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Last updated  2025.08.05 05:43:39
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