東方見雲録

東方見雲録

2025.10.10
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カテゴリ: 文化
スウェーデン・アカデミーは9日、2025年のノーベル文学賞を現代ハンガリー文学を代表する作家のクラスナホルカイ・ラースロー氏(71)に授与すると発表した。アカデミーは作品について「終末的な恐怖の中で、説得力に満ち、先見性のある作品は、芸術の力を再確認させる」と評価した。

クラスナホルカイ・ラースロー氏(2015年5月19日)=AP
© 読売新聞
 クラスナホルカイ氏は1954年、ルーマニアとの国境に近い小さな町ジュラで生まれた。出版社勤務を経て作家活動に入り、デビュー作「サタンタンゴ」を発表した。共産主義崩壊直前のハンガリーの田舎にある放棄された集団農場で暮らす貧困層の住民たちを、力強く示唆に富んだ言葉で描いた。
引用サイト: こちら


「北は山、南は湖、西は道、東は川」(03年)
日本との関わりは深く、97年の初来日で伝統文化にみせられ、2000年と05年には国際交流基金のフェローとしてそれぞれ半年間、京都に滞在した。能楽師のもとに通いながら、寺社建築や日本庭園など日本の伝統文化を研究した。

 この体験をきっかけに書き上げた、京都を舞台にした03年の小説「北は山、南は湖、西は道、東は川」(早稲田みかさん訳)が邦訳されている。日本の影響を受けた作品にはほかに、世阿弥や能楽師にまつわる短編集がある。
・・・・
自らを執筆へと駆り立てる最大のインスピレーションを問われると、「苦しさだ」と答えた。



 また、現代について「生き延びるために、これまでよりもずっと大きな力を必要としている」と指摘。現実に対して感じる「苦しさ」は、次世代の文学界にとってもインスピレーションになりうるものだと説いた。
引用サイト: こちら

関連サイト:「北は山、南は湖、西は道、東は川」 クラスナホルカイ・ラースロー こちら
またもや塀が、飾り気のないどっしりとした分厚い白い土塀、てっぺんに青緑色の瓦を向かい合うように円錐形に並べた塀が続いているだけで、入口を探して延々と歩き続けるうちに、この塀の異様な長さ、不動の閉鎖性と不変性は、ただ単にある広大な領域の存在を示唆しているのではなく、何ものかの内的な尺度なのであって、これは塀にあらず、塀という形式のうちに表現されているのは、これまで慣れ親しんできたものとは別種の尺度がいずれまもなく必要となること、もうじきこれまでの人生の指標とは別種の物差しが必要になることを、到来者に知らしめるためのものなのだという思いに-塀を左手に見ながら歩き続けるうちに-とらわれたのだった。(p3)
・・・・
それは結局、不滅の源泉はほかならぬ反復そのものにあることの理解へといたらせるのだった。
(p122)
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東福寺





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重森三玲の庭・東福寺方丈庭園









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Last updated  2025.10.10 06:49:24
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