東方見雲録

東方見雲録

2025.12.01
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カテゴリ: デジタル


© 東洋経済オンライン

世界シェア約70%「あらゆるタイプの感光材を製造」
東洋合成工業は、半導体の製造に使用されるフォトレジストの主要原料である感光材を製造している。その世界シェアは約70%。

フォトレジストとは特定の光を受けると性質が変わる液状の化学薬剤だ。半導体の製造では、半導体の基板となるシリコンウエハーの上に酸化膜・窒化膜を形成したあとにフォトレジストを塗る。その後、光線で回路図を焼き付ける。

フォトレジストの世界主要メーカーは東京応化工業、JSR、信越化学工業、住友化学、富士フイルムの5社。この5社で世界シェアの9割を占める。東洋合成はこうした企業に感光材を販売している。
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ピンチをチャンスに変えた
創業者の木村正輝は1954年、東京都江戸川区に麻酔薬などの医薬品用化学製品を製造する日本アセチレン化学工業を設立。その後、蒸留精製技術に磨きをかけ、輸入品の合成繊維原料の精製を手がけた。



そこで、木村はその土地を油槽所にすることにした。これが現在の高浜油槽所だ。日本の石油化学産業の成長期であったことから、多くの石油化学関連企業からの引き合いがあり、油槽所ビジネスは同社の安定した収益の柱となった。油槽所ビジネスの成功が、その後の同社の成長につながっていく。
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経済安全保障上も重要な位置を占める
数百ある半導体の製造工程では、企業同士のすり合わせが重要だ。長年のすり合わせによって構築された関係は強固であり、他社への置き換えは容易ではない。もし、材料を他社のものに変更した場合、同じ製品を製造できるかわからない。

フォトレジストメーカーが材料を取引実績のない他社製品に変更するのは、リスクが高すぎる。もし変更するとしても膨大な件数のシミュレーションが必要になるので、莫大なコストがかかる。したがって、世界の主要フォトレジストメーカーと密接な関係を持つ東洋合成の優位が揺らぐことは考えにくい。

ちなみに、東洋合成は財務省の「海外投資家の出資を事前審査する重点企業」リストに掲載されている。ここに掲載されたということは、日本政府が外資からの買収に対して重点的に保護する企業であるということ。東洋合成の技術が経済安全保障上とても重要であることを示している。
引用サイト: こちら

関連サイト:対内直接投資審査制度   こちら

関連サイト:外国投資家から投資を受ける上での留意点について   こちら





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Last updated  2025.12.01 07:00:08
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