東方見雲録

東方見雲録

2025.12.01
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カテゴリ: 政経



日銀の植田和男総裁は1日、18〜19日に開く金融政策決定会合で「利上げの是非について適切に判断したいと考えている」と語った。企業の賃上げ継続に向けた動きが現時点では順調に進んでいるとの認識を示したうえで、会合までにさらに情報収集に取り組む意向を示した。

1日、名古屋市で開いた金融経済懇談会で講演した。日銀が1月以来となる利上げに動くと政策金利は0.75%になる見通し。その場合でも物価変動の影響を加味した実質金利でみると低い状態にあり「政策金利を引き上げるといっても緩和的な金融環境の中での調整だ」と説明した。「景気にブレーキをかけるものではない」と述べた。

「遅すぎることも早すぎることもなく緩和の度合いを適切に調整する」ことによって、金融市場の安定と2%の物価目標のスムーズな実現、さらには息の長い経済成長につながると論じた。そうすることで「政府と日銀の取り組みを最終的に成功させることにつながる」と訴えた。高市早苗政権に利上げへの理解を求める発言といえる。

植田氏は10月の決定会合後の記者会見で、利上げ判断で来年の春季労使交渉(春闘)の「初動のモメンタム(勢い)」を重視する考えを示した。1日の講演では、今年度の最低賃金が前年比5%超と過去最高の伸びになったことに触れ「賃上げの裾野を広げる方向で作用する可能性が高い」と指摘した。

連合が春闘の賃上げ率を全体で5%以上とする目標を掲げたことや、経営者側でも経団連が賃上げの「さらなる定着」という方針を示したことにも言及した。景気を支え、安定的な物価上昇につながる賃上げの継続に自信をのぞかせた。

外国為替相場については「物価の上振れ・下振れ双方の要因となる」と語った。足元の円安基調が長続きすると輸入物価の押し上げにつながり、消費者物価の上昇にも寄与する。「(人々の)予想物価上昇率の変化を通じて基調的な物価上昇率に影響する可能性があることに留意が必要だ」とも述べた。

足元の国内外の経済情勢については「世界経済の大きな下押し要因と考えられていた関税政策の影響はこれまでのところ、さほど顕在化していない」との認識を示した。理由として、米国と各国が通商交渉で合意し先行きの不確実性が下がったことに加え、米国の消費の底堅さや活発な人工知能(AI)関連投資を挙げた。

「国内でも企業収益に与える影響が限定的との見方が増えつつあり、先行きの不透明感は次第に薄れてきている」と語った。


引用サイト:日経新聞   こちら

関連サイト:高市首相「いいから黙って全部ワタシに投資して」“進撃の巨人”のセリフで日本への投資を呼びかけ こちら
高市首相は1日、サウジアラビアの投資研究所が主催する国際会議で挨拶し、現地で人気を集めるアニメのせりふを引用して日本への投資を呼びかけました。

高市首相:

本日は『進撃の巨人』の有名なセリフを借りて、私のスピーチの結びとします。『いいから黙って全部私に投資して!』

高市首相は、「日本経済の供給構造を強化し、世界の資本が流れ込む好循環を生み出していく」と述べ、民間投資を後押しする考えを強調しました。

関連サイト:片山財務相や小池都知事、「砂漠のダボス会議」で日本への投資アピール こちら
[東京 1日 ロイター] - サウジアラビアが主導し「砂漠のダボス会議」と呼ばれる「未来投資イニシアチブ(FII)」の会合が1日、東京都内で開かれた。片山さつき財務相は、日本では上場企業の行動原則を示した「コーポレートガバナンス・コード」の改訂などが成果を上げてきているとアピールし、「あらゆる海外投資家にとっての魅力を高めていく」と述べた。

片山氏は「日本を世界有数の資産運用拠点として位置づけるために進めている取り組みは成果を上げつつあり、世界の投資家からの関心が高まりつつある」と指摘。「コーポレートガバナンス(企業統治)改革は、依然として重要な優先課題だ」と述べた。政府がAI(人工知能)・半導体など17の戦略分野を掲げていることも紹介した。

関連サイト:木原官房長官「適切な金融政策運営を期待」 日銀総裁の「利上げの是非判断」発言で こちら
日本銀行の植田総裁は1日の講演で「政策金利を引き上げるといっても、緩和的な金融環境の中での調整であり、景気にブレーキをかけるものではない」との認識を示した上で、今月18日・19日に行われる金融政策決定会合に向けて、「利上げの是非について適切に判断したい」と述べました。



関連サイト:日経平均株価、一時1000円超下落…4万9200円台を推移 こちら

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週明け1日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(380回債、表面利率1・7%)の利回りが一時1・855%に上昇した。日本相互証券によると、2008年6月以来、約17年半ぶりの高水準。

日銀の植田和男総裁が1日、名古屋市での地元経済団体との懇談会で、月内に開く次回の金融政策決定会合で「利上げの是非について、適切に判断したい」と言及した。市場では、日銀が早期の追加利上げに踏み切るとの観測が強まり、国債が売られ、利回りが上がった。





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Last updated  2025.12.01 20:00:32
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