東方見雲録

東方見雲録

2026.01.20
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カテゴリ: 科学



研究チームはまず片方の装置で「写し替えたい情報を載せた光」を用意し、もう片方の装置で「量子もつれした光のペア」を用意しました。その上で量子もつれを利用した手順によって、最初の光が持っていた量子の状態がもつれペアのもう片方へ写し替わったとしています。

研究チームは光を通信に向いた周波数にそろえるため、光の波長を変える周波数変換器を使い量子の情報を保ったまま光の波長だけを変えたそうです。装置の働きについて科学系メディアのStudy Findsは「翻訳機のように波長だけを変えて量子情報は保つ仕組み」と説明しています。

欧州委員会の研究情報サイトであるCORDISは、研究チームが光を「1515nm」という通信向きの波長へ変換し、普段インターネット接続で使われている光ファイバーと相性がいい条件に寄せたことを指摘しています。また、CORDISは「普通の信号を送ったのではなく、光の量子状態を写し替えた」という点を強調しました。

CORDISによると今回の実験の成功率は「72.1%」で、量子を使わずに「それっぽく見せる」場合の目安とされる「66.7%」を上回りました。CORDISはこの差を「量子テレポーテーションが成功した」根拠として扱っています。論文上でも、写し替えがどれくらい元の状態に近いかを表す忠実度を用いて、量子テレポーテーションが成立したと評価しています。

一方でStudy Findsは「成功の頻度が1時間に数回程度だった」と書いており、現状は成立条件を示した段階だと伝えています。さらに「実験には摂氏マイナス260度台の極低温が必要だった」ともStudy Findsは述べています。CORDISも波長変換の仕組みが複雑でコストがかかりやすい点、極低温が必要な点を課題として挙げています。
引用サイト: こちら

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Last updated  2026.01.20 12:35:15
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