東方見雲録

東方見雲録

2026.02.08
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カテゴリ: ランドスケープ



使用開始日    1996年8月8日
意匠図案説明   上野駅、西郷隆盛像、アメヤ横町を描く
開設場所     〒110-0005 東京都台東区上野6-15-1
引用サイト: こちら

西郷隆盛像

明治維新の指導者である西郷隆盛は、明治10(1899)年の西南の役で、天皇や朝廷に敵対する勢力である朝敵となり死亡しますが、5年後には許されて朝敵ではなくなりました。その後、明治22(1889)年には大日本帝国憲法発布に伴う大赦で復権しています。大赦の翌年という早いタイミングで銅像をつくる話が出ているのは、隆盛を慕う人がそれほど多かったということでしょう。なお、銅像建立の募金の際は、明治天皇も金一封を出しています。
西郷隆盛像は鹿児島県霧島市溝辺町の西郷公園や鹿児島市の像も有名で、それぞれ風格のある雄姿を見せています。
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隆盛が維新第一等の功臣であり、また江戸城無血入場を実現したという理由で、皇居の近くに建立したかったようなのですが、既に復権していたとはいえ、まだまだ周囲の反感が強かったそうです。
そのため、戊辰戦争の戦闘の一つである上野戦争において、黒門口の戦にて薩摩兵が奮戦したゆかりの土地ということから上野が選定されたといいます。

西郷隆盛像の傍らにいる犬を作ったのは、高村光雲に木彫を習った後藤貞行(ごとうさだゆき)です。貞行はもともと軍馬の種馬の研究をしており、陸軍軍馬局などに勤めていました。そして馬好きが高じ、馬を絵や立体で再現するために試行錯誤する中で、木彫という手法に出会ったそうです。
そんな彼は動物、とりわけ馬の彫刻を大変得意とし、東京美術学校に勤務した後は、皇居外苑にある楠木正成像の、正成がまたがる馬などを制作しています。後藤貞行の手による動物たちは、リアルで躍動感がありつつも非常に緻密で、作者の技量とモチーフへの深い情を感じさせます。
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和装の着流し姿で愛犬ツンを伴っている西郷隆盛像は、ご近所の散歩をしているようで親しみを感じますが、実は兎狩りに出かけているところで、腰には兎罠を挟んでいます。薩摩犬は飼い主に充実で泳ぎがうまく、イノシシ猟などで活躍する猟犬だったと言いますので、ツンも単なるお供ではなく、追い込み猟で活躍する猟犬だったのだろうと思います。なお、薩摩犬は現在絶滅してしまったとされています。

引用サイト:藝大アートプラザ  こちら

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Last updated  2026.02.08 08:19:02
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