東方見雲録

東方見雲録

2026.03.09
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カテゴリ: 文化

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資産運用業務に従事する金融機関が投資家に対して負う責任のこと。受託者責任ともいう。金融機関の在り方を示した概念。

金融庁は金融機関に対し、フィデューシャリー・デューティーを果たすことを求めており、金融機関は真に投資家のためになるように、商品開発や運用、販売を適切に行うべきとしている。

金融庁は、投資家本位の業務運営を行うためのプリンシプル(原則)に盛り込むべき事項として、以下の7項目をあげている。
(1)顧客本位の業務運営に係る方針の策定と公表、
(2)顧客の最善の利益の追求、
(3)利益相反の適切な管理、
(4)顧客が負担する手数料等の明確化、
(5)重要な情報の分かりやすい提供、

(7)従業員に対する適切な動機づけの枠組み等。
引用サイト: こちら

関連サイト:日本の金融に接ぎ木されたフィデューシャリー・デューティー  こちら
英米法におけるフィデューシャリーの意味
 英米法の世界には、フィデューシャリー(fiduciary)と呼ばれる特殊な職業人の類型があります。フィデューシャリーを規定する本質的な要素に関しては、専門的な議論が様々になされ得るでしょうが、決定的に重要なのは、顧客は、フィデューシャリーに対して、具体的に定義された業務ではなく、抽象的な目的の達成を依頼するだけなので、フィデューシャリーは職務の成果を保証し得ないことです。つまり、結果責任を負い得ないフィデューシャリーに対して、特別に重い行為責任を課すところに、法律上の意義があるわけです。

 例えば、フィデューシャリーの代表例は弁護士なのですが、顧客は、訴訟遂行の代理を弁護士に委任するとき、訴訟の結果について何らの保証も得られないにも関わらず、包括的に訴訟戦略を一任するのですから、そこには、明らかに、高度な信頼があるわけです。故に、弁護士は、その信頼を守るべき義務を負うのですが、その義務の内容とは、要は、専らに依頼人の利益のために、最善をつくして訴訟遂行することになるのです。

 一般に、フィデューシャリーは、この弁護士の立場と全く同じように、仕事の成果を保証し得ない状況において、顧客からの高度な信頼のもとで職務を遂行するのであって、顧客に対して、専らに顧客の利益のためにのみ働くこと、および最善をつくして働くことという二つの特別に重い義務を負うのです。逆にいえば、顧客からの高度な信頼を守るために、特別に重い義務を負う職業人がフィデューシャリーと呼ばれるわけです。 

関連サイト:大義はなぜ人間には必要なのか?   こちら
「大義」が時に危険な側面を持つことを認識しつつも、人間社会が「大義」なしには成り立たない理由は何でしょうか。それは、人間という存在の特性と、集団行動のメカニズムに深く根差しています。

1. 集団行動の調整と推進

人間は社会的な動物であり、単独で生存することは困難です。複数の人間が協力し、共通の目標に向かって行動することで、より大きな成果を生み出し、生存と発展を可能にしてきました。この集団行動を円滑に進めるためには、個々人のばらばらの動機や意見をまとめ上げる求心力が必要です。その求心力こそが「大義」なのです。



意思決定の効率化: 複数の選択肢がある中で、どの道を選ぶかを決める際、「大義」は判断基準となります。「この『大義』に最も沿っているのはどれか?」という問いは、意思決定を効率化し、迷いを少なくします。

困難の克服: 目標達成の過程には、必ず困難や犠牲が伴います。しかし、「大義」が明確であれば、人々はその困難を乗り越え、犠牲を受け入れる覚悟を持ちやすくなります。

2. 存在意義とモチベーションの提供

人間は、単に物質的な充足だけでなく、精神的な充足や自己実現を求める存在です。自分が何のために生きているのか、自分の行動に意味があるのかという問いは、多くの人にとって重要です。「大義」は、この問いに対する答えを与え、人々に存在意義や生きがいを提供します。

自己犠牲の動機付け: 「大義」は、個人的な利益を超えて、他者や社会のために行動する自己犠牲の動機付けとなり得ます。例えば、災害支援活動や人道援助活動に参加する人々は、より大きな「大義」に突き動かされています。



アイデンティティの形成: 個人が特定の「大義」を支持することは、その人のアイデンティティの一部を形成します。自分が何者であるか、どのような価値観を持っているかを明確にする手助けとなります。

3. 規範と秩序の維持

「大義」は、社会や集団における行動の規範となり、秩序を維持する役割も果たします。何が許され、何が許されないのかという境界線を明確にし、集団内の混乱を防ぎます。

行動指針の提示: 「大義」は、個人や集団がどのような行動を取るべきか、具体的な指針を示します。

逸脱行動の抑制: 「大義」に反する行動は、集団内で批判されたり、罰せられたりする対象となり、結果的に逸脱行動を抑制する効果を持ちます。

紛争の調停: 集団内部で意見の対立が生じた際、「大義」を基準として議論し、紛争を調停する試みが行われることがあります。

このように、「大義」は集団の形成と維持、個人の精神的な充足、そして社会秩序の維持に不可欠な要素です。人間が「大義」を求めるのは、まさにこれらの本質的なニーズに応えるためなのです。





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Last updated  2026.03.09 07:00:09
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