サンクトペテルブルグは1703年にピョートル大帝によって建設された埋め立て都市である。
ピョートル大帝はオランダ好きだったから、「北のペニス」より「北のアムステルダム」にしたかったらしい。
夏の離宮「ペテルゴフ」に向かう。
5月-10月の期間中のみ運行の水中翼船。
(冬期は凍るし、噴水もやってない。)
もっと汚い船を想像していたので、新しく、綺麗な船を見たときにはホッとした。
結構速いし、揺れもなく、快適だった。
35分でペテルゴフに着く。
遠ーく、遠くに宮殿が見える。
おー、なんだか整然としてとっても神々しい風景だ。
ここもドイツによって完全に破壊され(美術品は壊されるか略奪)終戦後長い時を経てやっと復元された。
(噴水の治水施設も爆破されてしまった。ほんとにっ、もうっ)
宮殿までの道のりは結構長いものの、空気が市街より澄んでいるし、また30度だけれど、木陰を歩いて行けば気持いい。
(右は木炭を使う湯沸かし器。道端でドライバー相手にお茶を売ってる人を何組か見た)
宮殿内部の見学から。
★ここでも豪華な階段★
(段々見慣れて来てありがたみが薄くなってるー)
★ヴェルサイユを意識した広間★
スウェーデンには勝ちたい、ヴェルサイユみたいな宮殿を作りたい、オランダみたいな船を作りたいで、ピョートル大帝はいくらお金があっても足りない。
色々な物に税金をかけ始め、最後には髭(ひげ)税まで徴収した。
★ダイニング★
他の国と比べて食器のラインが随分丸みをおびていて可愛い。
★なんだっけ・・・★
エルミタージュより何故か落ち着く。
2mを超える大男の大帝が次から次と新しいことを思いつき、ロシアの慣習を打ち破っていく様を貴族や聖職者たちはわなわなしながら、呆れながら見ていたことだろう。
外科手術、歯医者の道具を持って、患者を探していたのはこの宮殿だったろうか。
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