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宅建主任者の登録を受ける為に神戸へ行った。 実は、主任者としての登録を今までしていなかったのだ。 阪急花隈駅から歩いておよそ5.6分の所に取引主任者講習センターがある。 JR元町駅からもおよそ同じ位の距離だ。 そこで、一日退屈な講義を聞いた。 お昼は元町の南京町まで歩いていき、おいしいものをたらふく食べたものだから 午後の講義は死にそうになるくらい眠くなってしまった。 長い講義からやっと解放され、花隈駅へと向かう。 この花隈駅は前時代的ですっかり寂れた地下駅である。 賑やかな観光地にある駅でありながら、日中人気もほとんど無く不気味なくらいだ。 大阪の地下鉄は通勤の為毎日乗車しているのだが、 地下を通る阪急電車に乗ることは普段の生活においてはほとんどない。 小学生~高校生の頃、母に連れられて京都の従妹の家へよく遊びに行った。 阪急大宮駅が最寄の駅だった。 大宮駅も地下にあり、なんとなく花隈駅と似てなくもない。 その後母が亡くなり、母の妹である叔母とも徐々に疎遠になったので 阪急京都線を利用する機会はほとんど無くなってしまった。 古びた阪急の地下ホームでは、何故か妙に懐かしいような郷愁が漂う。 遠くから電車が近づいている。 地底から湧きあがり、うねるように交差する風の轟音が徐々に大きくなって行く。 それは大阪の地下鉄とは全く違う音だ。 私はこの音が好きなのだ。 敗残と絶望の交じり合ったような、切なく苦しい心の痕跡。 聞えてくる。 空気がないまぜになり、私の小脳に直接働きかけ、茫漠たる深い闇へ引き込まれてゆく。 ほんの数分のことだったけれど、そんな瞑想的な気分で電車待ちをしていた。 大宮での、嫣然とした母との思い出が、少しばかり私の心に纏わりついたからかもしれない。
2003年10月20日
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私は虫が大嫌い! ゴキブリ、ムカデに蜘蛛にハエに蚊! 誰でも嫌いだと思うけれど、筒井康隆だったら好きだと言うかもしれない。 でも、愛玩?昆虫は大好きなのだ。 くわがた、かぶとむし、鈴虫等など。 いつものことだけど、ものすごく可愛がり愛情を注ぎすぎてしまう。 一夏が終わり、彼らが死んでしまうは当然のことなのに、ずっとめそめそ泣きつづけてひどく落ち込む。 ある時、小さなくわがたをなんとか越冬させようと、夏の終わりからヒーターをつけて延命策をこうじた。 甲斐あってか、12月半ばまで生きていたけれど、程なく落命してしまい、余計に哀しさが募ってしまった。 それなら、もう飼わなきゃいいんだけど、またついつい世話してしまうんだなぁ。 懲りずにさ。
2003年10月19日
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朝は駅まで車通勤しているんだけど この間、座席のダッシュボードの前面に蜘蛛くんが巣を張っていた。 変なねちょねちょしたものがあるもんだから 気持ち悪くてティッシュですぐ拭こうとしたら 小さな芥子粒みたいなものが突然目に入った。 「なんじゃ、これ?」 「ひゃぁー、く、くもだ~」 朝から大声を上げてしまった。 なんと、蜘蛛くんは一晩かけてアートフルな大作を車内に一生懸命こしらえたわけだ。 なんだか、あまりに気の毒でその蜘蛛の糸をぶち壊してしまうのは、さすがの私も心が引けた。 だが、仕方あるまい。 蜘蛛くんを潰さないようにそっと捕獲し、外界へと救出した。 彼の作品は結局私のティッシュの中へと収まってしまった。 ごめん、蜘蛛くん。 恩返しどころか代々祟られたらどうしよう。
2003年10月18日
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