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koshka0467

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2005/01/13
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カテゴリ: 観劇記
アルバート通りという観光地の真ん中にあるヴァフタンゴフ劇場で


『トゥーランドット』といえばプッチーニのオペラが有名ですが、
この劇場で上演されるのは、そのもととなった
カルロ・ゴッツィという18世紀イタリアの喜劇作家の作品。
それはまたペルシアの古物語を下敷きにしているのだそうです。
そのストーリーはというと、
ペキンの皇帝の娘トゥーランドットはその輝く美貌のため
求婚者がひきもきらず押し寄せるけれどもひどい男嫌い。

そこに身分を隠して果敢に挑むのがアストラハンの王子カラフ。
彼は3つの謎を解き、今度は逆にトゥーランドットに対して、
自分の名を当てよと求めるのです。
姫は策を用いて名を聞き出そうとしますが、さていかに…

ペキン、アストラハン、サマルカンドなど実在の地名が出てくるものの、
おとぎ話なのでそれほどの写実性はなし。
特にヴァフタンゴフ劇場版は、まるでおもちゃの国のような演出です。
1922年にヴァフタンゴフが上演した様式を継承しているようで、
ソ連時代とはいえ、ネップ期にはこれほど
色鮮やかでコミカルかつ弾むようなお芝居が上演されていたんだなぁ
ということがわかって、なかなかおもしろかったです。


モスクワの芝居って昔のままの演出のが多いけれども、
今どきのロシア人はあれを観ていてなんとも思わないんだろうか?

ちなみにチケットはいちばん安い100ルーブル(=400円)。
これくらいだと気楽。3階の最後列だったけどよく見えたし。





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Last updated  2005/01/18 07:04:19 AM
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